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【レースレポ】おおつち新山高原ヒルクライムに参加しました

目次

おおつち新山高原ヒルクライム①はじめに

おおつち新山高原ヒルクライム②レース準備

おおつち新山高原ヒルクライム③当日朝〜パレードラン

おおつち新山高原ヒルクライム④レース

おおつち新山高原ヒルクライム⑤レース後

 

おおつち新山高原ヒルクライム①はじめに

おおつち新山高原ヒルクライムは、岩手県は大槌町を舞台としたヒルクライムレースです。

大槌町の中心部を出発して約11kmのパレードランを行った後、町の西部に所在する新山高原へ向けたヒルクライムレースを行います。

約13km、獲得標高869m、平均斜度6.4%というコースです。

 

大槌町といっても、東北在住の方以外には馴染みが薄いかもしれません。

大槌町は、岩手県の沿岸部、地図で見るとギザギザしたリアス式海岸の中に所在する町です。釜石の少し北…といえば大体の地理感覚をつかめる方も多いのではないでしょうか。

ちなみに、かの「ひょっこりひょうたん島」のモデルになったのがこの大槌町に所在する「蓬莱島」とのことです。興味のある方は是非来訪していただければと思います。

筆者も時間さえあれば釜石と併せて観光したかったところでしたが、次の日が仕事で4時間かけて輪行で仙台まで帰らなければならない状況だったため、今回は断念…。

また改めて来訪したいものです。

 

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おおつち新山高原ヒルクライム②レース前準備

レース前準備1:睡眠管理

木曜日夜、何故か眠れず3時間睡眠くらいでした。

金曜夜も7時間程度の睡眠。結果として、土曜夜が多少寝不足の状態でした。

意図したことではないですがこれが良かったようで、土曜夜はしっかり8時間近く眠ることができ、万全の状態で臨めました。

 

レース前準備2:食事管理

金曜夜まではいつもどおりの食事。土曜朝5時台に白米で750kcal分と納豆、ブルガリアヨーグルトで計1000kcalを摂取し、朝8時台に追加で白米500kcalを摂取しました。

さらに11時頃に白米750kcalを摂取しています。

 

土曜夜は釜石イオンで購入した1個150kcal程度のおにぎりを6個と、ブルガリアヨーグルトを夕方6時過ぎに食べています。

炭水化物を中心に、概ね3500kcal程度を前日に入れました。

 

当日朝はローソンで購入したひとつ200kcal弱のおにぎり2個と、350kcal程度のおにぎりセットを朝4時半頃に摂取。

走り出すまでに空腹になったら羊羹でも摂取すれば良いかなと思っていましたが、前日にしっかり摂取しているせいか、下山の後半まで空腹感は全くありませんでした。

 

レース前準備3:移動

筆者は自家用車を持っておらず、あまり運転が得意ではないのもあって(仕事ですることはあり出来ない訳ではないですが、極力したくないな…という感じです)、今回も輪行移動です。

仙台から新花巻まで新幹線、そこからは釜石線でひたすら東へ行きます。

新花巻駅にて

新花巻までの新幹線は自由席車両に自分1人だけになった時があったほど空いており輪行も簡単でしたが、問題は釜石線でした。

ワンマンカーでかなり混雑する上に、始発が新花巻ではないので既に人が乗っている状態からの乗車、さらに輪行袋を置けるようなスペースがあまりありませんでした。

かろうじて置けそうなスペースを見つけ、何とか置きました。

釜石線の車窓より

1時間40分、ほぼ立ちっぱなし乗車でした。ノーダメージであったかと言えば全くそうではなく、揺れのせいで酔ってしまったのもあり、釜石に着く頃には割と疲労困憊でした。

そして、ホテルを早めに予約しておかなかったのが悪かったのですが、取れたホテルが駅から1km強離れていました。

この距離を輪行解除するのが面倒に思えて横着して輪行袋のまま歩いたのですが、腕がそれだけで筋肉痛になりました。

辿り着いたホテル。海が見えます

遠隔地である以上、移動である程度疲労してしまうのは仕方ないのですが、もう少し疲労を少なく出来る工夫をしたいものだなと思います。

 

