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…グランペール…

【愛車紹介】CANNONDALE SUPERSIXEVO HI-MOD

この記事では、筆者の愛車「CANNONDALE SUPERSIXEVO HI-MOD」をご紹介します。

フレームセット

フレーム

筆者のEVOは、第2世代のものです。

通常のフレームが重量695g、さらに軽量なNANOバージョンまで用意された第1世代に対し、フレーム重量777gと少しマッシブになったものの、その分剛性が強化されたモデルだとされています。

非常に軽量であった第1世代に対し、現行のEVOまで続く思想である「バランス」を追求したモデルとされています。

とはいえ、現在のロードバイク市場に当てはめると、軽量に寄ったモデルであるとは言えるかと思います。

TAP形状という微エアロ形状を申し訳程度に採用しているものの(効果を実感したことはない)、全体的なシルエットはオーソドックスな丸パイプであり、第3世代以降のEVOと比べると空気抵抗は大きいものと思われます(48km/h程度で走った時、第3世代EVOは、第2世代EVOより30w省力に走れるとかなんとか…)。

しかし、重量だけを見れば現行のLAB71とほぼ同等の軽量さを誇ります。

振動吸収性に関しては、SPEED SAVEという名称のショックアブゾーブ機構を備えています(ギミックではなく、フレーム形状での配慮。)。

おそらく効いてはいるのだと思われますが、筆者が割と高めの気圧で乗ることが多いのもあり、あまり体感できることはなく。

振動吸収性については及第点であるがそれ以上でもそれ以下でもない、というのが正直な感想です。

フロントフォーク

細いフロントフォークは280gという軽量さを誇ります。

これだけ軽量だと剛性など不安になりそうなものですが、非常に堅牢という印象で、9000系デュラエースのブレーキのストッピングパワーにも負ける感じは全くありません。

BB

BBはBB30Aです。

異音で悪名高いBB30の仲間ですが、筆者のEVOは少なくとも3年程度乗り続けているものの、異音はありません。

筆者はメンテを極力自身で行いたい主義なので、自身でいじれないのは少々嫌だなと感じることもあるのですが、BB付近のねじれ感の無さやシステムとしての軽量性に寄与しているのは間違いないと思われ、否定はできない機材という印象です。

なお、このフレームの剛性は高い方と思います。

少なくとも、同じホイールで乗っていたGIOS AEROLITEよりは反発の強さを感じます。

ガチガチに硬いというよりかは踏むと跳ねるようにして反応するイメージという感覚ですが、絶対的な硬さも相当程度にはあって、脚がなくなってくると硬さに脚が負けているな…という感覚に陥ることもあります

概ね5倍、300w程度を出せないくらいになってくると脚が負けているなという感が強くなってくる印象があります。

ボトルケージ

ボトルケージは、エリートのT-RACE CARBONを使っています。線が細いこのボトルケージは、このバイクのルックスにはマッチしていると思っています。

カーボン製で非常に細いうえ、レースなどで割と荒っぽい使用をしてしまうこともありますが、折れたりする気配はありません。

なお、練習時はシートチューブ側に、トピークの幅可変タイプのケージを追加でつけています。

ワイヤリング

このバイクの美点として、ワイヤーがある程度外装されていることを挙げられます。

リアのシフトワイヤーがチェーンステイの中を通り、リアのブレーキワイヤーはトップチューブの中を通りますが、この部分以外は外装です。

(ハンドル幅とステムの長さを変更した関係で、少しワイヤーが余り気味……)

かつて乗っていたGIOSが全内装で、ダウンチューブ内にワイヤーを落としてしまって何度も苦しめられたものですが、このバイクは非常に整備しやすいです。

なお、リアのブレーキワイヤーをトップチューブ真正面から受ける形状となっています。

左前で組んでもワイヤーがあまり綺麗に流れないので、欧米バイクにしては珍しいなという感ですが、実用上は問題ありません。

インプレで、ワイヤーの曲率が大きくなって裂けてしまう等と書かれているものを読んだことがありますが、ステムが短すぎなければ(後述のとおりですが、筆者は110mmを使用)大丈夫ではないかというのが筆者の感想です。

