昨年に引き続き、今年も「牡鹿半島チャレンジライド」に参加させていただきました。
目次
はじめに:牡鹿半島チャレンジライドとは
牡鹿半島は、宮城県の東部、石巻市にある、太平洋に突き出したような半島です。牡鹿半島はクジラが特産品で、鮎川で食べられるクジラ料理は絶品です。
海を渡って反対側には金華山という鹿がとても沢山居る島があったりします。余談も過ぎますが、金華山で冬口に催行される鹿の角切りというイベントは大迫力なので一見の価値ありです。
また、猫の楽園として有名な田代島も牡鹿半島の付近に位置します。
牡鹿半島にはコバルトラインというワインディングロードがあり、サイクリストやバイク乗りの皆さん、ドライバーの皆さんにも愛されている土地です。
牡鹿半島チャレンジライドでは、コバルトラインの序盤4km弱、大六天駐車場迄の区間を封鎖してヒルクライムTTを行います。
そのうえで、大六天駐車場から鮎川までファンライドを楽しみ、鮎川でお昼を頂いて帰りも鮎川から女川までファンライドを楽しみます。
牡鹿半島チャレンジライド①ヒルクライムTT
スタートまで
当日は朝4時起床。アクセスは、昨年までは石巻住まいだったため自走でしたが、今年から仙台に住んでいるので輪行です。
朝5時18分の仙石線に乗って7時半前に女川に着きました。
受付を済ませてゼッケンを貼って、近くの道を往復して8kmくらい走って軽く身体を温めました。
(早朝の、穏やかな女川港)
自分はゼッケン番号が後ろの方でかなり後発のスタートでしたが、昨年よりもヒルクライムスタートの待ち時間がかなり少なく、とてもスムースに自分の番が回ってきました。
女川駅前からスタート地点まで走り、チェッカーフラッグに振られてスタート。
クリートをはめ損ねかけましたが、スタートから計測開始区間まで多少距離があって助かりました。
昨年はスタート時にサイコンのラップを切り忘れたので、今回はその点も忘れずにしっかり押しました。
スタート ~ 9%直登
スタートから約30秒程度は600wにいかない程度でダンシング。勢いがついたあたりでシッティングに移行。
スタートから1分も経たないうちにBPM190まで行って少しやり過ぎたかなと思いましたが、10分かからないことは分かっているので潰れる心配等はあまり考えないことにして、積極的に踏んでいきました。
ケイデンスを100超で保って、パワーは400wを下回らないように踏む程度を目安に走っていました。
中盤のワインディング
9%の直登が終わると、そこからは少し斜度が緩むワインディングです。斜度が緩むとどうしても激坂ほどのパワーは出しにくくなり、じわじわと平均PWが下がってくる区間です。
ここで難しいのはギア選択です。インナーだと回しきってしまう事があるのですが、いちいちアウターに入れていると少しですがロスします。また、ケイデンス一定で走るのも難しくなります。
アウターにあげた区間は皆無ではないですが、今回はほとんどインナーのまま引っ張りました。
心拍は193の表示が多くなり、一時的に195まで上がる事もありましたが、もうここまで来たら気にしても仕方がないので気にせず。
とにかくパワーだけを見て平均からできるだけ下回らないように踏みました。
終盤のくだり
最終盤がくだりです。どうしても登りほどのパワーは出ないので平均PWは少しずつ下がっていかざるを得ませんが、ここまできたらもう精神力で踏むだけです。
突っ込むように緑の計測終了マットを踏んで、ゴール。
(大六天駐車場より)
リザルト
8分59秒でした。
77人というそれほど多くない人数の中ではありますが、今年も1位を取れました。
ゴールで止める余裕はなく、空走1分くらいが入ってしまっていますが、それを含めた走行ログは上記のとおりです(cf.体重は63kgです)。
牡鹿半島チャレンジライド②ファンライド
コロナ対策の観点から、ファンライドは回復した人から順次スタートする、特段のまとまりはない緩い方式です。
大六天駐車場からはかなり遅い出発でしたが、登りでどんどん抜いて御番所公園の手前で先頭グループに追いつきました。
ファンライドと言いつつ登りがあるとつい頑張ってしまうのはサイクリストの性だと思います。笑
御番所公園は絶景。
この世の楽園のような、といっても大袈裟ではないと思います。ずっとここに居られたらどんなに幸せかと思えるような絶景でした。
後ろ髪を引かれる思いで御番所公園を後にして、海に向かってくだってゆきます。
鮎川の町まで降りて、おしかホエールランドで昼食。昨年と同じくエビフライ弁当、クジラのユッケ丼、ローストビーフ丼の選択でした。
筆者は昨年同様エビフライ定食を選択。さくさくのエビフライや、穴子の蒲焼など、とても美味しいお弁当でした。
(ホエールランドより鮎川港)
鮎川でお昼を食べたのちは、海沿いに戻っていって、途中からコバルトラインに合流して女川に戻りました。
牡鹿半島チャレンジライド③感想など
先ずは未だコロナ禍も収まらない時勢のなか、開催を実現していただいた運営の皆様ありがとうございました。
また、毎年サポートしてくださっているボランティアの皆様にも頭が下がります。誠にありがとうございました。
牡鹿半島は、自然溢れ交通量も少なく、自転車を楽しむ環境としては県内でも指折りの好環境だと考えています。
そんな牡鹿半島で、このようなイベントを楽しめるというのはとても素晴らしい事だと思います。
レースは序盤のみで中盤以降はファンライドではありますが、舞台がアップダウンのある牡鹿半島なので、本格派のレース勢でも充分楽しめるイベントであるとも感じています。(参考:当日のTSSは160くらいでした)。
今年は参加者が昨年より少なかったのが僅かに残念だったところですが、良いイベントであるのは確かなので来年以降も末永く続いて欲しいなと、感じております。
筆者は石巻を離れましたが、来年も都合さえつけば、ぜひ参加させていただきたいと考えております。その際はまた、よろしくお願いいたします。