レース前準備4:釜石散歩

散歩したくてしたわけではなく、リフレクターを購入しにゆきました。

検車の規定に「ベル・リフレクターの装着」が記載されており、一見尾灯ではダメとも捉え得るような感があったため、一応の購入です。

迷ったりしたため累積2km程度のウォーキングになりました。

一応の購入…

結局当日朝に運営の方に確認したところ尾灯でも問題なしとの言葉を頂いたためリフレクターを付けることはありませんでしたが、もっと早く気づいていればメールで問い合わせすれば済んだことで、前日に無駄な疲労を溜め込むことになりました。

 

散歩そのものは釜石イオンの目の前で野生の鹿を見ることが出来たり、製鉄の町らしい風景に出会えたりしたので楽しかったです。

釜石イオン前で野生の鹿に遭遇

釜石は製鉄の街です

リアス線の鉄橋

ちょうどリアス線が来ました

脚と時間さえ余裕があれば海の方にも行ってみたかったところで、またの機会の楽しみとします。

 

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おおつち新山高原ヒルクライム③当日朝〜パレードラン

前日は8時台に就寝。就寝時間から逆算して2時間前までに夕食を済ませ、お風呂も早めに済ませました。このようにして「眠りにつける環境」をしっかりと作ったことと、数日の寝不足がありすんなりと寝つけました。

 

当日は4時過ぎに起床。4時15分から朝食を摂取し、ホテルを出たのは朝5時頃のこと。

前日同様輪行袋を担いで釜石駅へ向かい、始発の三陸鉄道リアス線で大槌町へ向かいました。

レトロな字体が良い、三陸鉄道釜石駅

駅前について車体を組み立て、駅からほど近い「おしゃっち」へ。早々に受付と荷物の預け方を済ませて、時々軽く自転車に乗って身体の感覚を確かめながら1時間ほどを過ごしました。

前年に出走した八幡平の際に御一緒した方と再会し、お話をしたりしながら開会式。町長さん自らのご挨拶を拝聴し、号砲でパレードランが始まります。

 

パレードランは、大槌町の中心からヒルクライムのスタート地点まで、11kmを走るものです。沿線の住民の皆様にあたたかくお迎え頂きました。

レース前に心の温まる、いい取り組みだなと感じました。他のイベントでも、同様の取り組みがもっと広がるといいなと感じます。

 

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おおつち新山高原ヒルクライム④レース

前書きで2500文字くらいを要してしまいましたが、いよいよレースの内容です。

レーススタート〜序盤

感染対策の観点から、「五月雨スタート」すなわち個々人が好きなタイミングでスタートしてからのタイムレース形式です。

筆者はこのコースを走るのがまったくもって初めてだったのと、レース用バイクにはパワーメーターもつけておらず自分一人でペースメイク出来る自信はなかったため、序盤はとりあえず速そうな方についていく方針にしました。その方の漕ぎ出しに合わせて自分もスタート。

 

このコースは序盤が早速、かなり急勾配です。激坂という程の物凄い坂ではありませんが、10%を超えるかなりの勾配で続きます。

パレードランの時点では身体が重く感じられ、あまり調子がよくなさそうだなと感じていましたが、蓋を開けてみれば割といい調子でした。

ケイデンスを高めに保って、シフトダウンを積極的に使って勾配をいなすようにして、極力トルクに頼らないように急勾配の序盤をこなしてゆきました。

 

ちなみに筆者の自転車は恐らく参加者の中でも指折りの軽量かつインナーローはフロント36T-リア34Tですが、序盤はローの34Tまで使っていました

他の方が多少大回りに回るコーナーでもリア34Tがあるとインベタをトルクに頼らずスーッと登れてしまうので、他の方が上がってくる僅かな間ですが休める場合があります。

やはりローギアは大きなものを採用したほうが、峠のみを考える場合には正しい選択肢なのだろうなと改めて感じました。

 

