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宮城の坂道集…大年寺の裏坂…(仙台市太白区)

大年寺とは

仙台市太白区、長町から北へ進んだ町はずれにある「大年寺(だいねんじ)」

藩政の時代は、藩主である伊達氏の庇護をうけ大いに繁栄したそうです。

表側には大きな門があり、そこをくぐるとかなり長い石段があります。

 

 

筆者は地元の高校の陸上部の出身なのですが、冬季はこの大年寺までジョグで来て、石段を10本、駆け上がる練習を恒例的に毎年行っていました。

筆者の陸上部だけでなく、周辺の少年野球チームの子供達が石段を駆け上がったりしている風景もよく見かけるところです。

また、そこまで本気ではなくとも、ハイキングにゆくような格好で登っておられる方も多く見かけます。

単に参詣にとどまらず、様々な面で地域の皆さんに愛されている寺社なのだなと感じます。

大年寺の裏坂

この大年寺に、裏側からアクセスする坂があります。

この坂が、かなりの激坂で、筆者のお気に入りです。

ストラバだと、セグメント「野草園坂」として存在します。距離0.57km、平均勾配11.6%です。ストラバのグラフで見る限り、最大勾配は18%を超えます

 

 

愛宕大橋の交差点から向山方面へ登ってゆく途中、かつてスーパーサンマリがあったところの手前で左に入り、登りはじめます。

 

 

▲スタート地点。野草園の看板が目印です。

最初はかなりの急登。34-25T、車重10kgのアルミロードだと、シッティングでギリギリ登れないことはないですが、荷重を使ったダンシングで登りたくなるような坂です。

 

 

最初の急勾配を乗り越えると、左手にどこかの寮のような建物が見えてきて、ほんのすこし勾配が落ち着きます。とはいえ、平坦になるようなことはなく、かなりの勾配が続きます。

 

 

しかし、最後にもう一度かなりの急勾配が待ち受けているので、この部分であまり全力を出しすぎないのが重要です。

最終盤、前述のとおりもう一度急勾配になります。このへんは路面も悪く、ウェットコンディションだと後輪が滑ってしまうこともあるレベルの勾配です。

 

 

この最後の勾配をなんとか乗り越えると、一時停止が出てきて、ゴールです。野草園のロータリーに出てきます。

 

 

所要時間については、FTP5倍ちょうどくらいの筆者の脚で、何本か登るインターバル練習のうちの一本で、概ね2分50秒くらいのことが多いかな、という感じです。

 

注意点として、この坂は一方通行です。いちど登りはじめたら、引き返さないようにしましょう。

また、交通量は少ないですが、皆無ではないです。

とくに最後の急勾配のところで車がくると大分おまたせしてしまうことがあるので、後ろからエンジン音が聞こえたら休むダンシングでいったん速度を落としてやり過ごすなどしたほうが無難だと思われます。

 

 

※本記事は「宮城ヒルクライムポータル」の1記事となります。他のヒルクライムスポットのご紹介は下記アイコンより。

 

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