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…グランペール…

矢島カップ Mt.鳥海バイシクルクラシック 2ndステージ 年代別1位🥇

矢島カップとは?

矢島カップ Mt.鳥海バイシクルクラシックは、秋田県由利本荘市を舞台に開催される、歴史ある自転車ロードレースです。

今回でなんと第38回とのことで、自転車レースでこれほど長く続いているレースは珍しいのではないかと思います。

歴史ある大会だけあって、全国から多くのサイクリストが参加する人気の大会となっています。

(舞台となる鳥海山)

コース

本大会は2つのステージで構成されており、土日で2ステージを走ります。

チャンピオンクラスで優勝すると「矢島カップ」、女子はAカテゴリで優勝すると「矢島クイーンカップ」が贈呈され、翌年に返杯しまた次の優勝者に贈呈する、というかたちをとる、歴史の重さを感じさせる形式の大会です。

1stステージは、約8kmの往復コースで行われます。高低差が60mと比較的なだらかなコースで、個人タイムトライアル形式で実施されます。

そして、2stステージは約27kmのヒルクライムコースです。矢島の街なかの栩木田をスタートし、鳥海山5合目の祓川までの道のりを駆け上がります。標高差は約1,100mとなる、本格的なヒルクライムです。

(大会パンフレットより)

エントリー区分

エントリー区分は、男子についてはチャンピオンクラスと年代別が用意されています。

年代別は1stステージと2ndステージ両日でも、どちらか1日でも可能です。しかし、チャンピオンクラスは、上記の矢島カップの扱いの関係上だと思いますが、両日エントリーのみの受付。

なお、女子については両日エントリーすると女子A、いずれか一方だと女子Bという区分けとなっています。

当初チャンピオンクラスにエントリーしようかとも思ったのですが、TTに同時エントリーしなければならないことを把握し、TTをできるような機材を持ち合わせていないのと、仙台から現地に行く時間を考慮すると土曜日に出走するのは難しいのもあって、年代別で2ndステージのみにエントリーしました。

 

筆者のレース前

調整

ここ2週間ほど、はっきりいって絶不調です。

5月〜6月頃までは1時間で300wくらいはローラーでも「無理」の領域に踏み込まず出せていたのですが、大会一週間前は大分頑張って280w1時間が精一杯。

Zwiftのパワーグラフが緑色なのにぐったりしている有様で、ここまで踏めないと弱くなったとかではなく、単に不調なんだなと却って明らかなため、あまり無理をしすぎないように過ごしていました。結果的にこれが疲労抜きにつながっていたようです。

調子が悪い原因は明白で、ひとえに暑いためです。最後に7時間以上眠れたのが7月中旬で、ここ最近、暑いせいで不眠気味です。

このブログを書いているのはレース翌日の月曜朝(有給を取得)ですが、10時過ぎに寝て、起きたのが4時…。

スポットクーラーで部屋を冷やすなど、対策は取っているのですが、どうしてもあまりうまく眠れず、調子を崩している日々です。

大会2日前の金曜日、あまりにも疲れを感じて午後休を取得したのですが、ぐったりして寝転がっているうちに午後が過ぎ去っていました。

前日はホテル近辺で10kmちょっと走りましたが、身体が重く、300wくらい出すとすぐ息が上がってしまうような状態で、微妙というほかないコンディションでした。

そんな具合で、これは駄目だろうな…という感が強い状態で本番を迎えました。

ここまで不調だと却って割り切れてしまって、最大限頑張るとしても、駄目なら景色楽しんで走ろうか、というくらいのモチベーションで臨みました。

食事

大会前々日まではごくいつも通りの食生活。

前日は朝は自宅でご飯を食べてから出発し、昼はコンビニのおにぎり2個と道の駅で買った団子2本と温泉まんじゅうを食べました。夜はコンビニの助六寿司とおにぎり2個。

(あ・ら・伊達な道の駅で購入のお団子。絶品でした。)

(鳴子まんじゅう)

