"GRIMPEUR"

…グランペール…

【レースレポ】八幡平ヒルクライム2023に参加しました。

目次

八幡平ヒルクライム2023①はじめに

八幡平ヒルクライム2023②筆者のレース前

八幡平ヒルクライム2023③筆者のレース

八幡平ヒルクライム2023④さいごに

 

八幡平ヒルクライム2023①はじめに

八幡平ヒルクライムは、岩手県は八幡平市の「八幡平アスピーテライン」を舞台とするヒルクライムレースです。

筆者が5月に出走した「おおつち新山ヒルクライム」、(今年は開催がなくHPも消えてしまっていますが)「北上夏油ヒルクライム」とあわせて、「イーハトーブヒルクライムシリーズ」を構成するヒルクライムレースのひとつです。

コーススペックは19.1km、獲得標高1134m、平均5.7%というものです。登り一辺倒ではなく、比較的急勾配の序盤の後には下りが時折入るようなコースで、登りだけでの勝負ではない難しさがあります。

 

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八幡平ヒルクライム2023②筆者のレース前

食事

前々日までは普通の食事。火曜夜と木曜朝には残業疲れからラーメンを食べたりしてしまっていました。ここ最近節制が行き届かなくて、岩木山の時より1kgくらい増えてしまっています(62kgくらい)。

八幡平ヒルクライム2023 火曜はラーメンビッグさん

八幡平ヒルクライム2023 木曜は山岡家さん

前日の土曜にはおにぎりをメインに3000kcal強

先日のやいた八方ヶ原ヒルクライムでは、当日の朝レース5時間前に600kcal程度のおにぎりを食べて臨みましたが、レース開始時点で既に空腹でした。

反省として当日朝の摂取カロリーを800kcalとし、レース開始の4時間半前、朝3時から食べました。

それでもレース開始時点で少しばかり空腹感がありましたが今回は問題なく走れたため、これで良かったのかなと思います。

 

調整

筆者の職場は夏季が繁忙期で、さらに筆者は暑いのが苦手なのもあり、7月~8月にかけては全然練習を積めていません。

TSSベースで6月までは1日あたり平均90台でしたが、7月からだんだん低下しており、8月は70台まで落ちています。

直前の週末もろくな練習は積めず、月火は幸い早く帰れたのでここで2部練。

疲れが残るかなと思いましたが練習していないのに疲労回復も何も無いだろうと考え、しっかり練習しました。

結果的には、練習不足だった身体にこれが良い刺激になったようです。

 

金曜日は仕事をお休みしてしっかり休み、土曜日も家から仙台駅までと、好摩駅からスタート地点に近い宿「ペンション日の出」さんまでの自走のみ。

 

睡眠

金曜夜に全然眠れず、その反動として前日夜はぐっすり眠れました。宿に着いて夕方5時くらいからうたた寝し、9時くらいからは熟睡して目覚ましで3時起床。

 

ぎっくり腰

仙台駅で輪行準備していたときのこと、前かがみになったその時、いきなり腰にバキッと痛みが走りました。典型的なぎっくり腰です。

ぎっくり腰は重度だと動けなくなることもあるようですが、筆者の場合はそこまでではありませんでした。

しかし、前かがみになると痛みが走るような具合で、輪行準備が終わった後にサイクルウェアの上から短パンを履こうとした時、立ったままではとても履けませんでした。

座っても腰を折ると痛むため、四苦八苦しながら履くような状態。

こんな状態になってしまったので棄権まで考えましたが、宿も新幹線も取った後だったため、とりあえず行ってみて駄目なら麓で応援して、観光して帰ってこよう…ということにして新幹線に乗り込みました。

好摩の駅に着いて輪行解除して恐る恐る走り出してみると、下ハンドルを持つとちょっと痛いものの、ブラケットポジションならまあ違和感がちょっとある程度で許容範囲かな…というくらいの感じだったため、そのまま会場に向かいました。

 

移動・宿泊など

上述の通りですが、前日は好摩駅から20kmほど自走しました。

八幡平ヒルクライム2023 好摩駅から岩手山を望む

昨年は大更駅という、7kmほど会場に近い駅まで輪行して駅チカのホテルに泊まったのですが、今年は電車の時間の関係(好摩から大更方面に向かう電車が3時間に1本ほどしかなく、待つとチェックインの時間を大幅に超過してしまう)があり、好摩から自走しました。

前日自走は疲れますし、暑い中でもあるため面倒だなあという後ろ向きな気分で走り出しましたが、少し走るとそこは田園風景、日本の原風景という言葉がこれほど相応しい景色もないような美しい景観でした。

