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ロードバイクにフラットペダルはダサい?ロードバイクでフラットペダルを使うことについて。

目次

ロードバイクとフラットペダル①ロードバイクにフラットペダルはダサいのか?

ロードバイクとフラットペダル②フラットペダルのメリット

ロードバイクとフラットペダル③フラットペダルのデメリット

ロードバイクとフラットペダル④デザイン性に優れたフラットペダル

ロードバイクとフラットペダル⑤フラットペダルはダサくない!

 

ロードバイクとフラットペダル①ロードバイクにフラットペダルはダサいのか?

ロードバイク フラットペダル」を検索窓に入れると、「ダサい」がサジェストされます。

しかし、筆者としてはけしてダサいとは思いません

ロードバイクは基本的にレースを想定した機材ではあってもレースでしか使えない自転車というわけではなく、ツーリング、街乗りに使う人もいます。人それぞれの自転車の使い方があって、そうである以上はその使い方にあった機材を選べば良いと考えているからです。

現在の筆者は複数台のロードバイクでSPDペダル、及びSPD-SLペダルを使い分けていますが、エスケープR3で走り回っていた最初の2年程はフラットペダルで乗っていました。

この記事では、ひととおりのペダルを使った筆者の視点で、フラットペダルのメリット、デメリット、おすすめのフラットペダルについて解説してゆきたいと思います。

△自転車を初めて2年目の筆者、ドロップハンドル化したエスケープR3で200km以上走って日光へ。このときのペダルはフラットペダルです。

 

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ロードバイクとフラットペダル②フラットペダルのメリット

先ずは、フラットペダルのメリットについて解説してゆきます。

フラットペダルのメリット①足つきがよい

一旦慣れてさえしまえばビンディングペダルであっても通常仕様で転倒につながるようなことはほぼなくなりますが、フラットペダルに比べれば立ちごけ等の危険は多くなります。

個別のシチュエーションとしては、寒い季節で日陰が凍っているような場合等に滑ってしまったとき、ビンディングペダルでは咄嗟に足がつけない場合が皆無ではありません。

足つきの面では、安全性についてはフラットペダルが勝るのが事実でしょう。

 

フラットペダルのメリット②膝などへの負担が少ない場合もある

ビンディングペダルは足を固定するため、セッティングで大概は良くなるものと思いますが、膝痛を誘発することが皆無ではありません。

この点、足自体がフリーなフラットペダルの場合、膝などの可動域を成約されることによる痛みは生じにくいです。

 

また、公道で何百キロと走っていると信号待ちのビンディングリリースが度重なり、それが理由で足首が痛くなってくることも皆無ではありません。

フラットペダルなら足を離せばすぐ地面に接地できるため、そのような問題はありません。

フラットペダルのメリット③踏み位置を変えられる

巡航時は拇指球でペダルを踏みつつ、トルクフルに踏みたいときは気持ち踏み位置をつま先よりにしたりするなど、踏み位置の変更が自在です。

これはビンディングペダルでは出来ず、フラットペダルだからこそできるメリットです。

ロングライドでは足裏もそれなりに張ってくる場合がありますが、微妙に踏み位置を変えることでだましだまし走ることができるのはフラットペダルならではです。

 

フラットペダルのメリット④靴が自由になり、私服と合わせやすい

ビンディングシューズはあまりデザインが豊富とは言い難いと思います。私服に合わせられるデザインのものは少ない、ないしTPOによっては皆無だと思います。

また、SPDならそうそう気になりませんが、歩くときに金具の音がしてしまうビンディングシューズは場所を選びます

私服以外でも、スーツで通勤するサラリーマンの方などは、ロードバイクで通勤するにしてもビンディングシューズを履くのに抵抗がある方も多いでしょう。

(この記事の本旨から外れる全くの余談ながら、「SPD革靴」なんて製品が出たりしないかなぁ…と思っていたりします。街中でもSPDペダルやSPD-SLペダルを革靴で踏みつけて乗っている通勤と思しきサラリーマンの方はそれなりに拝見するので、需要は確実にあると思うのですが…)

フラットペダルなら靴を選ばないため、このような問題に悩む必要がなくなります。

△筆者のSPD-SLシューズ。私服に合うかといえば…。

 

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ロードバイクとフラットペダル③フラットペダルのデメリット

