筆者が自転車をはじめたのは、もう7年も昔の事になります。
【筆者と自転車】では、筆者の自転車との馴れ初め、そしてどうしてヒルクライムを楽しむようになったのか…を思い起こしながら綴ってゆきます。
どこにでもいるいちサイクリストの、どこにでも転がっていそうなお話しですが、自転車を趣味にしようか検討している方などに響けば良いなと思って、書いてみるものです。
▽前のお話
目次
和田峠を繰り返し走る
和田峠、関東のサイクリストならよくご存知かと思いますが、3.6kmで平均勾配がほぼ10%という、なかなかすごい峠です。
宮城県でいえば、上品山から休める区間を全て取払ったようなイメージです。
筆者は、この和田峠に通うようになりました。
ヒルクライムそのものが楽しかったのもありますが、ゆくまでの道の景色が故郷の宮城を思わせるようで癒されたのと、峠道もマイナスイオンに溢れているような具合で呼吸していて気持ちよかったのも大きいです。
社会人になってからの上品山に比べれば登った回数は雀の涙のようなものですが、それでも当時の筆者としては頑張った方で、時間があれば訪れていました。
ゆけば速くなるのは自然なことで、そのうち15分1桁秒で登れるところまで来ました。
当時ストラバは登録していなかった(AppStoreに機能制限がかけられており、解除できなかったためアプリのダウンロードが一切できなかったという事態)のですが、Webからセグメントのタイムを閲覧し、もう少しで上位に載れる…というのをモチベーションにして通いつめていました。
最終的に15分04秒がベストです。コロナが収まったら再訪して、14分台と言わず13分台は狙いたいと思います。
社会人に:ヒルクライマーを目指して
就職先が故郷の宮城県であり、戻りました。初任地は石巻という港町で、近くにある上品山という4.7km/平均9%の山に通いつめるようになりました。
モチベーションには正直なところ波があって、社会人2年目は全く乗らない訳ではなかったものの本気で乗るのをやめていたりしたこともあります。
しかし、短い時間で効率よく練習することを徹底して、和やかな地元のイベントですが優勝することもできるくらいにはなりました。
昨冬、暴食してしまう事が何度もあり、一気に太ってしまったためその点今はベストコンディションではありません。
また、異動した部署が今後忙しくなりそうなのもあって、どこまでできるかは分かりません。
しかし、どうせヒルクライムをやるならやれるだけやってみたい。限界と引退はどこかのタイミングであるにせよ、文句ない状態でやりきってから限界を認めて本気のスポーツから身を引きたい。今はそんな風に考えています。
さいごに
以上、筆者の身の上話でした。
色々なきっかけで自転車をはじめる人がいて、色々なきっかけでヒルクライムを楽しむようになる人がいるものと思います。
きっかけは千差万別で全く構わないものですが、前人の歩んだ道というのは全く同じ道をゆくわけではない場合でも多かれ少なかれ参考にはなるものだと思っています。自分自身そうでした。
冒頭記載のとおり、そしてここまで書いてきたとおり、この記事はどこにでもいるサイクリストの、どこにでも転がっていそうなお話です。
そんな変哲もないお話ではありますが、たとえ1人の方でも、自転車界に足を踏み入れる後押しをするものとなれば幸いです。