当日朝はおにぎり3個を食べたのですが、お腹を下してしまい、そのせいかお腹の空きを感じたため、レース1時間半くらい前に塩豆大福と羊羹を食べました。

ここ最近の大会では森永マミーによる整腸を実施していたのですが、今回は単に失念…。

ちゃんと行っていれば当日お腹を下したりせずに済んだような気もするため、次回以降はまたやりたいなと思います。

移動

輪行で行こうとすると遥かに大回りして5時間も6時間もかけていかないといけない場所のため、ソリオをレンタルし、筆者と妻の自転車計2台を積んで、車載でいきました。

行きは仙台から東北道を古川まで走り、そこから鳴子温泉方面にゆき、鬼首を超えて由利本荘方面を目指すルートを取りました。

鳴子温泉を超えてからはひっきりなしに登って下って、曲がってを繰り返すルートで、そして何十km単位で道の駅などがない区間があり、このルートは運転していて疲れるなと感じてしまいました。

朝7時に出て、宿のチェックインの時間の関係もあったのですが、道の駅などで散々休み、時間を潰して着いたのが15時という…。

帰りは国道13号に抜けて、山形から高速で帰るルートを取ったのですが、こちらのほうが数段楽でした。次回はこのルートで行きたいなと思います。

宿泊

宿泊は「ホテルフォレスタ鳥海」で。

名前のとおり森のなかに佇むホテルで、部屋は木の香りに包まれており、とてもリラックスした気分になれます。そして、部屋の窓からは雄大な鳥海山が望めます。

温泉も、肌に溶け込むような感があって、とても気持ちよかったです。

空調や布団もとても快適で、睡眠時間こそ6時間半程度と普段同様短めでしたが、快眠できました。

筆者のレース

機材(6.8kg規制への対応)

機材はいつものSUPERSIXなのですが、矢島カップは6.8kg規制があり、決戦用のアイオロスXXXを履かせると余裕で下回ってしまうので、今回は練習で使用しているキシリウムを履かせ、シート側のボトルケージも残しました。

体重計で複数回測って7kgちょうど〜7.3kgくらいで、規定を下回ることはなさそうだなと思いながらも気持ちよく戦いたいので一応正確性を期すために吊り下げ式のはかりを買ってきて実測したところ、7.1kgでした。

こんな後ろ向きな理由でキシリウムを使いましたが、結果的にはよかったのではないかなと思います。

後述しますがかなり強烈なくだりが含まれるコースで、あのくだりを23Cタイヤで突っ込む度胸は正直無いので、登りの鈍重さを差し引いても25Cタイヤを履いたキシリウムで良かったのではないかという感があります。

 

2025.08.11追記

このEVOは販売時の公称重量が6.2kgだったので、7.1kgという数字を見て案外重いのだな…と感じたのが正直なところです。

気になったので、公称重量ベースで計算してみました。

1.完成車の公称重量(50サイズ) 6.2kg

2.純増となっている部品(計 +482g)

・ペダル ファベロ アシオマ UNO PMあり側151g、なし側130g 計281g

・ボトルケージ DT側 ELITE T-RACEカーボン 15g、ST側 TOPEAKモジュラーケージ 72g 計87g

・サイコン マウント クローズザギャップ ハイドマイベル レギュラー2 47g 本体 ブライトン RIDER420 67g 計 114g

3.交換の結果明らかに重量減となった部品 (計 -31g)

・サドル フィジーク アリオネR3 kium → TNI ライトフライ2 185g → 154g  -31g

4.交換の結果明らかに重量増となった部品(計 +246g)

・スプロケット CS-9000 11-28T → CS-HG800 11-34T 193g → 335g +142g

・リアディレイラー RD-9000-SS → RD-R8000GS 158g → 210g  +52g

・純正プレッシャーアンカー → KCNC 16g → 36g +20g

・ハンドル キャノンデールC1 → DEDA ZERO100DEEP 240g → 254g +14g

・ステム キャノンデールC1 → DEDA ZERO100 90mm/98g(純正100mmだったはずなので、割合計算すると108g)→ 126g +18g

※9000系デュラエースはリア28Tまでしか使えないので、34T導入に伴いアルテグラにグレードダウン

5.交換の結果恐らく重量増となったか、ほぼイーブンと思われる部品

・タイヤ マビックイクシオンプロ 190g×2 → ヴィットリアコルサネクスト 200g×2

・チューブ (純正は不明だが、マビックのチューブを検索すると85gの製品が出てくる)→ IRCブチルチューブ 120g×2

・バーテープ フィジーク TEMPO(と思われる)→ スパカズ プリズマティック

・クランク 純正170mm → 現 175mm

※筆者のバイクのフレームサイズは52

※シートポストを一切カットしていない

※チェーンは交換前後ともデュラエースだが、スプロケットが大きくなったため、長さは純正より長くなっている

※ワイヤー類は交換したが、交換前後ともシマノ

 

