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…グランペール…

【レースレポ】「東京ヒルクライムHINODEステージ」に出走しました。

目次

東京ヒルクライムHINODEステージ①はじめに

東京ヒルクライムHINODEステージ②前日移動

東京ヒルクライムHINODEステージ③当日レース開始まで

東京ヒルクライムHINODEステージ④当日のレース

東京ヒルクライムHINODEステージ⑤レース後

 

東京ヒルクライムHINODEステージ①はじめに

東京ヒルクライムHINODEステージは、東京都西部の「日の出」を舞台とするヒルクライムレースです。梅ノ木峠という峠まで駆け上がるコースとなります。

コースプロフィールは8.4km、獲得標高440mという、数字だけで言えばどこにでもありそうなもの。エントリー時点で自分も、行きつけの泉ヶ岳より緩いなと気楽に考えていました。

しかし、後述しますがこのコースは、数字とはまた違った過酷さがあります。

 

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東京ヒルクライムHINODEステージ②前日移動

前日は仙台から新幹線で輪行移動。

別段下調べもせず、行く気になった時に家を出て、緩々と輪行準備して券売機でやまびこ自由席の券を買ったら、1時間待ちになってしまいました。

駅でずっと待つのはそれなりに疲れるため、レース前の移動では気をつけなくてはと思いました。

大宮について、京浜東北線に乗り換え…ようとしたらまさかの線路内立ち入りで遅延。

筆者は以前多摩に住んでいたのですが、住んでいた頃は毎日のようにこんな具合だったなあと思い出しました。

遅延したものの時間には大きく余裕を持って動いていたため、チェックインが遅れるような事態には繋がらず。

蔵王の時はレースの前日かなり遅めに動き出したところ、雨雲から逃げるようにして宿まで走る羽目になったのが反省事項でしたが、今回この点は反省を活かせていたのでよかったなと思います。

そんな具合で30分ほど遅延して大宮から南浦和を経由して立川へ。立川で学生時代のアルバイト先にご挨拶して、そこで遅め(14:30頃)昼食。

昼食を食べて昭島へ移動し、15時半頃に昭島のコンビニでおにぎりを2個追加で買って食べ、昭島の東横インへ。

チェックイン後、最寄りのすき家ですき焼き牛丼大盛りを食べて、夕食としました。10時前には就寝しました。



家を発って昭島に着くまで、結局6時間を要しました。

無駄に時間を使った感が大きく、その点は今後の要反省事項です。

移動に想定以上に時間を要したことからお昼を食べるのが遅れたことで、消化しきれていないタイミングで夕食を食べることとなり、前日夜から消化不良を起こしてしまいました。

タイムスケジュールはよく吟味すべきだというのが、まったくもって初歩的ながら今回の大きな反省事項として挙げられます。

 

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東京ヒルクライムHINODEステージ③当日レース開始まで

当日は朝4時半にチェックアウトし、昭島駅のコインロッカーに宿泊荷物を突っ込んで、出発。朝ごはんは最寄りのコンビニで、おにぎりを2個調達。

寒さに震えながら20km、背中から夜更けに追いかけられながら西へ。

気温6℃台(ウェザーニュースによる)の中、指切りグローブで走っていると変速も億劫になるほど手がかじかみましたが、6時半頃無事到着。

無事到着した後は、寒さに震えながら1時間半、他の方と談笑したりしながら待ちました。

7時50分頃から開会式を経て、スタート地点へ。

最初に移動して、最前列で並びました。8時半頃スタート地点に到着し、がたがた震えながら20分ちょっと待ちました。8時50分、ようやくスタート。

 

△開会式

…なぜこれほど寒さに苦しめられたかと言うと、夏用ウェアを着用していたからです。

本当は秋用ウェアを着てくるつもりだったのが、レース数日前に破いてしまいました。

膝などであれば目をつぶることもできましたが、股間部だったため公序良俗的に着用できず。

なけなしの1枚だけしかない秋用ウェアが潰れた時点で選択肢は夏用か冬用になりましたが、東京だし仙台よりは暖かいだろうという思い込みと、冬用ウェアの重さを厭ったことから夏用ウェアを選択しました。

しかし、蓋を開けてみれば気温は仙台とそう変わらず。

多少の重さを甘受しても、冬用を着用してくるべきだったのではないかと思います。

今後の反省として、行先の気温はよく調べた上で、「耐えられるけどパフォーマンスが下がる」ような服装は選ばないようにしたいものです。

 

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東京ヒルクライムHINODEステージ④当日のレース

東京ヒルクライムHINODEステージ①序盤

序盤5km程度は、多少登っているものの、雰囲気的には平地に近いです。

レース前に、過年度出走された方数名の動画を見て、この部分で出遅れたらおしまいだなと感じました。

スタート直後に前に飛び出していた方は終始自分のペースで走れていたのに対し、最初から集団内でスタートした方は前走者に阻まれているようなシチュエーションがとても多かったからです。

対向車線も使えるレースならまだ走り方もありますが、このレースは片側のみの交通規制のため、後方からの追い抜きが難しいという事態になります。

このため、可能な限り前で走る方針としていました。

 