前を見ると雄大な岩手山、後ろを振り返ると入道雲を背にいちめんの緑がひろがるような景色で、本当にいい所だなあと思いながら楽しんで走っていました。レースではなくとも、この景色だけで来る価値があるところだなと思えたほどです。

八幡平ヒルクライム2023 風光明媚という言葉そのものの田園風景

 

宿泊は前述の通り「ペンション日の出」さんにて。硫黄の香りが立ち込める温泉は少しぬるめで、1人ずつ鍵をかけて入る方式のため他の方の目を気にすることも無くゆっくり楽しめました。

ちょっとしたハプニングもありましたが、ゆっくりと過ごしてレースに備えることが出来ました。

八幡平ヒルクライム2023 ペンション日の出さん

 

 

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八幡平ヒルクライム2023③筆者のレース

スタートまで

アップは会場付近で30分、10kmほど。

八幡平ヒルクライム2023 岩手山が見守ってくれます

アップを終えて、知り合いの30代の方とお話しながら会場に戻ると、既に年代ごと列を作ったあとでした。後ろの方に並んで開会式を過ごし、スタートへ年代ごと移動。

移動の際に一旦列を離れてお手洗いに行ったので、年代別の最後尾に並んでスタートを待っていました。

しかし、年代別の前の方に並んでいた知り合いの方にお声がけいただいたのを機に、前の方に入らせていただきました。

後から来て自分から前の方に割り込むのもなあと思っていたので、お声がけいただいてありがたかったです。

そんなこんなで知り合いの方、そして初めましての方とも談笑しながら、前の方のカテゴリのスタートを見てスタートを待ちました。

スタート〜序盤

前述のとおりブラフでも何でもなくぎっくり腰のせいで腰が痛く、はっきり言って勝負になるとは全く思っていなかったので積極的なレースをするモチベーションは全くありませんでした。

ただ、やいた八方ヶ原ヒルクライムで着に絡めないと分かった後に戦意喪失してしまってグダグダな走りをしてしまったのはあまり後味が良くなかったので、今回は駄目なら駄目なりにやるだけやろうとは思ってはいました。

八幡平ヒルクライム2023 バイクは今回もS6EVO。この状態で6kgくらいです。

 

スタート直後は一人の選手がダンシングで飛び出していった他は、平和な始まりでした。

前半は知り合いの、前に来るようにお声がけいただいた方と、もう一人の最終的に年代別1位になった方に主に前を引いていただいていた印象です。

昨年は自分がかなり積極的に前を引いたのですが、それで前半のうちに潰れた教訓と、前述のとおりそもそも腰が痛むような調子で無理したら早々に終わるだろうなというのもあって、積極的に前には出ず。

ペースは昨年比ではかなり平和で、ダンシングで最初に飛び出していった方も早々に吸収し、10人弱の集団で息が上がることもなく15分くらいが過ぎました。

 

途中、一人の方が飛び出しました。それほど強烈なアタックというわけではなくローテを回してペースをあげようという意味だったのか、自分が前に出て追いついたときにローテを回そうというジェスチャーをいただいたので、ここではじめて前に。そのまましばらく引きました。

 

そんなこんなで昨年と違い、序盤はとても平和に過ぎました

昨年はアイウェアの暗さに少し怖い思いをしましたが、調光レンズに変えた今年はそんなこともなく、序盤に続くスノーシェードも安心して走ることができました。

八幡平ヒルクライム2023 今回はUVEXのアイウェアを使用しました。

 

中盤

8kmのビギナーコースのゴール前に一箇所、かなり速度が乗るくだりとその後に強烈な登り返しがあります。今年もセレクションがかかったのはここでした。

昨年はここでウェット路面に怖さを感じて置いていかれましたが、今年は置いていかれることもなく。

登り返しで2人が前に行って、これを逃してはいけないなと思い、ここではじめてダンシングして詰めました。ここで多分5人位まで減っていたはず。

そのまま前に出て、最終的に年代別一位になった方と並んで前を引くかたちでスノーシェードを抜け、ビギナーコースのゴールへ。

ゴール脇の給水を抜け、少しして振り返ると最終的に年代別一位になった方と自分以外との間には多少距離が開いていました。アタックしたつもりはなく淡々と踏んでいたのですが、ここからは二人旅に。

 

