目次
クロスバイクは雨ざらしで問題ない?⑤錆防止に自転車カバーを!
クロスバイクは雨ざらしで問題ない?⑥盗難防止には地球ロック必須!
クロスバイクは雨ざらしで問題ない?①はじめに
クロスバイクは、ロードバイクに近い細めなタイヤによる軽快な走行性と、バーハンドルによる取り回しの良さを兼ね備えた自転車です。
ロードバイクのような本格的なスポーツ自転車に比べれば概してお手頃な価格であるのもあり、軽めのスポーツユースから通勤通学といった実用面まで、幅広く支持を得ています。
そんなクロスバイクを、特に実用車として使っている方の中には、保管をどのようにすればよいか悩んでいる方もおられるかと思います。
この記事ではそんな方々に向けて、保管が雨ざらしでも問題ないか等について、解説していきます。
クロスバイクは雨ざらしで問題ない?②外保管のメリット
外保管のメリットは、何といっても「すぐに出発できる」ことに尽きるでしょう。
室内に自転車があると、外に出すのはそれなりに手間がかかることもあります。
1階在住であればまだよいですが、2階以上だといちいち自転車を抱えて階段を昇降するのは中々大変なものです。
また、家の中でも必ずしも玄関に自転車をおいていない場合もあるかと思います。
そのような場合では、自転車を外に出すのが先ず手間であることもあるでしょう。
さらに、悪天候の日などは、そのまま自転車を持ち込むと部屋を汚してしまう可能性もあります。そのような点からも気を遣うことになります。
外保管であればこのような問題からはフリーです。しかし、問題がないわけでもありません。先ずは以下に、雨ざらしで外保管することについての問題を列記していきます。
クロスバイクは雨ざらしで問題ない?③錆びる可能性がある
雨ざらしで保管すると、多くの方が思い浮かぶかと思いますが、錆びる可能性があります。というより、経験則から言えばほぼ錆びます。
屋根付き駐輪場でさえも雨が差し込むような場合だと錆びます。
(写真はママチャリです)
チェーンなどが錆びると駆動抵抗が大きくなります。また、錆が進行すると部品の破損に繋がることもあります。
走行性能や安全面への影響のほか、錆びてしまうと見た目もよろしくはありません。
ぴかぴかの靴にお洒落に着飾ってさっそうとスポーティな自転車に乗って風を切りたい…ような方もおられるかと思いますが、自転車がみすぼらしいと台無しです。
ギシギシと音でも立ててしまっている日にはスタイリッシュさの欠片もなくなってしまいます。
クロスバイクは雨ざらしで問題ない?④盗難の危険性
外で保管すると、盗難の危険は避けられません。
「自宅敷地内なら大丈夫…」と思われる方もおられるかもしれませんがそれは大きな誤解で、敷地内から盗難されたような事例は枚挙にいとまがありません。
基本的に、外に置く限りは安全地帯などは無いと考えたほうが良いです。
取り回しを良くするために外に保管しても、盗まれてしまってはどうしようもありません。このような点も、雨ざらしで外に保管することのリスクと言えます。
クロスバイクは雨ざらしでも問題ない?⑤錆防止に自転車カバーを!
前述の通りクロスバイクを雨ざらしで保管する場合、錆が大きな問題となります。
これをある程度でも予防できるのが、自転車カバーです。
自転車カバーは、自転車販売店のほか、自転車コーナーがあるようなホームセンターなどでも在庫していることが多いです。
価格は概ね2000円台という印象です。高いなと感じる方もおられるかもしれませんが、錆びさせてしまうと部品の交換などの費用がかさみかねません。
その分を考えると、長期的にはペイできる出費と言えると思います。
用法はごく簡単で自転車に乗らない時に掛けるだけですが、紐などがついていない製品の場合、風で簡単に飛んでゆきます。
併せて大きめの洗濯ばさみを購入して、前後の車輪部分等でカバーを固定しておくのがオススメです。
また、雨の後は必ず見にゆくとよいです。水がカバーの上に溜まっていることがあるためです。
クロスバイクは雨ざらしで問題ない?⑥盗難防止には地球ロック必須!
続けて、盗難防止です。
何よりも大事なのが、「地球ロックすること」となります。
地球ロックとは、建物の柱など、破壊が極めて困難な構造物と自転車を鍵でひとくくりにして固定することです。
これを行うことで、自転車を鍵ごと持っていかれてしまうことは防げます。
選ぶ鍵は、「U字ロック」が最適です。多少奮発(1万円以上…)しても強力なものを購入するほうが、盗まれてしまうよりは安くつくのでおすすめです。
自転車用の鍵程度だと電動工具などを使うと壊すのは造作もないことのようであり、どんな鍵をつけていても盗まれてしまうときは盗まれてしまうと言われます。
それでもワイヤーカッターなどで簡単に切れてしまう鍵よりかは、強力な鍵をつけている方が盗まれる可能性は多少なりとも減じるはずです。
また、二重ロックするのもおすすめです。
なお、クロスバイクの場合は車輪を工具不要もしくは簡易な工具で短時間で外せてしまう場合が多いです。
このため、地球ロックを行う際はフレームと構造物をひとくくりにするようにしましょう。ホイールだけ残してフレームを持っていかれてしまうことを防げます。
そして、ホイールも(場合によってはフレームと別に)地球ロックするか、可能な限り車体を持ち上げられないようにロックするとよいです。
車体を持ち上げられないようにすればホイールのクイック(等)を緩めてもホイールを外せないため、ホイールだけ持っていかれる心配も少ないです。
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筆者としては可能な限り室内保管が良いとは考えますが、自転車を使う方の事情は様々であり、雨ざらしでの保管とならざるを得ない方もおられるものと思います。
この記事では、そのような方々が注意する必要があることについて記載してみました。参考となり、よりよい自転車ライフを送っていただく一助となれば幸いです。