しかし、蓋を開けてみれば先頭に立ってしまいました。

いい風よけになっているなあとは我ながら思いましたが、無理していないペースだしこのままでいいか、とそれほど深刻に考えず、数km程度前を引き続けました。

寒かったため、踏めば温まって走れるようになるかな、と考えたのも大きいです。

定石としてずっと先頭を引きっぱなしで走るのは下策だとは勿論理解していましたが、それ以上に序盤がハイペースになるのを危惧していました。

後述のとおり身体をあたためる目論見は思ったとおりにいかなかったものの、集団をあまり活性化させず、結果的に序盤を抑えめに走れたため、あれはあれで良かったのではないかと思っています。

 

少し登り始めたところでカゴ付きバーハンドルのママチャリっぽい自転車に乗ったTさんの強烈なダンシング・アタックがあって心底びっくりしたりもしました。

最終的には自分含む集団に捉えられていましたが、鮮やかなアタックでした。

 

東京ヒルクライムHINODEステージ②中盤以降

無理していないペースのはずだったのですが、本調子でないことは走りはじめてすぐから分かっていました。

身体を冷やしすぎていたため、かたまっている感が最初からありました。

※負けた言い訳ではなく、条件は皆同じなのですが…。

序盤踏んでみて多少良くなるかと思いましたが、思ったほど身体は動くようにならず。

5kmを過ぎて本格的な登りに入ってすぐ、5.6knくらいで10人弱の集団にすぱーっと行かれてしまい、それについていけませんでした。

さらに数人抜かれましたが、その方々とは抜きつ抜かれつして走行。

 

このコースの難しいところは、この5km過ぎからがかなりの激坂になる点です。このため、8km強のコース全体のプロフィールが示す穏やかな平均斜度とは全く違った、スパイシーな辛さがあります。

筆者は今回、車重6kg台のSUPERSIXEVO HI-MODにインナーロー36/34で臨みましたが、34Tまで使い切りました

ギア比1.05でも90回転を下回るところがあって、思わずローギアからさらにシフトダウンしようとしてしまったくらいです。

激坂で差を詰めるのは難しく、スーッと前に行かれてしまった方々を捉える事ができそうにもないことはもう分かりきっていたため、無理に追うのではなく、可能な限り落ち穂拾いする方針で終始回転を保つようにして一定ペースで距離を消費していきました。

最終的に数人をパスして、(おそらく)組で7番目にゴール。23分をかろうじて切るくらいでした。

ゴールした後はしばらく呆然としていました。全員同じ条件なのでこれを書くと負け惜しみでしかないのですが、もっとやれたんじゃないか、という感が強かったです。

△ゴールの梅ノ木峠にて

なお、スーパーシックスはパワメ未搭載です。

心拍計は蔵王の経験から、見ると「この心拍のまま走るのは無理だ!」と思ってしまいがちで、精神的にマイナスに働いてしまうなと感じたため、持参せず。

ケイデンスメーターと速度のみを見て、負荷については完全にフィーリングで走りました。

結果として、あまり問題はなかったかなと思います。今後もこのスタイルで良いかなと感じました。

………

今後参加される方に向けて書くと、同じ東京で言えば、雰囲気が近いのは和田峠かと思います。

あちらよりは多少勾配の緩むところもありますが、比較的がたついた路面、道幅、道幅と木の生い茂る周囲の雰囲気、急勾配が何度も繰り返し間髪入れずに出てくる感じなどは似たところがあるように感じました。

和田峠を使って、和田峠そのものだけでなく和田峠手前のゆるい登りからしっかり走るような練習をしていれば、このコースのよい事前練習になるのではないかと思います。

 

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東京ヒルクライムHINODEステージ⑤レース後

終了後は、日の出肝要の里までくだり、そこで表彰が行われました。

総合で6位に入っていないことは確実で、絶対に表彰は無かろうと思っていましたが、蓋を開けてみると(7名しかいない)年代別で2位となり台に登らせていただきました。

別組で走ったTREK MADONEの方、そしてママチャリクライマーのTさんと一緒に、表彰。商品として、おつまみの詰め合わせをいただきました。

このレースは、総合、年代別他、日付(30日だったため、30位の方を表彰)、ブービー賞等も表彰していました。

他で例を見ないなと思ったのが、事前申告タイムと実際のタイムの差が少なかった方の表彰。トップの方は差1秒以内に収めており、ハイレベルな争いでした。

 

なお、参加賞は助六寿司と、オリジナルTシャツと、ネックカバー、そして歌舞伎揚でした。

700kcal近くある歌舞伎揚げひと袋が一瞬で空いてしまうレース後の恐ろしさ。とても美味しかったです。




このコースは、普段から来られる方いわく、常にウェットで後輪が滑るようなことも多いそうです。しかし、今回は乾いた路面で、段差を除けば終始路面状況は良かったです。

運営の方が事前に路面を清掃してくださったそうで、走っているときは大変ありがたいなと感じました。この場を借りて、御礼申し上げます。

 

雰囲気も終始和やかで、また参加したいなと感じました。住まいからは遠く離れていますが、予定さえ合えば来年も是非参加したいところです。

末尾ですが、運営の皆様、参加された皆様、楽しい時間を誠にありがとうございました。またご一緒できる機会がありましたら、その際はよろしくお願い申し上げます。

 

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