※あまり綺麗な話でないことを御承知おきください。しかし、結構切実な問題と思っているので書く次第です。
サイクリングは楽しいですが、下痢に悩まされる方が一定数おられると思います。というより自分自身がそうです。
あまり大層な病名を自分に冠するのも好きではないですが、(比較的軽度な)過敏性腸症候群というものだと思います。
この記事では、自分の経験を通じて、サイクリングにおける下痢への対処法について記載してみます。
目次
はじめに:なぜサイクリング中に下痢になるか
ロードバイクは、全身運動です。
路面からの衝撃などにより、胃腸も揺れることになります。
また、腰を使う運動です。丹田に力を入れます。
そうすると、胃腸が刺激されます。
下痢と便秘を連続で繰り返すような過敏性腸症候群の場合、この刺激がきっかけとなって一気に下痢の側に触れる場合があります。
また、ロードバイクに乗ることで延々とお腹に風を浴びることになります。
脚なども冷えます。
そうすると、下痢に繋がる場合があります。
大きく、この2点が自転車に乗っているときの下痢の原因でしょう。
サイクリング中の下痢を防ぐ:前日の食事
人によりけりでしょうが、私の場合だと前日に豚骨ラーメンを食べるとかなりの確率で次の日は下痢になります。
ヨーグルト等色々試しましたが、結局いちばん良かったのは「たっぷりと野菜を食べる」ことです。前日だけでなく、日常的に。
ただ、育ってきた環境などで胃腸の性能は千差万別でしょうから、医療の専門家でもない私が一概に何がいいというのも難しいです。
なにを食べると下痢を起こす、何を食べると起こしにくいというのはひとつひとつ実証実験するしかないと思います。
サイクリング中の下痢を防ぐ:前日の夜
まずは、お腹を冷やさない事が重要です。
あとは、脚も冷えると下痢に繋がりやすくなるように思います。
そして、睡眠時間も重要です。
これは筆者の場合ですが、睡眠6時間を切ると一気にお腹の調子が悪くなります。
案外難しいのが夏の夜です。
冷房をかけすぎるとお腹が冷えますが、かけないと暑くて眠れるものではなく十分な睡眠時間を確保できません。
サイクリング中の下痢を防ぐ:気をつけるべきポイント
実際に乗っている時、気をつけるべきポイントは風と温度変化です。
とくに下り坂ではお腹が冷えやすいです。
ヒルクライム後のダウンヒル等は汗冷えもあり、それだけでかなりお腹の調子を損ねることが多いです。
また、ヒルクライムの場合標高の変化による温度低下で、お腹を冷やす場合もあります。
平坦でも、向かい風などで一気にお腹が冷える場合があります。
これらに対して、対応する方法は「腹巻き」がよいです。
しかし、腰を束縛するせいで腰痛に繋がりやすい面があります。
また、出力も多少落ちます。
然程かさばるものでもないので、サドルバッグなどに潜ませておいて必要なシチュエーションでのみ装着するくらいがちょうどいいと思います。
サイクリング中の下痢:どうしようもない時
いくら対策を打っても、どうしようもないシチュエーションというのがあると思います。
そんな時は、とりあえずまず停車したほうがいいです。
御手洗が近くにあるならば別ですが、動かないほうがお腹には来ません。
下痢を起こしやすい自覚のある方は、「ピシャット」「ストッパ」等の下痢止めをひとつ忍ばせておくと良いです。
停車したら、それらを飲みましょう。
ものによっては運転禁忌でもありますので、しばらくは安静にしましょう。
本当にどうしようもない時
公共の場所で排出すると軽犯罪法違反(26条)です。露出した場合は公然わいせつ等にも引っかかるでしょう。
しかし、現実問題としてどうしようもなくなって排出する場合であれば犯罪として裁かれる事はまず無いものと思います。
※保証は出来ません。
いずれにせよ、このようなシチュエーションに陥ることがないようにしたいものです。
以上です。
下痢と無縁の、楽しいサイクルライフを送っていただければと思います。