"GRIMPEUR"

…グランペール…

定峰峠ヒルクライム2024 年代別6位でした。

目次

はじめに:定峰峠ヒルクライム2024とは

定峰峠ヒルクライム2024:筆者のレース前

定峰峠ヒルクライム2024:筆者のレース

定峰峠ヒルクライム2024:所感

 

はじめに:定峰峠ヒルクライム2024とは

定峰峠ヒルクライムは、埼玉県は東秩父村の定峰峠(さだみねとうげ)を舞台としたヒルクライムレースです。

定峰峠は埼玉のサイクリストの皆さんにとっては練習のメッカのような峠であるようで、そんな、サイクリストに愛される峠でのレースとなります。

練習のメッカのような峠、というと初心者の方などはハードルを感じるかもしれませんが、距離・勾配とも程よい峠で、難易度自体はそこまで高くありません。

250人程度と比較的小規模な、和気あいあいとした大会であることもあり、初心者の方でもエントリーし易い大会だと思います。

今年で開催は2回目。同日に檜原ステージもありましたが、今年は全国区で有名な方も参戦するなど、昨年よりも層が厚い感のある大会でした。筆者は昨年(年代別4位)に引き続きの参加です。

昨年は白石峠を過ぎたさきの堂平展望台まで(距離12.8km、獲得標高678m)でのレースでしたが、今年は調整ができなかったようで、白石峠までで11.3km。1km強、時間にして5分程度、短縮されたコースでのレースでした。

 

▲目次に戻る

定峰峠ヒルクライム2024:筆者のレース前

練習等

八幡平ヒルクライムが終了後、正直なところ少しモチベーションが低下気味ではありました。練習は量質とも変わらず続けていましたが、食事は再びお菓子を食べるようになってしまったりする等、少し甘さが見え始めていました

(美味しかったです。)

そして、初めてコロナに罹患しました。罹患したのが9月の三連休の週の月曜日で、医療機関からの案内に従って28日まで休み、9月29日(日曜出勤…)から職場復帰。

(思い出したくもない…)

練習は職場復帰より少し前から、感染拡大を考慮しなくてよいローラーによって再開していましたが、復帰当初は200wで踏むのも辛い始末。レースの週も300wを出すと1分で肺が限界を迎えるような状態でした。

週後半には段々と良くなり、レース前日には280wで40分くらいは踏めましたが、罹患前日に280wで80分踏んでいたことを考えると万全とは言い難い状態でした。

正直、今回は雰囲気を楽しんで、完走出来れば……というくらいのモチベーションでの出走でした。レース前日にそれなりに追い込んで走っているとおりですが、調整も特段せず。

 

移動、前日等

移動はいつも通り新幹線輪行。

(仙台牛弁当。仙台牛はA5等級の高品質な牛です。お米はもちろん、うまさにいちず宮城米。)

大宮から川越線、東武東上線を乗り継いで峠の麓の小川町へ。小川町では、昨年も宿泊させていただいた「小川宿 鴻倫」さんに宿泊しました。

(鴻倫さん)

昨年も紹介のとおりですが、築100年の旅館を改装した、とても雰囲気のよいお宿です。

ホスピタリティ溢れる女将さんにお出迎えいただき、和やかな時間を過ごせました。

夕食は、宿近くの「餃子工房一栄と精華」さんへ。

翌日レースなのもあってご飯大盛りをお願いすると、漫画に出てきそうな大盛りご飯。餃子も、その辺のチェーン店の餃子の1.5倍はあろうかという大きさ(5個でハンバーグ並み、と店内に書いてありましたが、その通りだなと思える大きさでした)で、味もとても美味しく、大満足でした。

(奥が筆者)

食べ過ぎて少しお腹が苦しく、寝つくまでに時間がかかりましたが、5時間弱は眠ることができ、当日は4時に起床。あまり空腹を感じませんでしたがおにぎりを3つ食べ、5時頃に宿を出てまだ暗い道を会場へ向かいました。

会場に着いてからは、手荷物を預けてアップ。20分程、裏山を何往復かして、会場から少し離れたスタート地点までもそれなりの強度で走りました。

300wくらいで数分走ったところでパタッと脚が止まり、ああ不調だな…という感じでしたが、まあ今回は仕方ないかという思いでスタートを待ちました。

 

▲目次に戻る

定峰峠ヒルクライム2024:筆者のレース

エントリー順にゼッケンナンバーを振ったようで、ゼッケンナンバー順に整列しました。男子18-39歳の部は人数が多かった為、全体を2グループに割ってのレース。

この分け方に対しては、申告タイム順にして欲しかった…という声も聞かれました。速い人とまとまって走った方が当然ながら速く走れるものですが、自分の組に速い人がいないとそれが難しくなります。