相変わらずそれほど息は上がっていなくて、笑いながら喋って走れる程度。もう一人の彼もそれほど辛そうではなくて、ここからだなと思いながら淡々と走ります。

後ろを振り返った自分に、どれくらい離れていますかと訊かれたため、結構離れていますと回答。

以降二人で並走したり、ときにどちらかが前に出たりしながら淡々と走りました。

 

他の年代の方を抜いた瞬間、その方の携帯電話からまさかの緊急速報が鳴り響きびっくりするようなハプニングも。

一瞬二人で脚を止めかけましたが地震でもなさそうなので引き続き踏み続け、直後に訓練と判明。苦笑しながら登っていました。

 

終盤

中盤までかなり楽だったのですが、後半に差し掛かるに連れ一気に腰も呼吸もつらくなりました

長時間にわたり高出力を出し続けるような練習を暑い8月にそれほど積めていないのが響いたのかなと思います。

淡々と走っていましたがどうもペースが緩んでいたようで、並走していた彼から後ろが追いついてきている旨、教えていただきました。

逃げましょう!とご提案いただきましたが、逃げますか?とちょっと後ろ向きな答えをしてしまったくらいには既に辛く。

そのままペースアップした彼から少し離されかけ、何とか追いすがるような走りになり、ここにきて暗雲が垂れこめてきました

それでも何とか走り続けましたが、50分を過ぎた最終盤、60km/h弱でくだったあとに左に曲がってそこから急激に登り返すような箇所で離されてしまいました

自分がかなり失速して登りはじめたのに対し、彼はそこでうまく下りの速さを使って登り始めたような感じで、そこでどばっと差が開いてしまいました。

その時点では追いつけないような差ではまだなく、必死に追って何度か差が少しばかり縮まることもありましたが結局彼も終始とてもいいペースで走っており追いつくことはなく、最後200mくらいで完全に脚が無くなりました。

結局14秒差、年代別2位/26人でゴール。55分42秒、総合5位/323人でした。

八幡平ヒルクライム2023 終盤、追走する筆者

 

八幡平ヒルクライム2023 ゴールにて

八幡平ヒルクライム2023 ゴールの様子

 

八幡平ヒルクライム2023 今年は絶景でした

八幡平ヒルクライム2023 絶景その2

 

八幡平ヒルクライム2023 八幡平は岩手県と秋田県の県境です。

 

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八幡平ヒルクライム2023④さいごに

中盤からの二人逃げで協調して最後まで逃げ切るようなレースははじめてで、とても楽しいレースでした。

8月は仕事が繁忙期なのと暑すぎるせいで全然練習できておらず、直近のやいた八方ヶ原ヒルクライムでは完全に暑さに負けて大敗北を喫しており、さらにぎっくり腰もあって、正直走る前は1時間切れれば御の字、知り合いが多いからあんまり恥ずかしい走りはしたくないなというくらいに思っていたのですが、結果としては昨年より2分以上速く走れました。

実力以上に走れたというところで、八幡平が涼しかったのが幸いしたのかなと思います。

八幡平ヒルクライム2023 賞状

御一緒してくださった皆様、そして運営の皆様、楽しい時間をありがとうございました。東北のレースは今年はこれでおしまいですが、また今後も、よろしくお願いいたします。

 

PS.案内にちらしが同封されていた「牡鹿半島チャレンジライド」は、筆者は過去3回の出走経験があります。4kmのプチ・ヒルクライムTTと60km長のライドを併せたイベントで、レース勢、非レース勢とも楽しめるイベントです。是非、ご参加を…!

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2023年8月活動ログ

ピックアップ写真

八幡平ヒルクライム2023

活動ログ

  • 1日 那智が丘の坂5本
  • 2日 向山3本
  • 3日 ジョグ8km
  • 4日 向山3本
  • 5日 ローラー road to sky
  • 6日 松川浦まで片道サイクリング
  • 7日 レスト
  • 8日 ズイフト 300w10分 野草園の坂5本
  • 9日 ジョグ8km、ズイフト250w15分
  • 10日 向山3本
  • 11日 那智が丘の坂2本、ズイフト200w強で40分
  • 12日 20分ジョグ
  • 13日 那智が丘の坂5本
  • 14日 ジョグ4km
  • 15日 向山3本、SST30分
  • 16日 向山3本
  • 17日 泉ヶ岳1本
  • 19日 寺岡山30本
  • 20日 ズイフト200w20分
  • 21日 向山3本、ズイフトSST20分
  • 22日 向山3本、ズイフトレース一本
  • 23日 向山3本
  • 24日 向山3本
  • 25日 ズイフトで軽く20分程
  • 26日 移動サイクリング20km強
  • 27日 八幡平ヒルクライム(個別記事)
  • 28日 向山3本
  • 29日 向山3本
  • 30日 向山3本
  • 31日 ズイフト10分