ハンドル周り

ハンドル

ハンドルは、DEDA ZERO100 DEEP 420mm(外外なので、一般的な芯芯だと400mm)です。

筆者はDEDAのシャローやDEEPを2019年以降愛用しております。

幅は、ダンシングを重視して2年ほど460mm(芯芯440mmm)を使っていましたが、それほど自身がダンシングを使う方ではないことや、レースで負けを喫する機会の多くが平坦やくだり、緩斜面であることに鑑み、少し前に420mm(芯芯400mm)に戻しました。
アルミハンドルなのでけして軽量ではありませんが、下ハンドルの握りがとても好きなので、このハンドルを使っています

なお、バーテープはスパカズです。見た目100%で選びましたが、ちょっと賑やかすぎるような気もしますし、何より軽くはないですが、折角買ったのでしばらくはこれで行こうかという感です。

筆者はダイレクト感のある握り心地を求める方であり、長らくコットンのバーテープを使っていました。

スパカズの握りはこれはこれで悪くないのですが、コットンほどの透明感のあるダイレクト感がないのも事実で、次の巻きかえのタイミングでは、コットンに戻すような気がします。

ステム

DEDAはハンドルクランプ径が一般的な31.8mmではなく、31.7mmという独自の規格を採用しており、DEDAハンドルはDEDAステムとあわせて使う必要があることとされています(実質は31.75ミr…これ以上は言明を避けます。)

このため、DEDA ZERO100ステムを使用しています。長さは110mm

幅広ハンドルを採用していた頃は140mmを使用していましたが、サドルを変え(後述)、着座位置が少し下がったことに鑑み、思い切って短くしました。

STIレバー

STIレバーは、何の変哲もない機械式の9000系です。

筆者が自転車を始めた頃のトップモデルでその当時の憧れでしたが、自身が手にした頃にはデュラエースは2世代も進んでいて、なかば骨董品に…時間の流れの速さを感じざるを得ません。

ブラケットカバーが切れ始めたのが最近の悩みですが、なんと純正品は既に廃盤の模様。

完全に切れてしまったら、ファーアンドニアーなどのサードパーティを使うほかないようです。

サイクルコンピュータ

コンピュータはブライトンのRider420

実売1万円程度ですが、必要十分な性能を備える高性能なサイコンです。

マウントはCloseTheGapのHideMyBellを使用しています。

サドル周り

シートポスト

この時代のSUPERSIXは振動吸収性への配慮から、一般的なΦ27.2mmのシートポストではなく、Φ25.4mmの細いシートポストを採用しています。

純正でカーボンシートポストが付属しており、別段支障を感じないので、そのまま使用しています。

なお、購入当初はシートポストが少しずつ下がっていく現象に大分悩まされましたが、モトレックスのカーボンペーストを塗布してからは、ピタッと収まりました。

サドル

サドルは、TNIのライトフライ2です。

前乗りを重視する観点から長らくISMのサドルを使用していましたが、重量が大分気になるようになった(260g程度)のと、普通のショートサドルでも十分前乗りでき、出力がほぼ変わらないことに気づいたため、ライトフライ2に交換しました。

150g程度とかなり軽量で、かつ、12,000円程度と他社のハイエンドサドルより非常にお買い得です。

ドライブトレイン

クランク

クランクは、キャノンデールが誇る「ホログラムSiSL2」です。

デュラエースのクランクより100g以上軽い超軽量クランクで、10年以上前の製品ではありますが、キワモノを除けばこのクランクより軽いクランクは現状でも少ないものと思います

SUPERSIXEVOをSUPERSIXEVO足らしめる大きな要素のひとつだと考えており、BB30Aの整備性の悪さもこのクランクの性能とのトレードオフであれば納得できるなという代物です。

チェーンリングは52-36Tのミッドコンパクト(もう死語…?)。

筆者だけでなく複数のインプレを読んで共通していることですが、サードパーティにして珍しく、変速性能はとても良いです。

チェーン落ちは思い出せる限り経験がなく、チェーンがもたついた経験でさえ皆無といっていいレベルでありません。

なお、クランクの長さは175mm

純正で170mmがついていましたが、9万円くらいかけて交換しました。

170mmは身体への負担は少なく、ロングライドなどをする上ではいいのですが、186cmある筆者からすると流石に短すぎてうまくトルクをかけられず、ヒルクライムで速く走ることはできなかったので、交換しました。

