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…グランペール…

【過去ライド】2017年6月ライドログ

※この記事で掲載しているのは本ブログを立ち上げる前のライドですが、個人的な記録として残していたものを再編集しています。

目次

都民の森TT(2017.6.2)

京都を目指す(沼津リタイア)(2017.6.17)

夕焼けのポタリング(2017.6.19)

東京→仙台チャレンジ(2017.6.23)

 

都民の森TT(2017.6.2)

ストレスをカロリー摂取で紛らわせるような生活。このままじゃ肥満まっしぐらだと思ったところで、ちょうど全休、天気は快晴。さあサイクリングに出かけよう。


と、いうわけで武蔵五日市駅に来ました。いつものように左折して檜原街道へ。

奥多摩は難読地名が多い印象です。初見で読める人がどれくらいいるのでしょうか…。

檜原村役場を過ぎて、「橘橋」交差点を本日は左折。そしてここからタイム計測開始です。本日の目標は「都民の森」。ここから距離約20kmで約780m登ります。都民の森は標高1000m。速い人は60分を切るらしいため、とりあえず60分を狙ってみることにしました。

実は走ったことのないコースではないです。登りで走るのは本日が2度目、くだりだけも含めれば4度目、でしょうか。

ですが、これまでタイムを気にしたことはなかったため、自分がどれくらいかはサッパリわからずのスタートです。



序盤は大した傾斜ではないです(写真は全て帰りに撮ったもののため、上から見下ろしている構図になっています)。時折くだりも混じる、25km/hをちょっと頑張れば維持できる程度の道です。

 

 

難読地名パート2:「ひとざと」と読みたくなりますが「へんぼり」。人里離れた山奥に、この地名です。

 

体感として、数馬を過ぎると徐々に傾斜が厳しくなってきます。
そして先日心拍計が不調を起こしてしまい、まだ直っていない関係で、今日は無理のない走行が客観的に行えず。おそらく序盤オーバーペースだった模様で、あと5キロ以上残してかなりいっぱいいっぱいです。

あと4km、旧料金所。奥多摩周遊道路が有料だった時代の名残です。

悪い思い出がふっと浮かんできます。
そういえばここから急傾斜になるんだっけか、とここにきて思い出します。
斜度10%の黄色看板を、なかば絶望の眼差しで見る自分。



旧料金所を過ぎると景色がひらけます。登っているときは傾斜マシマシで見る余裕なんかないのですが…。

ラスト1kmを残して腰が完全終了。全く踏めなくなってしまい、30秒くらい足をついて伸びをしたら嘘のように痛みが引いて不思議だなという感じです。

 

…というわけで到着。
1時間7分10秒。まあ普通の人並みでしょう。
装備込み車重12.9kgで、多分他のひとより3kgは重いですが、それも条件です。

バイクラックもあって、ありがたい限りです。

バニラ&抹茶ソフト。
せっかくカロリー消費したのを秒で無駄にしていくスタイル。
300円。体使い切ったあとに甘いものは沁みます。

そういえば今日は登りでお猿さんを見かけました。熊以外なら別に何に遭遇しても良いのですが、いきなり道に飛び出して来られると驚きはします。

秋川も美しく。

帰りの多摩川。緑が生き生きとして、夏ももう近いなと思わされます。
時間は有限、楽しめるのは今のうちだし、将来楽しむために努力しなきゃいけないのも今です。頑張らなくてはいけないなと思います。

 

 

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京都を目指す(沼津リタイア)(2017.6.23)

京都を目指しました。ルートは家から相模原に出てR129を南下し平塚まで出て、平塚からは(基本)延々R1。

結果を先に述べると、表題の通りですが到底及ばず、家から110km程度走った沼津でリタイアしました。

前日は10時過ぎに寝て、起きたら3時半だったので用意してスタート。
まずこの時点で失敗。寝不足です。
そして早く出たことでR129の混雑を回避できるかと期待したのですが、トラックだらけなのはいつもと変わらず、35km/h-40km/hでの走行を強いられ、平塚までで早速消耗してしまいました。

 



あまり写真を撮っていないので、あっという間に小田原の手前です。R1は小田原の市街地に入る前に何度かアップダウンを繰り返すのですが、小田原市街から伊豆半島まで一望に収める絶景ポイントがあります。

サドル周りに終始違和感がありましたが、小田原に入る頃にようやく解消。中々悩まされました。


そして昨年2月以来(湯本までは昨年末に友人と来ていますが…)の箱根。
ヒルクライム初心者だった昨年2月と違い、今は富士あざみラインまで登ったことはあるし、そんなに辛くないだろうと思って舐めてかかったら、コレが大きな誤算でした。

まず幹線国道なので当たり前ですが交通量が非常に多いです。特に湯本から宮ノ下。
宮の下で御殿場方面への分岐を過ぎると少し静かにはなりますが、そこまでは結構な交通量です
いちおう白線左側に側溝がありますが砂利まみれで、車が来ても左側に逃げ場がありません。
かつ車の方もコーナーの連続で、対向車も多いので迂闊に右にはみ出せないような状況です。
たびたび停車して前を譲りましたが、登ることには集中できません。