明らかな重量増の裏が取れている上記の4までだけでも足し合わせると6.897kgになるので、5の部分や、公称重量と実測重量の差(皆さんご存知のとおりと思いますが、後者が前者より重くなるケースは多々あれど、軽くなるケースはそうそうありません)を足し合わせていくと7.1kgくらいになるのだろうなと納得しました…悲しい現実です(笑)

 

スタートまで

当日は4時起床。上記のとおり朝食を食べて5時にホテルを発ちました。

5時半すぎに会場に着くと、一番乗りかな?くらいの気分で行ったのにもかかわらず、既に大分車が止まっていました。

運よく運営本部前が空いていたのでそこに止めましたが、10分もすると周りはあっという間に埋まってしまったので、早めに来るに越したことはないものだなと改めて感じました。

6時すぎに受付を済ませ、慣れないゼッケンプレートの装着に四苦八苦したりしながら時間を過ごし、6時20分頃から20分ほど軽く周辺でサイクリング。

途中でメカトラに陥った(スプロケットの最大ギアのさらに内側にチェーンが噛んでしまった)方を見かけ、本部にお話して軽トラックを出してもらうなどのハプニングもありました(後で話したところ、MAVICの方に直していただいたとのことで、何よりでした)が、アップを済ませて下山用荷物を預け、待機。

会場についたタイミングではまだ涼しかったのですが、7時ごろから急激に暑くなってきました。当初はボトル1本でも行けるかな、と思っていましたが、考えを改め、2本用意。

招集の7時45分頃には照りつける日差しが痛く感じられてくるくらいになっており、極力日陰にいるように努めて体温をあげないようにしました。

8時からパレードラン。プラカードを持った中学生の方と、大会運営の方の先導(歩き)で、後ろから大集団が時速5kmくらいで追いかけるという中々珍しい方式のパレードでした。しかも前からミニバンや軽トラが時折走ってくるという…交通規制とは。

レース後妻に訊いたところ、他のカテゴリはそのような形式ではなかったようで、筆者のカテゴリだけだったのかもしれません。

他の参加者の方が、前こんな感じだったっけ?と話されているのも聞こえたため、今年だけかもしれません。

沿道には結構な数の方が出てきてくださっていて、38回という回数を重ねるこの大会がしっかり地元に根づいているのだなと感じさせられました。

そんな具合でパレードランを経て、スタートへ。

この頃になると既にとても暑く、少しでも日陰に入ろうとブロック塀の影にしゃがんで入ったりして、スタートまでなんとか体温を上げないように努めました。

 

レーススタート〜前半

※以降記憶の範疇で書いているので、相違があれば申し訳ありません。

チャンピオンクラスを筆頭に、年代の高い順にスタートする形式で、我々がラストのスタートでした。年代別A(20歳未満)、我々B(20代)、C(30代)がまとめてスタートする形式。

号砲がなって、今回はスムーズにクリートキャッチできて、スタート。最初の平坦は集団の先頭から数人の位置でこなし、最初の登りには前のほうで入ることができました。

最初は皆元気なうえ、序盤は登りというよりはアップダウンというコースのため、登る部分では5.5倍以上出ていることも多くありましたが、何度も下りを含む上、先にスタートした年代が道を塞いていることが多かったためくだりでもそれほど速度が上がらなかったため、平均パワーとしては全然高くなく。ひたすら右通りますと言いながら走っていました。

そんな調子でしたが、暑いと心拍が一気に上がってしまうのか、走り始めて15分くらいで既にBPM180台後半に。

真正面に雄大な鳥海山を見ながら、あれを登るのか…まだ4分の1か…暑いな…という感に陥りつつ、数字の心拍ほどには体感としては辛くなかったため、極力踏みすぎないように省エネに走ることを心がけて、アップダウンをこなしていきました。

