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…グランペール…

SUPACAZ(スパカズ)のシューズ「KAZZE」のインプレです。

 

目次

SUPACAZ・KAZZE①はじめに

SUPACAZ・KAZZE②デザイン

SUPACAZ・KAZZE③着用感

SUPACAZ・KAZZE④走行時の感覚

SUPACAZ・KAZZE⑤さいごに

 

SUPACAZ・KAZZE①はじめに

SUPACAZは米国の自転車用品メーカーです。今回紹介するシューズの他、バーテープやボトルケージなども製造しています。

筆者のGIOS AEROLITEのバーテープ、コラムスペーサーとボトルケージもSUPACAZの製品です。

そのデザイン性の高さ、そしてプロチームにも供給を行っていることが示す高品質から、幅広く支持を集めています。

筆者のGIOS

今回紹介する「KAZZE」は、SUPACAZが展開するシューズです。後述のとおり綺羅びやかなデザインがまず目を引く、とても美しいシューズとなります。

 

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SUPACAZ・KAZZE②デザイン

まずこのシューズで目を引くのはデザインでしょう。

色は黒、白、ホログラム、オイルスリックの4展開です。黒や白も単なる黒や白ではなく、ラメの入ったような輝くものです。

筆者が購入したのはホログラム。カードゲームのレアカードのごとく、キラキラしています。

オイルスリックと悩みましたが、「光が当たった時のみ光沢感が出る」というオイルスリックより常時キラキラしているホログラムのほうが目立っていいなと考えたため、ホログラムを選びました。

ひっくり返してみると、カーボン柄がとても美しいです。3Kカーボンのソールは(恐らく通気性確保と軽量化のため)大胆に切り込みが入っており、独特な見た目となっています。

 

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SUPACAZ・KAZZE③着用感

参考として筆者の靴遍歴を述べると、陸上競技の頃からランニングシューズはずっとアディゼロです。自転車ではシマノのシューズをずっと使ってきました。

そんな筆者ですが、SUPACAZのシューズはジャストフィットです。

甲が痛くなることもかかとが抜けるような感じも無く、必要以上に足首をロックされているような感じもなく、極めてストレスフリーなシューズだなという感想です。ハイエンドなのでソールの硬さもあり履き心地自体はけして柔らかくありませんが、締め付けを適切に行えば痛くはならない…という具合です。

BOAダイヤルは2つ用意されており、上側と下側で任意に締め付けを調整できます。他社のハイグレードシューズ同様、BOAダイヤルは逆回転で少しずつ緩めることも可能で、場合によっては走りながらでも微調整できます。

 

なお、インソールだけは変えています。

筆者は大昔に陸上競技をしていた頃に傷めてしまった足裏が未だに再発することがあり、インソールだけはSIDASのランニング用をずっと使い続けています。

付属のインソールはたくさんパンチングされた非常に軽量なものでしたが、筆者の足にはちょっと土踏まずのアーチサポートが甘いかなと言う感じだったので、早々に使い慣れのしたSIDASに入れ替えました。通気性は悪化した感がありますが、これによりフィット感は万全になりました。

 

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SUPAKAZ・KAZZE④走行時の感覚

筆者はシマノRC9も持っていますが、RC9よりは少しだけ柔らかい…ような感があります(恐らくソールの差で、長く履いているとKAZZEのほうが足裏へのダメージが少ない感じがあります)。

とはいえ撓むようなことは全くもって無く、1000w出るか出ないかの筆者だと剛性不足を感じることはありません。

 

見た目では通気が悪そうですが、靴の各部や足裏などエアフローが設けられているため、少なくともこのくらいの時期ではヒルクライムで極限状態まで踏んでも靴内が暑くなるような感はありません。

筆者が比較的短時間のライドばかりであまり通気を重視しないのもあるとは思いますが、他の使ってきたシューズたちと比べても大きな優劣はないかなと言うところです。



筆者のようなヒルクライムをメインにする方だと真っ先に気になるのが重量だと思いますが、42サイズ(EU)で259gとされています。

参考まで比較として、比較的使っている方が多いであろうシマノのRC9を挙げると、230g台になります。

KAZZEより軽量なシューズはありますが、その差はそれほど大きいものではなく、他社ハイエンドモデルのシューズと比較しても大幅なビハインドを負うほどの重さではないと言っていいかと思います。

 

今シーズンのヒルクライムレースでは大槌、岩木山と、このシューズを履いてきました。カタログスペック上20gほど軽いRC9との差を重量の面で感じることは実際のところ無く、却って足あたりの良さから踏みやすい感じです。

両レースとも実力相当の結果は出せた感があり、このシューズも確実にその一助になったものと思います。

 

 

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SUPACAZ・KAZZE⑤さいごに

各社ハイエンド同様、定価は税込でほとんど5万円に手が届きそうな額ではあります。

金銭感覚が麻痺しているとそんなものかと言う感じになりがちですが、一昔前ならエスケープR3を購入できる程の金額です。

しかし、性能は必要十分であり、唯一無二のデザインはこの金額を払っても手に入れる価値があるものと思います。(なお、筆者はワイズロードさんの値引きでほぼ半額で購入)

SUPACAZはバーテープやボトルケージは結構他の方と被りがちな感がありますが、このシューズは今のところ自分以外に履いている方を見たことが(リアルでは)ありません。

他の方と違う目立ったシューズが欲しいとお考えで、性能も大事にしたいような方は是非、候補に入れていただければと思います。

 

 

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