順位を狙う層にとっては、あまり嬉しくないグループ割りだったように思います。

 

定峰は、スタート直後はほぼ平坦に感じられるような、緩い勾配です。35km/h程度で流れるような、ロードレース感のある序盤になります。

筆者が一番苦手とするところですが、とりあえずちぎれることはなく、2回ほど前を引いたりもし、序盤を乗り切りました。

序盤でかなり積極的に引いていた方が8分くらいでちぎれ(レース後にお話をお伺いしたところ、昨年中切れしてしまったため今年はしないように頑張った…とのこと)、人数は4人に。昨年年代別2位だった方と、明らかに強そうな方と、未知数ながら序盤積極的に前に出ていたあたり実力は明らかにありそうな方と、自分…という4人です。登りに入った時点で、既に結構辛いものがありました。

やはり調子悪いのかなと思いつつパワーメーターを見ると、ラップAVGが330w(筆者の体重比だと5.4倍くらい)となっており、単に高出力で走っているだけだと気づきました。

同時に、前日まで300wを短時間出すのさえ辛い状況だったため、レースの雰囲気を借りてとはいえ多少なりともコロナ前に近い出力で走れていることに、嬉しさを感じました。

10分少々で既に辛くなりつつあり、タイムを上げるために前を交代で引こう…という声がけにも満足に応じられず。ついていくのが精一杯という状態でした。

加えて、条件は皆同じなのですが、筆者としては大変苦手なウェット路面。数年前にウェット路面のコーナーで落車した経験があり、それ以降ウェット路面は苦手です。

ヒルクライムなのでスピードレンジは低いですが、緩い箇所だと25km/hくらいにはなるため、結構気を遣います。

17分頃まで4人で走っていましたが、1人、また1人とちぎれて自分含む3人に。

前2人の引きに只々ついていくのみで、24分すぎ、定峰峠を超えて少ししたところの、勾配が緩んだ2回の曲がりでつき切れなくなり、離れてしまいました。追いつかなければと思いながらももはや身体が言うことをきかず、そこからは単独走で、何とか300wくらいを目安に走りゴール。29分26秒でした。

※走行データ:アベレージ317w(5.2倍くらい)、平均23.1km/h、平均ケイデンス94

 

自分の組では3位でしたが、後からの組のほうが速く、年代別では6位(/48人)。

リザルトはぱっとしませんが、ハイレベルな関東圏のレースである上、上記のとおり万全からは程遠かったことを考えれば、大健闘だったと思います。

(ゴール地点)

(お振る舞いの豚汁。温かさが沁みてとても美味しかったです)

(定峰クッキー。こちらも美味しかったです)

 

同組だった方とのお話や、豚汁のお振る舞いを楽しみつつ、妻とも合流し、下山を待ちました。昨年は上で表彰式でしたが、今年は下山後に。雨が降って寒かったので、少しでも早めに下山できてありがたかったです。なお、妻は52分ほどでのゴール。

筆者は妻を待っていたので利用しませんでしたが、早く下山したい方向けの案内もあり、昨年より運営がアップグレードされているなと感じました

 

▲目次に戻る

定峰峠ヒルクライム2024:所感

昨年は寒暖差が原因で体調を崩し、ろくな練習を積めていなかったことから、レース用のスーパーシックスを遣いもせず、練習で使用していたGIOSで出走し、年代別4位でした。

今年は9月中旬までは昨年より断然まともに走り込めており、身体も絞れていたので、下馬評で昨年より強い方がたくさん出ると聞いていてなお楽しみでした。しかし、上記のとおりコロナに完全に調子を崩されてしまい、ぱっとしない結末に終わりました。

その日にできる最大限はできて、そこは良かったと思います。しかし、毎年この時期に風邪を引いたり調子を崩しているのも事実で、いい加減どうにか出来ないのかとは思うところです。

身体を絞れば絞るほど風邪を引きやすくなるのは事実ですが、今回悔しかったのは事実なので、来年こそはまともにレースできるように調整できたらなと思うところです。

まずは、今年はあと1レース残っているので、そのレースに向けて残りの時間を頑張ってゆきたいと思います。

最後に、一緒に走っていただいた皆様、そして運営の皆様、ありがとうございました。

(サコッシュを貰いました。描いてあるのは「サダ」と「ミネ」)

 

omni-bus.info

△昨年の記事

 

▲目次に戻る

 

TOP

©2023 GRIMPEUR All rights reserved.