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スポーツ自転車の空気の入れ方について。

「整備の部屋」では、ロードバイクやクロスバイクの整備に関わる情報を発信します。

⚠自転車は命を預ける乗り物です!少しでも不明な点、不安な点があれば、ショップ等信頼出来る人に確認してください!

目次

はじめに:スポーツ自転車における空気補充の必要性

スポーツ自転車における空気補充①:必要な道具

スポーツ自転車における空気補充②実作業

 

はじめに:スポーツ自転車における空気補充の必要性

スポーツ自転車は、普通に乗る限りそうそう簡単に壊れることはないです。

しかし、買って1週間放置すると所定の性能を発揮出来ず、場合によっては「壊れる」部品があります。「タイヤ」です。

ママチャリであれば、タイヤは太く3気圧程度と低圧であり、1ヶ月程度放置してもパンクしない場合もあります。

しかし、ロードバイクやクロスバイクは、細いタイヤに7気圧、もしくはそれ以上の高圧な空気を充填しています。

そして、空気圧の下限規定値はママチャリよりずっと高く、これを下回るとパンクの可能性が大きく上がります。

このため、適宜空気を入れるのが重要になります。

目安としては、タイヤを指でつまんで凹むようなら既に抜けすぎです。

通常のクリンチャータイヤでは最低限週一は空気を補充する必要があります。

軽い代わりに空気が抜けやすい軽量チューブや、そもそもチューブが入っていないチューブレスタイヤを使っている場合は、もっと高い頻度で空気を補充する必要があります。

 

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スポーツ自転車における空気補充①必要な道具

タイヤの空気補充に必要なのは、当たり前ですが空気入れです。

ただ、以下の機能を備えている必要があります。

空気圧ゲージがついていること

空気圧を〇〇bar、〇〇psiというかたちで示してくれる空気入れがマストです。

だいたいこんなもの、でタイヤの空気を入れてしまうと、空気圧が低いことによるパンクや、逆に高すぎることによるバースト(破裂)に繋がりかねません。

仏式(フレンチ)バルブに対応していること

もうひとつ、スポーツ自転車のタイヤの空気は、ママチャリ用の空気入れでは充填できません。ママチャリとは空気を充填する入口=バルブの形状が異なるからです。

ママチャリが一般に英式バルブという規格なのに対し、スポーツ自転車の場合、大概は仏式バルブという規格です。仏式バルブと書いてフレンチバルブと読みます。

空気入れをお買い求めの際は、お気をつけください。

 

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スポーツ自転車における空気補充②実作業

それでは、実作業です。

(1)タイヤの空気バルブに付いている、ダストキャップを緩めて取り外す

まず、(つけている場合は)ダストキャップを外します。

ネジと同じで、反時計回りに回すと緩みます。

外したダストキャップは、紛失しないように気をつけましょう。

(2)バルブのネジを緩める

続けて、バルブのネジを緩めます。ダストキャップ同様、反時計回りに回すと緩みます。

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このネジを緩めます
(3)バルブを上からワンプッシュ

バルブのネジを緩めたら、バルブを上からワンプッシュします。

ブシュ!っと大きい音がして勢いよく空気が抜けるので、驚かないよう予め心構えを。

ワンプッシュだけでよく、空気を抜き切る必要はありません。

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上からワンプッシュ。
(4)空気入れの口金をバルブに押し込む

初めてだとここが少し難しいのですが、空気入れの口金を真上からバルブに真っ直ぐに押し込みます。

1番奥まで入った感覚があったら、空気入れの口金に付いている固定レバーを立ち上げ、口金とバルブを固定します。

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(5)空気を入れる

口金をバルブに固定出来たら、空気を入れていきます。

空気を入れようとしても抜けてしまう場合は、(4)が上手くいっていないので、再度やり直してください。

男性なら問題ないでしょうが、女性の場合空気入れを押し込めないことがあるようです。

このような場合は、足踏み台を用意するなどし、体重をかけて上から空気入れを押し込めるようにすると良いかと思います。

(6)空気入れの口金をバルブから外す

空気を入れ終えたら、空気入れの口金についているレバーを倒して口金とバルブの固定を解除します。

この時、バン!と大きい音がするので、驚かないようにお気をつけください。

(7)バルブのネジを締める・ダストキャップを締める

ここまで終えたら、あとはバルブのネジを元どおりに締めて、ダストキャップを取り付けます。

以上で作業は完了となります。

 

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