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激安のママチャリ、注意した方がよいことのお話。

激安なママチャリの注意点とは?

ひとくちにママチャリと言っても様々で、高級なものではブリジストンのアルベルトのように、クロスバイクと同等かそれ以上のお値段のものさえあります。

一方で、1万円さえ切ってくるような激安なママチャリも存在します。

激安なママチャリ、とにかく安く自転車に乗りたいという人には一定の需要があるものと思います。しかし、注意した方がよい点があるのは事実です。

この記事では、激安なママチャリを買いたいという方に向けて、注意した方が良いことを解説します。

目次

激安なママチャリの注意点①部品の耐久性

激安なママチャリの注意点②組み方の甘さ

激安なママチャリの注意点③「結局高くつく」こともある

もちろん、全ての激安ママチャリの品質が悪いわけではない

「安全なママチャリ」の見分け方

 

激安なママチャリの注意点①部品の耐久性

SNSを見ていると、自転車のハンドルがいきなり折れた!などという恐ろしいポストが散見されます。

もちろんどんな値段の自転車であっても、何かしらの不具合を起こす場合はあります。

しかし、適切な設計のもと造られ、しっかりと耐久試験等を通った上で市場に出ている製品とそうでない製品を比較した時、不具合を起こす可能性があるのは明らかに後者でしょう。

 

適切な設計や、耐久試験にもコストがかかります

逆に言えば、安すぎるものというのはどこかを抜いた為に安いのであって、その「抜かれた」部分が適切な設計であったり、耐久試験であることも考えられます

激安の自転車を購入する際には、そういう事を頭に置いた上で選ぶと良いかと思います。

 

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激安なママチャリの注意点②組み方の甘さ

通販サイトなどで購入した自転車は、誰によって組み立てられているのでしょうか。

しっかりした自転車屋さんであればよいですが、そうでない可能性を否定できません。

激安ママチャリが激安である所以は、そういう「整備士のコスト」を抜いているから、の可能性もあります。

オーバートルクで組まれた部品は破断します。トルクが足らなければ脱落します。走っている最中に、いきなりこんな事が起きたら対応できるでしょうか。

そういった面も考えて、目の前にある激安自転車が本当に大丈夫か、考えると良いと思います。

 

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激安なママチャリの注意点③「結局高くつく」こともある

極端な例を出しますが、寿命2000kmで5000円のタイヤと、寿命5000kmで1万円のタイヤがあったとした場合、1kmあたり前者は0.4円、後者は0.05円使っている計算になります。見かけ上は同じタイヤで販売価格は前者の方が安いですが、前者の実際のコストは後者より前者のほうがよほど高いことになります。

もちろん高価なものだからといって長持ちするとは限りませんが、「安物買いの銭失い」になる可能性があることには留意したほうが良いでしょう。

 

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もちろん、全ての激安ママチャリの品質が悪いわけではない

もちろん、激安なママチャリだからといって全ての製品の品質が悪いことはないと思います。しかし、「安いものには理由がある」ことは事実だと思います。

ここまで繰り返していることではありますが、「どこをコストカットして安さを生み出しているのか」を考えた上で、安全面などクリティカルな部分を省いていない自転車を選ぶように、留意するとよいものと思います。

 

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「安全なママチャリ」の見分け方

安全なママチャリを見分けるうえでひとつの目安となるのは、以下の4マークです。

品質を保証するBAA、SG、JISの各マークと、整備士による整備の証明であるTSマークです。

BAAマーク

BAAマークは、一般財団法人自転車協会によるものです。

協会の自主基準に照らして安全基準を満たすと認定した自転車に貼られます。

公式サイトによれば、認定に際しては約90項目に及ぶ検査を実施しているとのこと。

また、実際に販売されている自転車を購入し品質検査を実施することで、安全基準に適合しているか確認しているとのことです。

 

また、「BAAアドバイザー」という、公式サイトの言葉をそのまま借りれば「安全・安心で環境に優しい自転車選びのプロフェッショナル」が存在します。

一般財団法人自転車協会のHPからは、BAAアドバイザーが在籍する自転車店舗を検索できるようになっています。

買いたい自転車が本当に安全か等、悩んだときは相談してみるのもよいのではないでしょうか。

www.baa-bicycle.com

△参考

 

TSマーク

TSマークは、自転車安全整備士が整備した自転車に貼り付けされるもので、期間1年の保険がついてきます。

TSマークは、公益財団法人日本交通管理技術協会によるものです。詳しくは、協会のHPをご覧いただければと思います。

協会のHPからは、自転車安全整備店を検索することもできます。

プロの目で自転車を点検・整備してもらいたいと考えている方は、協会のHPより自転車安全整備点を検索し、自転車安全整備士が在籍する自転車店をご来訪いただければと思います。

tsmark.jp

△参考

JISマーク・SGマーク(上に比べると少数)

同様に、JISマークSGマークというものも存在します。

それぞれ、JIS規格に適合することが登録認証機関により証明されている製品、一般社団法人製品安全協会が運用するSG基準という安全基準に適合する製品に表示されます。

これらが表示されている自転車についても、一定の品質、安全基準を満たすものと捉えて良いでしょう。

 

上記マークがないからといって低品質というわけではない

上記で紹介したマークがないからと言ってただちに低品質で安全性が低い自転車というわけではありません。

また、上記で紹介したマークが付いている自転車でも、初期不良や不具合が全く発生しないわけでは勿論ありません。

ただ、上記4マークがついている自転車であれば、一定の品質を公に認められた自転車であることは事実です。

安全性にこだわって自転車を選びたい場合は、上記4マークの有無を確認するとよいでしょう。

 

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※画像の一部は「いらすとや」様よりお借りしています。

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