目次
八溝山ヒルクライム①はじめに
八溝山(やみぞさん)は、福島県と茨城県の境付近に位置する山です。茨城県内最高峰で、標高1021.8mです。
八溝山ヒルクライムでは、この八溝山を茨城県側、大子(だいご)という町をスタートにして登ります。
コースプロフィールは、21.2km、獲得標高1016mで平均斜度4.5%というものです。
平均斜度の数字は大人しいものですが、この数字はこのコースの本質を表していません。序盤10km強は緩やかに登るものの下りも入るようなアップダウンだからです。
後半の林道区間だけを切り取ると、6.5kmで標高差600m弱を登り、平均斜度は9%近くなります。
マイナスイオン溢れる大自然のなか、アップダウンのあるロードレース的な走りから、スパイシーなヒルクライムまで楽しめるのが、この八溝山ヒルクライムの良い点です。
八溝山ヒルクライム②レースまで
アクセス&自転車の街・大子
宮城から向かう場合、アクセスは東北新幹線で郡山に行って、そこから水郡線に乗り換える形となります。
郡山と水戸を結ぶ水郡線は、色々と制約はあるもののサイクルトレインを実施しています。(今回は普通に輪行)
常陸大子の駅に降り立つと、早速自転車の模様を付した駅舎が出迎えてくれます。
(スイカ改札の横、ドアに自転車のマークが入っています)
さらに、駅前には自転車のかたちをしたサイクルラックがあったりします。
この八溝山ヒルクライムレースの開催もそうですし、町で発信しているYouTubeの動画などもあり、町として自転車を観光振興に結びつけたいという雰囲気を強く感じました。とても嬉しいことですし、いちサイクリストとして応援したいなと思わされます。
(駅前のSL)
アクセスの注意として、水郡線の本数の少なさが挙げられます。水戸方面はもう少しあるようですが、郡山~常陸大子間は次の電車まで3時間空くことがあります。
今回前日土曜日が降雨だったため、家を出る時間がどうしても雨に左右されてしまい、結果として仙台駅で新幹線を1時間、郡山駅で水郡線を1時間半待つ羽目になりました。
お越しの際には、水郡線のダイヤを見越してスケジュールを立てることを強くおすすめします。
宿泊&食事
宿泊は、奥久慈川沿いの「福寿荘」さん。旅館らしい旅館で、短い時間の滞在でしたがとてもゆっくりできました。
檜風呂と通常の湯船があり、前日夜は檜風呂、当日朝は通常の湯船に入りました。
(足裏マッサージをしながら。滅茶苦茶効きました)
前日の夕食と当日の朝食は近くのセブンイレブンで調達。ざるそばとおにぎり数個を食べてお夕飯にしました。
前日の朝は2回に分けて白米メインに1500kcal程度を摂取し、昼は駅弁とおにぎりで1000kcalを摂取しているので、前日は3500kcalくらいの摂取です。
毎度のことながら、宿に置いてあるお品書きを見るたびに、宿の美味しいご飯を食べたいなと強く思います。それがためだけに再訪したいなと思えるくらいです。
当日朝は同じくセブンイレブンで調達したおにぎりを3つ。
調整
木曜日まではいつもどおりの練習で、金曜日は天気が悪かったのもあり軽くジョギングのみ。土曜日は移動のみで強度を落としました。
当日朝も宿から会場までの自走数kmと、出走前に数kmの軽い流し、あとはレーススタートまでのパレードランのみでレースに臨んでいます。
毎回ですが、レース前はしっかり休むように、そして当日はアップしすぎないようにしています。疲れを徹底して取ることが大事…だと思っている次第です。
八溝山ヒルクライム③レース
平地セクション
八溝山ヒルクライムは、スタッフさんの先導によるパレードランが終わって、そのまま止まらずスタートを切るような形式でレースが始まります。
高校生〜20代の部の先頭でスタートを切りました。
序盤はアップダウンを含む平坦ですが、最初は35km/hくらいのスローペース。
ヒルクライムレースなのだからヒルクライムで勝負したいというのはいつも思うところで、個人的に平地はゆっくり進んでくれるのは大歓迎なので、ペースアップを試みることもなく淡々と走っていました。
先頭にはつけていて、ペースアップしたら合わせればいいか…というくらいの消極的な姿勢。