個別ライドログ

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【ロードバイク・調光アイウェア】UVEX(ウベックス) sportstyle803raceを購入しました。

目次

UVEXのアイウェア①はじめに

UVEXのアイウェア②購入の経緯

UVEXのアイウェア③防風性

UVEXのアイウェア④装着感

UVEXのアイウェア⑤見え方

UVEXのアイウェア⑥さいごに

 

UVEXのアイウェア①はじめに

UVEX(ウベックス)は1926年創業の、歴史あるメーカーです。

今回ご紹介するアイウェアの他、自転車用ヘルメット、そしてスキー用ヘルメットやゴーグルも製造しています。

同社ウェブサイトのヒストリーを見ると専らスキーの世界における輝かしい実績が多く掲載されていますが、自転車界においても近くはCUBEのバイクを駆るUCIワールドチーム「アンテルマルシェ・シルキュス・ワンティ」がUVEXのヘルメットを採用しています。

少し遡れば、同社のウェブサイトに写真が掲載されていますが、ヤン・ウルリッヒなどの選手もUVEXのアイウェアを着用しています。

 

UVEXは「Ultra Violet Exluded(=紫外線除去)」の頭文字を取ったものです。

ロードバイクに乗っていると太陽光はときに視界を奪う原因ともなりますが、紫外線除去を謳うUVEXのアイウェアはどれほど眼の負荷を軽減してくれるのか。以下に記します。

 

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UVEXのアイウェア②購入の経緯

さて、筆者がUVEXのアイウェアを購入した経緯ですが、一言で言えば「調光レンズのアイウェアが欲しかったから」です。

アイウェアには大きく分けて「偏光レンズ」「調光レンズ」の2種類があります。

偏光レンズは外部の条件に関わらず可視光線透過率を一定の値で下げるのに対し、調光レンズは外部が眩しい場合であっても暗めな偏光レンズほど可視光線透過率を落とせないものの、外部が暗めなときは可視光線透過率をそれほど落とさないような調整が自動で行われる…ような違いがあります。

 

筆者はこれまで偏光レンズの「オークリー スートロ」のみを所有しており、レースでも使用してきました。

しかし、先日の八溝山ヒルクライムで、林道が暗かったため外そうとして右手が塞がっているうちに前の方が加速してしまうという経験をし、ヒルクライムならば場合によっては調光レンズのほうが良いのではないかと感じました。

次に予定している八幡平ヒルクライムもトンネルが多いコースで、昨年の記憶では随分暗いコースだったので、それに先立って調光レンズのアイウェアを用意した…という次第です。

 

 

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UVEXのアイウェア③防風性

さて、ここからはUVEXのアイウェア「sportstyle803race」のインプレです。

まずは、防風性。ロードバイクでは走行中常に前面から風を浴び続けることになります。また、異物が飛んでくることもあります。

このため、眼を全面的に防御してくれることは必須です。

UVEXのアイウェア「sportstyle803race」はフレームレスでレンズもそれほど大きくはないですが、防風性については問題ないといえます。

筆者はドライアイで、裸眼では30分と自転車に乗れませんが、そんな筆者でも数時間自転車に乗車して特段問題は生じませんでした。

後述しますが、装着感の調整が任意にできるのも防風性の高さに寄与しているものと思います。

 

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UVEXのアイウェア④装着感

先ず大胆な肉抜きがされたフレームのとおり、非常に軽量です。公称27gで、筆者が別に所有しているスートロと比べても数g軽いことになります(着用していて差は分かりませんが…)。このため、長時間着用しても重さが気になることはありません

このアイウェアの美点は、ノーズパットが可変式である点です。手で鼻の形にあわせてパットの形を任意に調整できるため、鼻が低い日本人顔でも特段問題なく着用できます。

筆者はまつ毛が長めなのですが、多少レンズにあたる感があるのは少し気になるところではあります。

ノーズパットの調整で随分軽減できましたし、気になるのは最初の数瞬だけで少し経つと気にならなくなる程度のかすり方ではありますが、まつ毛が長めな方は一度試してみたほうがいいかもしれません。

 

 

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UVEXのアイウェア⑤見え方

単純な視界については、上下はフレームが無いため全く問題ありません。しかし、筆者が別に所有するスートロのような1枚レンズではないため、鼻の部分の部品が視界に入るのは事実です。

