"GRIMPEUR"

…グランペール…

ママチャリを楽に漕ぐなら…サドルの高さを見直しましょう!

ママチャリ楽に漕ぐには、サドルの高さを適正にセットする事が重要です。

この記事では、サドルの高さのセット方法や、シートポスト(サドルを支える棒)の長さが足りない時の方法について解説します。

目次

ママチャリを楽に漕ぐ①:適切なサドル高のセッティング

ママチャリを楽に漕ぐ②適切なサドル高での乗り降り

ママチャリを楽に漕ぐ③適切なサドル高でのペダルの踏み方

ママチャリを楽に漕ぐ④(主に男性向け)サドルを高くセット出来ない場合

さいごに

 

ママチャリを楽に漕ぐ①:適切なサドル高のセッティング

高さの決め方

ロードバイクであれば股下の長さに係数をかけるなどの方法で厳密に高さを算出する方も多いですが、厚さもバラバラな私服&靴で乗るママチャリにそこまで厳密さを求めても…と感じる方が多いのではないでしょうか。

手っ取り早く概ね適正な高さを出すならば、左右いずれかに適当な足場を用意してママチャリを止めてください。

足場の反対側のペダルをかかとで踏み切って、膝がぴんと伸びきる高さ…にサドルをセットしてください。高さはコレでOKです。

(写真はロードバイクですが、サドルの高さの決め方は変わりません)

高すぎる…と感じる方も多いと思います。以下に、乗り降りの仕方などを記載します。

※子乗せの自転車や、高齢の方が乗る場合はもう少し下げた方がよろしいかとは思います。

シートポストの最低挿入ライン

なお、シートポスト(サドルとフレームを繋ぐ棒状の部品)には、最低限ここまで差し込む必要がある、という目盛りがついていることが多いです。

シートポストをよく見ると何らかの刻印がされていると思いますので、最低限そこまではフレームに差し込むようにしましょう。

長さが足りない場合の対処については④で解説します。

 

サドルの高さの変え方

サドルの高さは、一般的なママチャリであれば以下のような操作で変えられます:

フレームからシートポストが出ている付け根の部分にくの字になったレバーがついていると思いますので、それを反時計回りに回して緩めると上下させられるようになります。

高さが決まったら、時計回りに締め込むとシートポストが固定され、体重をかけてもサドルが上下しなくなります。締め込みが足らないとサドルが下がってくるので、その点は留意を。

 

▲目次に戻る

ママチャリを楽に漕ぐ②適切なサドル高での乗り降り

上記①で説明した高さにサドルをセットすると、恐らく両足のつま先がギリギリつくかつかないか…という高さになります。

サドルに座ったまま足を地面につけようとすると、脚が伸びきって不安定になってしまいます。

このため、「停車時はサドルの前に立つ」を習慣づけるといいです。

 

具体的な乗り降りの仕方は以下の通りです。

発進時

右足を踏み込みながら左足をペダルにかけて、同時並行で腰を後ろにずらしてサドルに腰掛けます。

 

停車時

ブレーキをかけながら腰を前に出してサドルから前に身体を進めつつ、左足をペダルから離します。左足を地面につきつつ、サドルの前に立つかたちで停車します。

右足はペダルにかけっぱなしにしておくと、発進がスムーズに行えます。

 

▲目次に戻る

ママチャリを楽に漕ぐ③適切なサドル高でのペダルの踏み方

ペダルは、母指球で踏みます

母指球とは、指の付け根と土踏まずの間にある、少し盛り上がった部分です。

適切な高さにサドルをセットした状態で母指球でサドルを踏むと、膝が気持ち曲がる程度になるはずです。

ペダルは「脚で踏む」のではなく、「腰からひねるようにして身体の体重をペダルに載せる」イメージで漕ぐと良いです。

また、変速がついている場合は適切に変速しながら走りましょう。

 

適切なサドル高で走ると楽なのは、いわゆるてこの原理で説明できます。

サドルが低い場合に比べて無理な踏み込みをせずに済むことが多いため、脚やせ効果が望めます。また、膝を壊す心配も少なくなります。

 

▲目次に戻る

ママチャリを楽に漕ぐ④(主に男性向け)サドルを高くセットできない場合

筆者、身長が180cmを超えています。

筆者のような180cmを超える身長がある男性も最早珍しくない時代ですが、このような人がママチャリを上記①で解説したようなセッティングにしようとすると、ある問題が生じることが多いです。

シートポストの長さが足らない問題です。

 

シートポストとは、サドルとフレームを繋ぐ棒状の部品です。

一般にママチャリに付属しているのはそれほどの長さを持っていないことが多く、上記①で解説した高さにセットしようとするとリミットのラインを超えてしまうことが多いです。

このような場合、対応としてはシートポストの交換になります。

 

交換すべきシートポストを選ぶ際、ポイントは2つ。1つ目は「フレームに挿入されている部分の径が合うか」、2つ目は「サドル取り付け部分の形状が合うか」です。

 

フレームに挿入されている部分の径は、大概25.4mmだと思います。

ただ、時々例外もあるようです。

経はシートポストに刻印されていることが多いので、今現在付いているシートポストをよく見てみてください。

刻印されていなければ定規等で計測を。

 

サドル取り付け部分の形状については、以下のとおりです:

「シートポストの先が細くなっていて、そこにシートポストとは別の、両側からサドルのレールをネジで締める形の部品がついているか」もしくは

「シートポストそのものにサドルを取り付ける台座とネジがついているか」

を確認します(ママチャリの場合、大概は前者だと思います)。純正と同じ形状のシートポストを選択するスムーズに交換できます。

 

よくわからなければ自転車屋さんへ。「シートポストの長さが足らないので、長いものに変えたい」と言えば大概は理解してくれるものと思います。

シートポストのお値段はピンキリですが、筆者が自転車量販店で買ったものは2000円弱だったかと記憶しています。

 

▲目次に戻る

さいごに

いかがでしたでしょうか。サドルの高さを適切にセットしたママチャリは、サドルが低い状態と比べて段違いに軽快に走ってくれることと思います。

上述の通り脚やせ効果や膝の受傷予防にも繋がりますので、是非ともサドルの高さを見直してみていただければと思います。

 

▲目次に戻る

TOP

©2020-2025 GRIMPEUR All rights reserved.