しかし、程なく数分遅れてスタートした30代の部が合流すると一気に速度が上がり、平地でも40km/hくらいに。
登りで一度セレクションがかかり、そこから60km/hくらいで下るなかでかなり人が絞れて更に快調に飛ばしていくなかで、何度か千切れかけました。
何とか千切れず先頭集団の最後尾についているような有様でしたが、平地セクションが後半に近づくに及び登りが増え、次第に集団の速度が落ち着いてくると却って休めるようになり、復活してきました。
鳥居から林道へ
15km弱の平地セクションが終わると、いよいよお待ちかねの登りです。概ね6.5km、平均斜度9%程度の結構な登りになります。
林道の入り口に鳥居があり、そこをくぐって林道に突入します。初っ端から10%は超えているであろうという結構な勾配です。
ここで、30代の部で優勝、総合でも優勝された方がかなりの速度で登ってゆき、一気にセレクションがかかりました。
キャニオンに乗った30代の部で2位の方がそれに追従し、その後に自分…という構図。後続は少し離れました。
優勝された方は、早々に抜け出してゆきました。自分と言えばそれを見ながらアイウェアを外そうとしており(林道だと偏光が暗すぎた)、その動作に手間取って右手が使えずシフトアップしそこねてみすみす差を空けられてしまうという有様。
優勝された方の実力は圧倒的で、どのみち長くはついていけなかったとは思いますが、負けるにせよ負け方というものがあります。今後の反省点です。調光レンズを用意したいと思います。
アイウェアを外すのを諦めて装着し直し、キャニオンの方の前に出ましたが優勝された方を追いかけるには全くもって実力が不足しており、結局キャニオンの方と一緒に走る形になりました。
このあたりで、後ろから20代の部一位になったコルナゴの方がジョイン。暫くこの3人で並走しました。
次第に着ききれなくなってきたのは自分でした。
苦しくなってきてダンシングで勾配をいなそうとしても、路面が滑る滑る…という具合でろくにトラクションがかかりません。
結局20代の部の方がもう一人合流してきて、その方がいいペースで引き始めたのと反対に自分がだんだん離されるシチュエーションが増えました。
急勾配の左コーナーでダンシングしたときにスーッと他3名に行かれてしまい、千切れてしまいました。
林道後半
ここから一人旅になり、一時は前の3人が見えないくらい距離を空けられてしまいました。年代別の入賞が5位までで、この時点で3位だったため、堅守でも良いかなあと思いかけましたが、何だかなあと思い、やれるだけは頑張ることに。
岩木山のときのように前に全く着ききれないというわけではなく、置いていかれた3名の方とはそれほど速度差が大きくなかったこともあって、可能な限り追ってみる方針にしました。
結局、一旦離されてから10分くらい後に、3名のうち2名を捉えました(後でお話を伺うと、20代の部の方は脚をつってしまったらしく…)。
もうその時点で20代の部で1位になった方は抜け出してしまっており、その2名を交わした後、追うつもりで頑張りましたが、既にゴールは近かったため、結局姿を拝めることはなくゴール。年代別2位でした。
(山頂より。後で調べると、もう少し景色が開けるスポットがあった…みたい?)
(表彰式待ちの会場。レース中はそれほどでもありませんでしたが、昼下がりには気温37℃となり、猛暑でした)
(お振る舞いのお蕎麦。コシがあってとても美味しかったです)
(ゲストライダーの方からボードをお渡しいただいて、いざ壇上へ)
さいごに
初開催のレースとのことでしたが、運営もとてもスムーズで、走力以外の賞もあったりするなど、楽しめる大会でした。
帰りの水郡線の時間の制約からゆっくり観光することは出来なかったのですが、袋田の滝など名所もあり、何より町全体として良き田舎という雰囲気でとても素晴らしいところでしたので、また行きたいなと強く思うところです(もう少し涼しい季節に行きたいところです…)。
御一緒した皆様、開催にご尽力いただいた皆様、誠にありがとうございました。
(行きの駅弁:会津わっぱ飯)
(水郡線待ちの間に駅前の食堂で食べたお蕎麦)
(帰りの駅弁:郡山海苔のりべん)