そもそも勾配自体もそれほど楽ではありません。
平均斜度は6%くらいで、今まで体験したことのある勾配ではありますが、34-25のギア比1.36で、装備込み車重16kgの自転車を引き上げるのは結構辛かったです。
先が長い(とこの時はまだ思っていた)のでパワーは使わず登ろうとしましたが、この車重では手を抜くといやでも15km/hは切るので90回転は維持できず、結局パワーで無理やり踏んづけて登るようなカタチになってしまいました。
結果、筋肉に大きく負担をかけてしまい、最高点に着く頃には腰が痛んできました。

 

芦ノ湖で写真撮りがてらすこし休憩。富士山は見えず…。正直、ここまででかなり消耗していました。

箱根峠まで登り返し。2km程度の登りですが、もうガタガタです。

そしてここから三島まで延々20kmほどダウンヒル。

絶景がところどころで望めます。自転車で色々なところに行きましたが、これほど素晴らしい景色を見たことも少ないです。

くだりで、お腹を冷やしてしまいました。安全面もそうですがお腹だけは冷やしたくなかったため速度はかなり自制していたのですが、とんでもない西風で、向かい風と走行風のダブルショックでお腹に気持ち悪い感じが。

三島を過ぎ、ほぼ路肩がないうえに車が途切れない道を終始うしろを気にしながら走るのは非常にストレスフルでした。

加えて向かい風。あとで天気予報を確認したら5mの強風でした。
沼津でお腹の気持ち悪い感がどうしても耐えられなくなり、コンビニを探して休憩。

セブンイレブンの駐車場でブルガリアヨーグルト2個食べて、もう再走行する気になれず…でした。

せっかくだし沼津港でも見に行くかとも思ったのですが、もういいやと思い、ふらふらと駅へ戻る方向に。

沼津駅の位置がスマホの地図でどうにも理解できず、途中で警察の方に道を尋ねました。スマホの地図見てこっちかな?と見当をつけた方向と真逆。警察の方に感謝です。

警察の方に近道として教えていただいた「あゆみ橋」。雰囲気の良い橋です。なんとも言えず…。この雰囲気の良い橋が旅の終わりに相応しいように感じられました。

多摩センターまで輪行し、帰宅しました。

多摩センターで輪行解除して、帰ろうかと思った時点でゲリラ豪雨に見舞われました。

しかも家に着いたら止むという…。日頃の行いが悪いのでしょう。

 

 

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夕焼けのポタリング(2017.6.19)

聖蹟へ軽いポタリング。

天国への階段では、トラックドライバーとロードを兼任しているおじ様と居合わせ、話し込みました。トラックドライバーの方から見たロードバイクのお話など、参考になる話も多かったです。お互い思いやって走れればいいなと改めて思いました。

府中四谷橋、この橋から見える景色が好きだなと思います。

 

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東京→仙台チャレンジ(2017.6.23)

朝4時半に起床し、昨晩に買ってあったツナマヨ×3個放り込んでこの時間にスタートです。

 

国立市街を抜けて府中街道を北に向けて走り、新座市から埼玉県入りし、志木街道へ。

 


埼玉県はこのように、自転車道が青色舗装されている部分がところどころあります。
このタイプの自転車道は走りやすいことこの上なく、もっと広まって欲しいなと思います。

東京も自転車走行マークは増えていますが、容赦なく路駐する車が多すぎてあまり実効がありません。

とはいえもちろんペイントされていない区間の方が断然多いです。さいたま市に向かう道路は通勤ラッシュ。荒川をわたればさいたま市です。

さいたま市から17号を北上して、北東に進路をとって蓮田、幸手方面へと向かい、茨城県五霞市で新4号バイパスへ。R4合流地点での走行距離は72kmでした。

先ほどの交差点「消防署前」で左折し新4号に入りますが、程なくして到達する利根川に架かる橋は自動車専用です。側道に迂回を求められます。
以前深夜に走った時はとても怖く感じましたが、明るいとほのぼのした雰囲気です。土手への階段を押して上がります。

利根川を過ぎて新4号に復帰します。
新4号は危険だと言われることも多いですが、ほとんどの場所で高速道路並みに路肩が広いため個人的にはそこまで危険と感じません。ただし80km/h近くで飛ばして行く車が多いのも事実なので目立つ服装は必須です。

街灯がほとんどないところも多く、路面も場所により穴が空いていたり砂利まみれだったりとけしてよくはないため、夜間ならフロントも相応なライトが必須です。

栃木県入り。この日は非常に暑く、6月にして最高気温が30度です。
新4号はこのとおり遮蔽物がなくて熱中症が怖いところでしたが、こまめに水分補給をしたため大丈夫でした。

