ロードバイク乗りを悩ませる要素のひとつがテールライトでしょう。
車道走行では、反射板だけでは危険な場合も多いです。
しかし、どの程度の光量のものを用意するかは人により様々なように見受けられます。
今回は、個人的にロードバイクのテールライトではオススメの「Rapid X3」についてインプレッションしてみたいと思います。
目次
はじめに:テールライトはケチらないほうがいい
私見ですが、テールライトはケチらないほうがいいと思っています。
法律のおはなしをすれば追突事故は基本的に追突した側が悪いのですが、自転車体車で後ろから車に追突されると最悪の場合は命を失います。
そのため、車のドライバーに出来るだけ遠方から自分の存在に気づいてもらう必要があります。
昼であれば、派手な色のサイクルウェアを着用するなどで十分でしょう。
しかし、夜間はそうはいきません。
また、安価なテールライトは反射板よりも目立たない事さえあります。
これが、自分がロードバイクのテールライトをケチってはいけないと考える理由です。
キャットアイのRapid X3というテールライト
まずお値段からお話すると、¥6,500円(税抜)です。
社会人であれば飲み会を2回くらい我慢すれば簡単に購入できる額でしょう。
学生でも1日アルバイトを増やせば、手の届く額です。
付けた見た目は以下のとおりです。
ブレーキと比較すると、大体の大きさが分かると思います。
テールライトとしては結構大きいです。
しかし、手に持って重さを感じるようなことはありません。公称46gです。
レースなら別かもしれませんが、テールライトをテールライトとして使いたいようなシチュエーションでは誤差の範疇でしょう。
車体への固定はゴムによって行います。
ゴムは長さが長短様々用意されているため、大抵の車体であれば大丈夫だと思います。
なお、購入から3年使っていますが、未だゴムが切れる気配はありません。
(2個持っていますが、どちらも)
また、エアロシートポストに対応した専用のスペーサーも附属しています。
点灯は、上の画像だとちょっとわかりにくいですが、「CATEYE」と書かれてゴムが掛かっている丸くなっている部分にボタンが付されています。
Rapid X3 は2つのライトを並列させたような形状です。点灯ボタンも両側にひとつずつ付されており、どちらをどの光らせ方にするか選択できます。
充電はUSBです。
規格に詳しくない電化製品オンチであるため、キャットアイにお問い合わせした事があるのですが、iPhoneの充電器に付いている四角いコンセントプラグ(筆者使用はiPhone6だったため、今は違うかもしれないですが)にUSBコードを差し込んでコンセントから供給で大丈夫とのことです。
充電はだいたい3時間程度で完了します。
Rapid X3 の光量
上の写真はハイモードです。
ハイモード(1時間しか持ちません。ロングライドで家に着く直前に使うことがあるくらいです)だと、直視は厳しい光です。
公称150lmで、150lmといえば大抵のフロントライトのローモード程度ではあります。
Rapid X3のローモード(5時間程度は持ちます)はここまでの明るさではありませんが、それでも十分すぎる光量です。
※グループライドでの使用はちょっと注意がいります…。友人に眩しいと言われてしまったことがあります。
確かに真後ろを延々と走り続けると、ちょっとフラストレーションに感じる明るさだと思います。
道交法上、必ず点灯のライトか反射板が必要になります。
そのためRapid X3 を単体で使う場合は必ずハイモード(1時間)かローモード(5時間)を使う必要があります。
しかし、ローモードの時間でも足りないと思うかたは多いでしょう。
そんな方にオススメなのは、片側を点灯ローモードにして、もう片側を点滅で使うという方法です。
これだと一晩は持ちます。
片道一桁kmの通勤で夜だけ点灯するような断続的な使用だと、片側ローモード点灯&片側点滅で、半月くらいは充電せずに持ちます。
Rapid X3の持続時間が足りないという方へ
24時間を超える600kmのブルべなどを行うかただと、Rapid X3の持続時間を不満に感じられるかもしれません。
そんな場合、簡単な解決策があります。
2つ付ければOKです。
Rapid X2キネティックとの比較
Rapid X3に近いモデルとして、Rapid X2キネティックというものがあります。
こちらは速度センサーを搭載しています。減速を感知すると一時的にハイモードで光る、擬似ブレーキランプ機能を搭載しています。
自分は購入前、多少悩みました。
しかし、Rapid X2キネティックのランタイムはロー3時間、点滅7時間と短いです。
自分の想定する用途だと持続時間が怪しいところだったため、持続時間にすぐれるRapid X3 を選びました。
(購入時点で2個付けの発想はありませんでした…)
※個人的には、純粋に製品としてみた場合は他のライトとの併用前提で普段非点灯&減速時のみ点灯のモードもあればよかったのになと思います。
しかし、そのモードを夜に使う人がいることも考えられるため、会社としてそういう製品は販売できないのでしょう。
おわりに
自分はあまり夜に走らない、と思っている方もおられるかもしれません。
しかし、短い通勤程度でも日を重ねれば膨大な距離を走っているものです。
最初に書いたとおり、テールライトはケチらないほうが身のためです。
よかったら、ぜひRapid X3の購入を検討してみてください。
▼定価6,500円ですが、Amazonだと4,700円(記事執筆時点)ですね…笑