着用して数分もすれば気にならなくなりますが、これまで1枚タイプのレンズのアイウェアを使っていた方は最初は違和感を覚えるかもしれません。

視野の色については、日中はほぼアイウェアを外した状態と変わらない色で見えているような感があります。暗めの偏光レンズのように、外はまだまだ明るいのに夕方のように感じてしまうことはありません。

 

肝心の調光性能ですが、公式が謳うところによればヴァリオマティック®というテクノロジーを採用しており、25秒で可視光線透過率17%から70%まで調整するということです。

上記の写真は、日中ライド中のものです。太陽光を浴びているときは、このように深い青色になります。

着用したまま明るい道路からトンネルに入ったりしても暗さを感じることはなく、すぐに眼が順応するあたり、額面通りの性能を発揮しているものと思います。視え方については極めてストレスフリーです。

 

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UVEXのアイウェア⑥さいごに

いかがでしたでしょうか。

UVEXのアイウェアは非常に高性能であり、ロードバイクでのユースには申し分ないものです。ビビッときたらぜひ、手にとってみていただければと思います。

 

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【レースレポ】やいた八方ヶ原ヒルクライムに参加しました

目次

やいた八方ヶ原ヒルクライム①はじめに

やいた八方ヶ原ヒルクライム②筆者のレース前

やいた八方ヶ原ヒルクライム③筆者のレース

やいた八方ヶ原ヒルクライム④さいごに

 

やいた八方ヶ原ヒルクライム①はじめに

やいた八方ヶ原ヒルクライムは、栃木県北部の矢板市を舞台としたヒルクライムレースです。

八方ヶ原と聞いてすぐピンとくる方は少ないかもしれませんが(少なくとも宮城県在住の筆者が、職場の上司や同僚とお話しした限りでは八方ヶ原の地名をご存知の方はいませんでした…)、頭文字Dで舘智幸さんが出てきたところ…と言えば通じる方も多いのではないかと思います。

地元のサイクリストの皆さんの間では「栃木のラルプ・デュエズ」と呼ばれているようで、その名にたがわぬ勾配を持ちます。

スペックとしては距離13.4km、獲得標高950mで平均勾配7.1%(大会公式より)というものです。

最初っから終始登るような峠で、序盤が平坦で後半が急勾配になる獲得標高詐欺感もなく、概ねこの数字どおりのイメージな峠です。

 

 

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やいた八方ヶ原ヒルクライム②筆者のレース前

アクセス&宿泊

仙台からだと、アクセスは新幹線&宇都宮線。那須塩原から乗り換えて15分で矢板です。

大会会場も駅近で、レース参加は過去一番楽でした。輪行で大会に参加する方も少ないかとは思いますが、そんな方にはオススメ出来ます。

宿泊も駅にほぼ隣接している矢板イースタンホテルにて。ホテル内の自販機がやたら売り切れが多かったのがちょっと悲しかった(水とカフェインレスの麦茶が売り切れだったのはちょっとつらかった)のと、喫煙ルームを選んでしまった為に気持ち悪くなってしまったのは失敗だったなと思いますが、その点以外は別段問題のない(後者は自分のせいですが)ごく普通のビジネスホテルでした。

なお、駅前にコンビニはありませんが、500m程でファミマがあるので、補給はそこで調達しました。

矢板イースタンホテル

ホテルより矢板の街並みを。閑静な街です。

食事

前々日までは普通の食事で、前日はいつものように白米を朝から1500kcalくらい、昼におにぎり4個、夜は夕方5時過ぎに5個。当日朝は4時に3個食べました。

夕飯早すぎた上に朝ごはんも早すぎたようで、レース開始時に多少空腹気味でした。

あまりお腹が強い方ではなく、今回もちょっと変な調子だったのもあって直前に食べるのを躊躇いましたが、補給しないと走れはしないので、補給の仕方はよく考えたいものです。

練習

先週の水曜日に久々に練習し損ねたりした事はありましたが、木曜日まではほぼ普段通り。ただ、仕事が繁忙期に入って定時で帰れる日が無くなり、ニ部練は流石に出来なくなっているので、6月までに比べると週のTSSは50くらい下がっています。

金曜日は普段の朝練の70%くらいのTSSに収めて、土曜は移動のみ。そんな具合で、練習量的にはいつも通りの調整をして臨みました。

睡眠管理

ここしばらく夏バテ感があって、睡眠時間も下がり気味です。口内炎が出来たりしているので、多分本調子では無いのだと思います。

普段だと前週の木曜日夜を敢えて寝不足にして、金曜夜は多少寝不足くらいに留めて、土曜しっかり寝て臨むのですが、金曜に仕事で運転する用事があったのもありそのパターンで臨めませんでした。

