キャットアイのテールライト「ViZ300」を導入してみましたので、1stインプレッションを記載してみます。
目次
キャットアイ・ViZ300のレビュー①見た目・重量
見た目は以下のとおり。かなり大きく、いかにもテールライトをつけています、という見た目です。後ろから見ても3つ目のテールライトで、存在感を主張します。
大きさがあるため、シートの出シロが少ないフレームの場合、サドルバッグ等と併用すると取り付けに少し苦労するかもしれません。
ただ、縦設置・横設置を選べるため、縦にスペースが足らない場合は横設置を選べば比較的省スペースで取り付けは可能です。
重量は47g(公式HPより)。テールライトをつけるシチュエーションで1g単位の重量が問題になる機会はそうそう無いと思いますが、参考まで。
キャットアイ・ViZ300のレビュー②お値段など
お値段は税込4400円です。テールライトとしては比較的高価格帯に位置する製品です。
ただ、後述の性能を考えるととても安い買い物だと思います。
なお、記事執筆時点(22年5月下旬)で、当製品は実店舗限定販売です。化粧箱にしっかり書いてあります。
このため、通販での購入は(少なくとも正規品では)不可能と思いますので注意が必要です。
キャットアイ・ViZ300のレビュー③デイライトとして
筆者は以前、同じくキャットアイのラピッドX3も使用していました。
ラピッドX3はデイライトの必要性がよく話題になるようになった頃に出た製品で、最大100lmです。
ただ、夜間では眩しすぎるくらいですが、デイライトとしては正直付けていてもそれほど変わらないのではないか…と感じていました。
今回購入したViZ300は、モデル名のとおり最大300lmです。
デイタイムハイパーフラッシュというモードがあり、一定間隔で300lmの光を放ちます。
なお、デイタイムハイパーフラッシュはカタログ上では8時間持つモードです。
夜間は真後ろで直視するのは耐え難いレベルの光です(流石にここまで明るいと後続車への目潰しでしかないので、このモードは夜間は避けたほうが良さそうです)。これほどの光量があると、昼間でもそれなりに目立ちます。
対車でも相応に効果があるものと思いますが、特に効果を感じるのは対自転車です。
街中で徐行しているとぴったり真後ろについてくるような自転車は結構いますが、そのような自転車が多少距離を取ってくれる事が多くなりました。
点灯を真後ろから。
キャットアイ・ViZ300のレビュー④夜間ライトとして
夜間ゆえ、このViZ300しか付けていない場合は点灯で使用する必要があります。
点灯はデイタイムハイパーフラッシュの一番強いフラッシュよりは弱いですが、それでもかなりの光量です。
これで見落とすとしたら何を見て運転しているのか、と言っていいレベルの光量です。
電池式のライト等と比較すると光量の差、そして安心感の差は歴然です。
点滅と点灯のどちらが目立つかは諸説ありますが、個人的には併用が一番だと思っていて、筆者は点灯の電池式ライトと点滅のViZ300を併用しています。
点滅でもかなりの光量ですが、カタログによれば45時間持ちます。1日1時間の夜間走行でも1ヶ月半持つ計算で、充電もストレスフリーです。
点灯を真横から。
キャットアイ・ViZ300のレビュー⑤耐久性
耐久性は今後長く使用してどうか…というところですが、カタログ上防塵防水性能はIPX4です。「X」は防塵について(機能として求められないため)テストされていない事を、「4」は飛沫に対する防水性能を持つことを示します。
キャットアイの他のテールライトも、多くのモデルがIPX4です。
防塵はともかく、防水については割と問題になる事も多いかと思いますが、飛沫程度に対する防水性能以上は担保されていない事には留意した方が良いものと思います。
筆者は以前、同じくIPX4のラピッドX3を大雨のなかで使用し、水没させてしまった経験があったりします。
本格的な雨の場合は別のライトを使用するようにし、このライトは使用を控えるようにするのが望ましいものと思います。
さいごに
記事執筆時点で販売しているテールライトの中ではかなり高性能な部類に属すると思います。
海外では最大450lmのモデルもあるようですが、300lmの現行モデルでもこれ以上明るくても後続車への目潰しになってしまうのではないかと思う程の充分すぎる明るさです。
5000円足らずで安心感を大きく高められると考えれば、安い買い物だと思います。ぜひ、採用をご検討いただければと思います。