続けて、フラットペダルのデメリットです。

フラットペダルのデメリット①ペダリングロス

シューズとペダルが完全固定されているビンディングペダルに比べれば、どうしてもロスは生じます。

ペダリングそのものでは綺麗に行えればビンディングがなくともそう大きなロスは生じないかもしれませんが、シューズの側が非専用のソールに硬さがない靴だとペダリングの際にしなってロスを生んでしまうため、結局専用システムよりどこかしらでロスが生じるのは事実です。

△効率的なペダリングも、ビンディングあってこそ

フラットペダルのデメリット②引き足を使えない

引き足というのは、ペダルが6時〜12時の間にペダルを上方向に引くような動作のことです。

引き足は実際のところ不可能という方もいますが、例えばヒルクライムにおけるダンシングで、重心を大きく前方に持ってきた状態で行うダンシングの際は、踏む側の脚に自重を載せる動作の一環で自然と反対側の脚を引き上げるものと思います。

筆者としては、筆者自身上記を行うことから、少なくとも踏み側を阻害しない程度には引き上げる動作はごく一般的に行われているのではないかと思っており、そういう意味で引き足は存在すると考えています。

フラットペダルでは、このような引き方はできません。引こうとすれば足がペダルから離れるのみです。

フラットペダルのデメリット③ダンシング等で滑る

ペダルそのものが濡れてしまったときや、ダンシングで大きくつま先を立てるときなど、ペダルから足が滑ってしまうことがあります。

このような面では、ビンディングペダルのほうが安全であると言えます。

△フラットペダルで同じペダリングをするのは至難の業…だと思います。

フラットペダルのデメリット④本気感は出ない

プロやレース志向のハイアマチュアであればまず全員がビンディングペダルを使っているものと思われ、そういう面からビンディングペダルを使わないとレーサーらしいレーサーには仕立てにくいです。

乗り手がどのような意気込みでも、車体だけを見たとき、フラットペダルではどうしても本気感は薄くなるものと思います。

このような点が、ロードバイクをレース機材として見る方々の目線では「フラットペダルはダサい」という感想のもとになってしまうものと思います。

△SPD-SLペダルを装着した筆者の自転車


ただ、便宜的にデメリットに分類しましたが、逆に本気感が出るのを望まない方にとっては、これはデメリットではないでしょう。

むしろビンディングペダルにすることで本気感が出てしまうのをデメリットと感じる方もおられるかもしれません。

 

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ロードバイクとフラットペダル④デザイン性に優れたフラットペダル

フラットペダルとひとくちに言っても、様々なペダルがあります。

ここでは、あくまで筆者視点ですが、デザイン性に優れたフラットペダルを紹介させていただきます。

デザイン性に優れたフラットペダル①GORIX アルミペダル

流行のオイルスリックのボディ、軸部分はカーボン柄という、華やかなペダルです。

合わせる車体は選ぶかもしれませんが、合う車体にはとても映えるペダルとなるでしょう。

 

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デザイン性に優れたフラットペダル②GORIX スタンド内蔵アルミペダル

GORIX続きですが、こちらはスタンド内蔵

キックスタンドは利便性が高いですが、フレームへのダメージが心配な上、装着するとスタイリッシュさが失われるように思われる方も多いでしょう。

そのような方には、うってつけの製品ではないでしょうか。

 

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デザイン性に優れたフラットペダル③三ヶ島 シルバン

三ヶ島製作所のペダルは、信頼性の高いペダルです。Twitter等でもその技術を解説しており、一見の価値ありです。

そんな三ヶ島のシルバンは、長い歴史を持つ堅実なペダルです。

自転車に詳しくない方でも一見して分かるような華やかさはないかもしれませんが、質実剛健ないぶし銀のようなカッコよさがあるように感じます。

 

 

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デザイン性に優れたフラットペダル④ロックブロス アルミペダル

ロックブロスのペダルは、愛車をよりスポーティにしてくれるかと思います。色、デザインも種類が多く、多くの選択肢から選べます。

 

amzn.asia

 

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ロードバイクとフラットペダル⑤フラットペダルはダサくない!

いかがでしたでしょうか。フラットペダルはけしてビンディングペダルに劣るものではなく、用途によっては積極的に選ぶべきペダルです。

また、今回紹介させていただいたのはごく一部の商品ですが、デザイン性に優れたフラットペダルは数多くあります。

フラットペダルはけしてダサくはありません。

お気に入りのフラットペダルを、相棒と呼べるまで使えれば、それはとても幸せなことではないでしょうか。筆者としては、そのように思う次第です。

 

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※画像の一部を「いらすとや」様からお借りしています。

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