また、土曜朝に気がついたら2度寝していたり、ホテルに着いてからも気がついたら1時間くらい寝ていたりして、そのせいで夜の寝つきがちょっと悪かったです。

当日朝は目覚まし無しで起きるのが理想ですが4時の目覚ましで起き、ちょっと低血圧気味さを感じるような起床でした。暑いのはどうしようもないですが、もう少し準備の仕方はあったのかなとは思うところです。

 

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やいた八方ヶ原ヒルクライム③筆者のレース

会場

レース開始は朝8時53分でしたが既に暑く、太陽を背にして立つと首筋が嫌に温まる感じがしていました。

熱中症になりそうな感じがあって、数分の待機でさえ嫌に感じるくらいで、全員条件は同じですがこれはいいパフォーマンスが出せなそうだなあという感はスタート前から既にありました。

多少の空腹感があり、レース前のパレードランの時点であまり踏めていない感じが出ていて、これは今日は調子が良くないだろうなと感じながら、スタート地点で待機。

号砲でスタートして、取り敢えず先頭につけましたが、ついていけたのは10分ちょっとでした。1桁分で既に辛くなり、パタッと踏めなくなってしまい、早々にドロップ。

自分がドロップしたあとすぐに先頭では落車があったようですが、ドロップしていたがために巻き込まれずに済み、それもあって年代別4位でした。しかし、実力相当なら順位はもっと下だったと思います。

ドロップしてからは時々抜かれるとや気ままに加速して抜き返していましたが、それ以外はほぼサイクリングペースで登っていました。年代別の先頭からは7分差でゴール。49分05秒でした。

ゴールから

 

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やいた八方ヶ原ヒルクライム④さいごに

久々にここまで惨敗しました。本調子ではなかったと片づけるのは簡単ですが、本調子でも結局入賞圏内には居なかったと思います。

負けたレースなんて正直思い出したくもないのが素直な心情ですが、反省すべきところは振り返って、次に活かしていきたいところです。

最期に、酷暑の中開催に尽力してくださった皆様、ご一緒してくださった皆様、誠にありがとうございました。

参加賞はりんごジュース。美味しかったです。



 

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2023年7月活動ログ

ピックアップ写真

活動ログ

  • 1日:ズイフト10分、国C→ゴルフ場6本
  • 2日:国C→ゴルフ場7本
  • 3日:向山3本
  • 4日:向山3本
  • 5日:向山3本
  • 6日:ジョグ8km
  • 7日:向山3本
  • 8日:ジョグ40分、野草園の坂8本
  • 9日:泉ヶ岳1本
  • 10日:SST20分
  • 11日:向山3本
  • 12日:向山3本
  • 13日:向山3本
  • 14日:ジョグ4km
  • 15日:レスト
  • 16日:八溝山ヒルクライム(個別記事)
  • 17日:国C→ゴルフ場7本
  • 18日:向山3本
  • 19日:向山2本
  • 20日:向山3本
  • 21日:向山3本
  • 22日:国C→ゴルフ場3本、SST40分
  • 23日:国C→ゴルフ場6本
  • 24日:向山3本
  • 25日:向山3本
  • 26日:レスト
  • 27日:向山3本
  • 28日:向山2本
  • 29日:レスト
  • 30日:やいた八方ヶ原ヒルクライム(個別記事)
  • 31日:向山3本

個別記事

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【レースレポ】八溝山ヒルクライム2023に参加しました。

目次

八溝山ヒルクライム①はじめに

八溝山ヒルクライム②レースまで

八溝山ヒルクライム③レース

さいごに

 

八溝山ヒルクライム①はじめに

八溝山(やみぞさん)は、福島県と茨城県の境付近に位置する山です。茨城県内最高峰で、標高1021.8mです。

八溝山ヒルクライムでは、この八溝山を茨城県側、大子(だいご)という町をスタートにして登ります。

コースプロフィールは、21.2km、獲得標高1016mで平均斜度4.5%というものです。

平均斜度の数字は大人しいものですが、この数字はこのコースの本質を表していません。序盤10km強は緩やかに登るものの下りも入るようなアップダウンだからです。

後半の林道区間だけを切り取ると、6.5kmで標高差600m弱を登り、平均斜度は9%近くなります。

マイナスイオン溢れる大自然のなか、アップダウンのあるロードレース的な走りから、スパイシーなヒルクライムまで楽しめるのが、この八溝山ヒルクライムの良い点です。

 