中盤

息があがるような辛さはないものの疲れたなという感じになりつつあったところで、10km過ぎに大きなくだりが出てきました。

走行中に入れたのはいつ以来か?と思うくらい久しぶりのアウタートップにかけて踏み、最高64km/hほど出してくだりましたが、伏せて踏んでも置いていかれる始末…。

ただ、一気に離されるほどの差ではなかったため、このくらいの位置を維持できればいいか、と思うことにして、あまり無理しすぎずに下りました。

ここで一気に15番目くらいになりましたが、登り返しで踏みすぎないように気をつけつつじわじわと踏んで先頭復帰。

くだりを過ぎると給水がありましたが位置関係的に取るのは難しそうだなと重い、ボトルも残っているためスルーしたところ、左で落車発生…。

落車された方に後で伺ったところ、給水を取ろうとしたところで、前の方が斜行してきてハスってしまった模様。気をつけようもなさそうな事故ですが、自分も気をつけたいなと思うところです。

給水を過ぎて登ってゆき、このあたりから何故か却って楽に感じられてきてしまうという状態に。時々自分が前にでて引くシチュエーションも出てきました。

しかし、この後にもうひとつくだりを控えていることがわかっていたので、概ね300w以下で極めて気を抜いて走りました。しかし、あまり積極的に前に出てこようとする方はおられず。

先程の給水で落車された方が復帰してきて、我々もけしてゆっくり走っていたわけではなかったので、よく追いついてきたなと思いながら大丈夫ですか?とお声がけ。バイクのハンドルが曲がってしまったようですが、出血はしているものの大事には至らなかったようでした。

そんな具合で走っていると、20代の2位になった方が前に出てきて、ここ先頭ですか?と訊かれたため、そうだと思っています、下り終わった後に勝負かなと思っています…とお伝え。

この辺で一気に人が減ってきて、段々と人数が絞り込まれてきました。

終盤

20kmを過ぎて、もう一度大きなくだりが出てきます。

先程のくだりよりも道が狭くて走りにくく、コースをわかっていないのもあって割と無駄なブレーキングをしてしまったりして、抜かされるわ置いていかれるわで情けなくもなりましたが、くだりで攻められる技量はないので苦笑いしながらも安全にこなしました。

幸い見える距離にはいたので、登り返しはじめてから一瞬500wくらい出して前に詰めて、流石に息が少しあがりましたが、追いついた先の集団のペースがそれほど速くはなかったため息を整えました。

タイマーが50分に近づき、このレースが概ね1時間ちょっとのレースであることと、この後に大きなくだりはないことを把握していたため、そろそろ行こうかと320wあたりを目安に踏みはじめ。踏みはじめてしばらくすると後ろがちぎれていき、単独走になりました。

単独走になってすぐラスト5kmの看板が出てきて、まだそんなにあるのか…?となってしまいましたが、最後まで持つだろうと信じて踏むことに。

ラスト4kmあたりでいちど、軽いくだりが入るところがあり、ここで30代の1位になった方に追いつかれました。

しばらく一緒に走り、回していきましょう、と言われましたが、自分のほうが脚が残っていたようで、ラスト3kmあたりで再び単独走になりました。

流石にかなり身体にきていたようで、ラスト2kmくらいからの急勾配で300wを出せなくなるときもありましたが、極力集中を切らさないように意識して、ゴールまでしっかり走りました。

(ゴール地点より鳥海山を臨む)

レース後

年代別1位、タイムは1時間05分07秒でした。

一緒に走った方々と称え合い、妻と合流して、下山。

下山すると非常に暑く、寒さを警戒して真冬用のウェアを着ていたのが仇となって、くだっている途中でさえとても暑かったです。くだりきると最早耐え難い暑さ、というより熱さでした。

ゼッケンプレートを返却しておにぎりと豚汁をいただき、お昼ごはん。塩分が身体に沁みるお振る舞いでした。

表彰式は冷房の効いた涼しい体育館にて。

表彰式は外で開催されることが多いように思うのですが、酷暑だったので大変ありがたかったです。

トロフィーと、お米10kg、野菜の詰め合わせなどをいただきました。輪行だと間違いなく持ち帰れない量で、車載で来て正解だったな…と思います。

なお、妻も女子B6位で表彰。

 

さいごに

カテゴリでは1位でしたが、上を見ればチャンピオンクラスの1位のSITさんは1時間1分台という、自分からすれば考えられない記録で、まだまだ先は長いなと感じます。

とはいえ、昔から苦手な酷暑のなかでもある程度のパフォーマンスをもって長時間のレースをこなせたのは自信になりました。

次はいよいよ八幡平。暑い時期が続きますが、少しずつ調子を整えていって、いいレースをできればなと思うところです。

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