中盤

後ろから上がってきた速い人に合わせて、スタートから7分くらい御一緒した方を交わして、以降15分ほど、上がってきた方と先頭を時々交代しながら登りました。

この中盤は勾配が緩む部分がかなり辛かったなと思います。勾配がきついほうが自分は得意なのだなと改めて思いました。

エアロのエの字もないような機材とセッティングだから仕方がないのですが、勾配が緩む方がついていくのに苦慮するという事態。コース中盤〜後半には平坦や下りも入るのですが、多少の下りでさえ突っ込みきれなくて離されるという…。

 

22分頃にまったくもって無駄なアタックをしました。確か勾配がちょっと上がったのにあわせてだったと思いますが、あんまり考えなしにダンシングで思いっきり踏んでみました。

結果としてそのすぐ先がくだりで簡単に追いつかれてしまい、それ以前に後半20分単独走出来るわけがないのにアタックする意味は全く無くて、あとから考えても何でやったのかはまったくもって謎です。

普段割と気分で踏みがちなのですが、その癖がでてしまったと言うべきでしょう。今回の大きな反省点です。

 

このくだりで一人吸収して、15分くらい先頭交代していた方、自分、そして7分くらいで交わした方もしっかり付いてきていたため4人のグループになりました。

 

後半

普段20分を超える練習をあまりやらないのが裏目に出ていて、20〜30分くらいの間はかなり辛かったです。勾配があるうちは辛くてもついていけるのですが、時々入る平坦に大変苦戦。

他の方のラチェット音が聞こえるのに自分は終始踏みっぱなしなことも多く、早く登り来てくれ…!と大概の人が思わないであろうことを思いながら走っていました。

30分超えたら後先考えず走ろうと思っていましたが予想以上に辛く、もう少し後にしようとプラン変更。33分くらいで、タイミングは本当に気分以外の何者でもないですが、シフトダウンから一気に回転数を上げて加速してみました。

しかし、ものの10秒くらいでだめだなと思い1人逃げは断念。その後も先頭を時々交代しながら登りました。

 

終盤

35分くらいで、大外から一気に物凄い速さで抜いてくる方が。

反射的に合わせて加速して、そこからはその方とひたすら並走してゴールを目指しました。

その方は自分と正反対に全身でトルクフルに踏むような走り方で、往年のエスカルティンのようなパワー溢れる走りに圧倒されながらも、必死でついていきました。

7分くらいで交わして以降ずっと後ろにおられた方も最終局面に至って加速してきたり、最終局面は白熱してとても楽しい(走っている間は早く終わってくれとしか思えませんでしたが)展開でした。

35分くらいで上がってきた方に最後離されかけるも何とか抜き返して、見た目上は誰にも抜かさせずゴール。

 

結果

41分50秒で、167人の出走者のうち、7位でした。

順位は平凡ですし、優勝された方には2分半のどうしようもない差をつけられていますが、しっかり戦えた感があるとても楽しいレースでした。

山頂より

山頂より②

 

 

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おおつち新山高原ヒルクライム⑤レース後

雨が降り始めており、機材を壊したくなかったのでとてもゆっくり下りました。

無事下山し「おしゃっち」に戻ると、「大槌鹿」のカレーライスのお振る舞い。ちょうど空腹になりはじめていたところで、あっという間に食べきってしまいました。

とても美味しかったです。

大槌鹿のカレー

20台の部、年代別では2位(9名中)で、表彰していただきました。

表彰…!



最後に餅まきをして、閉会。

全然取れず、運動神経の無さを痛感

とても和やかで、地域の方々とのあたたかい交流もある、良いイベントだなと思いました。来年は開催中止とのことですが、また復活の折には参加を検討したいなと思います。

一緒に走ってくださった皆様、関係者の皆様、そして地域の皆様、誠にありがとうございました。

帰りの釜石線待ちの時に他の参加者の方からいただいたお菓子。とても美味しかったです。ありがとうございました。

 

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