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八溝山ヒルクライム②レースまで

アクセス&自転車の街・大子

宮城から向かう場合、アクセスは東北新幹線で郡山に行って、そこから水郡線に乗り換える形となります。

郡山と水戸を結ぶ水郡線は、色々と制約はあるもののサイクルトレインを実施しています。(今回は普通に輪行)

常陸大子の駅に降り立つと、早速自転車の模様を付した駅舎が出迎えてくれます。

(スイカ改札の横、ドアに自転車のマークが入っています)

さらに、駅前には自転車のかたちをしたサイクルラックがあったりします。

この八溝山ヒルクライムレースの開催もそうですし、町で発信しているYouTubeの動画などもあり、町として自転車を観光振興に結びつけたいという雰囲気を強く感じました。とても嬉しいことですし、いちサイクリストとして応援したいなと思わされます。

(駅前のSL)

 

アクセスの注意として、水郡線の本数の少なさが挙げられます。水戸方面はもう少しあるようですが、郡山~常陸大子間は次の電車まで3時間空くことがあります。

今回前日土曜日が降雨だったため、家を出る時間がどうしても雨に左右されてしまい、結果として仙台駅で新幹線を1時間、郡山駅で水郡線を1時間半待つ羽目になりました。

お越しの際には、水郡線のダイヤを見越してスケジュールを立てることを強くおすすめします。

 

宿泊&食事

宿泊は、奥久慈川沿いの「福寿荘」さん。旅館らしい旅館で、短い時間の滞在でしたがとてもゆっくりできました。

檜風呂と通常の湯船があり、前日夜は檜風呂、当日朝は通常の湯船に入りました。

(足裏マッサージをしながら。滅茶苦茶効きました)

 

前日の夕食と当日の朝食は近くのセブンイレブンで調達。ざるそばとおにぎり数個を食べてお夕飯にしました。

前日の朝は2回に分けて白米メインに1500kcal程度を摂取し、昼は駅弁とおにぎりで1000kcalを摂取しているので、前日は3500kcalくらいの摂取です。

毎度のことながら、宿に置いてあるお品書きを見るたびに、宿の美味しいご飯を食べたいなと強く思います。それがためだけに再訪したいなと思えるくらいです。

当日朝は同じくセブンイレブンで調達したおにぎりを3つ。

 

調整

木曜日まではいつもどおりの練習で、金曜日は天気が悪かったのもあり軽くジョギングのみ。土曜日は移動のみで強度を落としました。

当日朝も宿から会場までの自走数kmと、出走前に数kmの軽い流し、あとはレーススタートまでのパレードランのみでレースに臨んでいます。

毎回ですが、レース前はしっかり休むように、そして当日はアップしすぎないようにしています。疲れを徹底して取ることが大事…だと思っている次第です。

 

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八溝山ヒルクライム③レース

平地セクション

八溝山ヒルクライムは、スタッフさんの先導によるパレードランが終わって、そのまま止まらずスタートを切るような形式でレースが始まります。

高校生〜20代の部の先頭でスタートを切りました。

序盤はアップダウンを含む平坦ですが、最初は35km/hくらいのスローペース。

ヒルクライムレースなのだからヒルクライムで勝負したいというのはいつも思うところで、個人的に平地はゆっくり進んでくれるのは大歓迎なので、ペースアップを試みることもなく淡々と走っていました。

先頭にはつけていて、ペースアップしたら合わせればいいか…というくらいの消極的な姿勢。

しかし、程なく数分遅れてスタートした30代の部が合流すると一気に速度が上がり、平地でも40km/hくらいに。

登りで一度セレクションがかかり、そこから60km/hくらいで下るなかでかなり人が絞れて更に快調に飛ばしていくなかで、何度か千切れかけました。

何とか千切れず先頭集団の最後尾についているような有様でしたが、平地セクションが後半に近づくに及び登りが増え、次第に集団の速度が落ち着いてくると却って休めるようになり、復活してきました。

 

鳥居から林道へ

15km弱の平地セクションが終わると、いよいよお待ちかねの登りです。概ね6.5km、平均斜度9%程度の結構な登りになります。

 