新4号は宇都宮で終わり、宇都宮を過ぎると那須高原に向けて登ってゆきます。
気づかないうちに登っているような場所が多く、無理にペースアップしようとするとかなり削られてしまいます。心拍が7割以下=140以下をキープできず、この辺から気をぬくと一気に160近くまで跳ね上がるようになってきました。

写真は那珂川。越えると関八州も北の果て、奥への関門・那須市。



前回はGWの真ん中あたりに実行したため大型車がほぼおらず、
絶対的な交通量も少なく感じましたが、平日は結構な交通量でした。

那須を登りきり、くだりに転じてすぐ福島の県境。

セブンイレブン白河インター店はこの通りサイクルラック完備。
チューブ修理用のパッチも店内で販売していました。
訊くと、顧客からの要望で設置したのだとか。サイクリストに理解のある施設が増えるのは嬉しい限りです。



ひとにより精神の持ち方はいろいろあると思いますが、自分の場合仙台までを走る時は
「宮城県に入ったらウイニングラン、実際のところ福島市がゴール」と考えています。
福島まででほぼ300kmくらい。こう考えると那須高原あたりで200km過ぎてからはいわば「ラスト100km」ですが、終わりが見えると人間がんばれるものです。

かつ、福島は全般に道が広くて走りやすく、くだり基調で暖かい季節は追い風な場合が多いため、距離の割にあっという間に過ぎ去ります

逆に言うと、100km-200kmに相当する栃木区間は終わりも見えなくてかつ後半は登りなので辛いです。

ただし、栃木さえ乗り切れれば以降は前述のように気持ち的にも走行的にも楽。

体感的には、福島の県境で体力が3割残ってれば仙台には辿り着けるといったところです。

福島まで行ければあとは楽、と信じて多少つらくてもリタイアに逃げず黙々とペダルを回すのが栃木攻略のコツだなと思います。


写真は郡山付近の青看板。ここでやっと仙台までの残り距離が出てきます。

本宮あたりで陽が落ちてきます。

安達太良山。

二本松の道の駅にて。この辺で残り100km。
多少眠気を感じ、ちょうどよく目の前にベンチがあったので少し仮眠しようかと思ったのですが、起きた後に再び走行する気にもなれないだろうなと思ったためコンビニで買い物を済ませ即走行再開しました。

福島市街は盆地になっており、市街に入る手前で市街を一望できるポイントがあります。夜景が息をのむほど綺麗でしたが、撮りそこねてピンぼけです。

福島市街で阿武隈川を2回渡ります。この辺で300km。精神的にはゴール、あとはおまけ。国見峠が待ち受けていますが、ここまで来ればもう怖くありません。

ここまで極力心拍を7割以下に抑えて走ってきましたが、国見峠の登りだけは180まで許容として、22km/hくらいを維持して一気に登り切りました。
熊よけの鈴代わりに熱唱。はたから見れば変な人間違いなしだったと思われます。

登りきったら白石まで数km、さーっとくだりです。
それにしても面白かったのが、後ろを向いた時。
街灯がないので文字通りの真っ暗、というか真っ黒で、目の暗順応が追いつかない感じ。虚無の闇でした。

白石からは平坦基調。地味に仙台まで50kmあります。
おまけとして美味しく食べられるほど短い距離ではないですが、福島に着くまではそう思い込みでもしなければやってられないです。

柴田のセブンイレブンで最後の休憩。



岩沼、名取を過ぎてここからは本当にウイニングラン気分、ただここからも意外と仙台駅まで遠く感じられたり…。

 


日付が変わって24日午前1時46分、仙台駅到着。

休憩込み走行時間20時間46分
走行のみの走行時間16時間04分39秒
走行距離373.23km
平均速度23.2km/h

 

<全補給レシート>


他、自販機でのドリンク補給が何度か。


(約60km)
セブンイレブン宮代町店
(約35km)
ローソン結城小田林店
(約55km)
セブンイレブン栃木さくら店
(約70km)
セブンイレブン白河インター店
(約70km)
ファミリーマート道の駅安達店
(約70km)
セブンイレブン柴田インター店
(約25km)
仙台駅

休憩のための休憩は一度も取っておらず、車体を離れて座ったのは上記の6回のコンビニ休憩が全て。かつ、全てのコンビニ休憩を長いところでも10分以内で収めています。前回と比べアベレージスピードは落ちていますが、休憩時間を大幅に短縮できたため、総合タイムではかなり縮減できています。



朝の日差しにつつまれる仙台に別れを告げて、6時06分の始発やまびこで輪行し東京へ戻ります。
何しに仙台来たんだと言われそうですが、仙台へ走ることが、今回の目的です。仙台で何かするために帰ったわけではありません。



東京の23区内在来線では極力輪行しないことにしているので、東京駅で輪行解除し、残りは自走です。

体も自転車も汚れきってボロボロになりながらも、東京駅からなんとか40km走り、日野市の自宅に帰宅。こうして旅は終わったのでした。

 

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