林道の入り口に鳥居があり、そこをくぐって林道に突入します。初っ端から10%は超えているであろうという結構な勾配です。

ここで、30代の部で優勝、総合でも優勝された方がかなりの速度で登ってゆき、一気にセレクションがかかりました。

キャニオンに乗った30代の部で2位の方がそれに追従し、その後に自分…という構図。後続は少し離れました。

優勝された方は、早々に抜け出してゆきました。自分と言えばそれを見ながらアイウェアを外そうとしており(林道だと偏光が暗すぎた)、その動作に手間取って右手が使えずシフトアップしそこねてみすみす差を空けられてしまうという有様。

優勝された方の実力は圧倒的で、どのみち長くはついていけなかったとは思いますが、負けるにせよ負け方というものがあります。今後の反省点です。調光レンズを用意したいと思います。

 

アイウェアを外すのを諦めて装着し直し、キャニオンの方の前に出ましたが優勝された方を追いかけるには全くもって実力が不足しており、結局キャニオンの方と一緒に走る形になりました。

このあたりで、後ろから20代の部一位になったコルナゴの方がジョイン。暫くこの3人で並走しました。

 

次第に着ききれなくなってきたのは自分でした。

苦しくなってきてダンシングで勾配をいなそうとしても、路面が滑る滑る…という具合でろくにトラクションがかかりません。

結局20代の部の方がもう一人合流してきて、その方がいいペースで引き始めたのと反対に自分がだんだん離されるシチュエーションが増えました。

急勾配の左コーナーでダンシングしたときにスーッと他3名に行かれてしまい、千切れてしまいました。

 

林道後半

ここから一人旅になり、一時は前の3人が見えないくらい距離を空けられてしまいました。年代別の入賞が5位までで、この時点で3位だったため、堅守でも良いかなあと思いかけましたが、何だかなあと思い、やれるだけは頑張ることに。

岩木山のときのように前に全く着ききれないというわけではなく、置いていかれた3名の方とはそれほど速度差が大きくなかったこともあって、可能な限り追ってみる方針にしました。

結局、一旦離されてから10分くらい後に、3名のうち2名を捉えました(後でお話を伺うと、20代の部の方は脚をつってしまったらしく…)。

もうその時点で20代の部で1位になった方は抜け出してしまっており、その2名を交わした後、追うつもりで頑張りましたが、既にゴールは近かったため、結局姿を拝めることはなくゴール。年代別2位でした。

(山頂より。後で調べると、もう少し景色が開けるスポットがあった…みたい?)

(表彰式待ちの会場。レース中はそれほどでもありませんでしたが、昼下がりには気温37℃となり、猛暑でした)

(お振る舞いのお蕎麦。コシがあってとても美味しかったです)

(ゲストライダーの方からボードをお渡しいただいて、いざ壇上へ)

 

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さいごに

初開催のレースとのことでしたが、運営もとてもスムーズで、走力以外の賞もあったりするなど、楽しめる大会でした。

帰りの水郡線の時間の制約からゆっくり観光することは出来なかったのですが、袋田の滝など名所もあり、何より町全体として良き田舎という雰囲気でとても素晴らしいところでしたので、また行きたいなと強く思うところです(もう少し涼しい季節に行きたいところです…)。

御一緒した皆様、開催にご尽力いただいた皆様、誠にありがとうございました。

 

(行きの駅弁:会津わっぱ飯)

(水郡線待ちの間に駅前の食堂で食べたお蕎麦)

(帰りの駅弁:郡山海苔のりべん)

 

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2023年6月活動ログ

ピックアップ写真




活動ログ

  • 1日:向山3本、ズイフトSST30分
  • 2日:ジョグ8km
  • 3日:国C→ゴルフ場7本
  • 4日:泉ヶ岳2本
  • 5日:向山3本、ズイフトSST20分
  • 6日:向山3本、ズイフト270w20分
  • 7日:向山3本
  • 8日:向山3本
  • 9日:ジョグ8km
  • 10日:定義山サイクリング
  • 11日:国C→ゴルフ場7本
  • 12日:向山3本
  • 13日:ズイフトSST25分
  • 14日:向山3本
  • 15日:ローラー軽く20分
  • 16日:ローラー軽く20分
  • 17日:移動自走のみ
  • 18日:岩木山ヒルクライム(個別記事)
  • 19日:向山9本、ローラー軽く20分
  • 20日:向山3本
  • 21日:向山3本
  • 22日:向山3本
  • 23日:向山3本
  • 24日:国C→ゴルフ場7本
  • 25日:国C→ゴルフ場7本
  • 26日:向山3本、ズイフトSST25分
  • 27日:向山3本、ズイフトSST20分
  • 28日:ジョグ8km
  • 29日:向山3本
  • 30日:向山3本

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