ペダル

ペダルは、ファベロ アシオマ UNOです。

左側計測のパワーメーター付きペダルとなります。

SiSL2クランクと合わせて使えるパワーメーターは限られており、値段との兼ね合いなどもありパワーはペダルで計測することに。

ちなみに、このペダルを使う前はデュラエースのペダルを使用していました。

アシオマはデュラエースペダルに比べればスタックハイトが高く、ペダルボディが大きいうえにQファクターが広めなためペダルヒットしやすかったりするなど、満点ではありませんが、不満というほどのものはない、必要十分な性能を持っています。

フロントディレーラー

フロントディレーラーは機械式のFD9000です。

回りくどいワイヤーの引き方をするようになった9001ではなく、マイナーチェンジ前の9000であり、アームが縦に長い昔ながらの形状ですが、引きは非常に軽いです。

チェーン

何の変哲もない11速用デュラチェーンです。

リアディレイラー

純正ではRD9000がついてきたのですが、キャパシティが28Tまでであったため、ビッグスプロケットを使用するため泣く泣く交換。

銀と黒のツートンがとても好きで、押し入れのなかで大事にとってあります。

現在つけているのはRD-R8000。アルテグラグレードの変速機です。

シャドータイプになってからのRDはワイヤーの取り回しや見た目、ホイールの着脱のしやすさなどの観点で正直あまり好きにはなれないのですが、選択肢がこれしかないので仕方ありません。

スプロケット

CS-R8000 11-34Tを使用しています。

(きたない……)

34Tなんて使うのか?と言われそうですが、レースでもインベタを駆け上がったりする際等に大分重宝します。

これくらい大きい歯を使うと、余程の勾配でなければ、ケイデンスを上下させることなく、ペースを崩さずにインベタを回ることができるようになります。

他の方が大回りに回るなかで自分はインベタを駆け上がって少し差をつけることを繰り返す事で、こちらはほんの少しですが足を緩めつつ、相手をクリスクロス的な状態に陥らせることができる…という使い方ができたりします。

また、アウターギアで引っ張れる範囲が大分広く、緩斜面であればアウターかけっぱなし(仙台でいえば、青葉山なんかはアウターだけで登れます)で走れるため、駆動ロスの低減の観点からもよいと考えています。

ブレーキ

BR-9000です。eeブレーキなど、このブレーキより軽い製品はありますが、信頼性と重量のバランスではやはりデュラエースに勝るものはないのではないかと思います。

シューは、後述のとおり決戦輪と練習輪を分けており、前者がカーボンリム、後者がアルミリムのため、ホイールを変えるごとに変更しています。

前者を使用する際はBBBのカーボンリム用ブレーキシューを、後者を使用する際はオーソドックスなR55C4を使用。

ホイール周り

ホイール

レース時

レース時は、ボントレガーのアイオロスXXX チューブラーを使用しています。

前後公称976gの超軽量ホイールで、練習輪からこちらに変えると、バイクが文字通り別物に化けます。

前述のとおりアルミハンドルを使用しているなど、けして軽量に振り切ったセッティングではありませんが、それでも車重が6.4kgくらいになります

ローハイトリムですが剛性不足を感じるようなこともなく、シッティングでもダンシングでも軽々と登ってゆきます。

軽さの印象に隠れがちですが、ハブの性能も良い方ではないかと思われます。回転は大分滑らかなホイールです。

カーボンリムなので、ブレーキ性能は最低限はあれど、流石にアルミリムよりは落ちます。

とはいえ危険を感じるほどではなく、目を三角にして70km/h以上でダウンヒルするようなことがなければ問題ないレベルです。

このヒルクライム専用といっていいようなホイールで平坦やくだりを攻めることはほぼ無いので、実用上問題となったことはありません。

練習時

練習時は、純正で付属していたキシリウムプロを使用しています。

ローハイトアルミホイールの決定版はレーゼロかキシリウムかシャマルかデュラC24か…と言われたような時代もあったもので、十分な性能を持っています。

アイオロスXXXと比べてしまうと流石に戦闘力は見劣りしますが、鈍重に感じたりすることはなく、フレームの足を引っ張らない程度の性能を持ったホイールではあります。

なお、こちらのホイールを使用すると7.1kg程度。基本的に使用するのは練習時のみですが、悪天候が予想されるレースや、6.8kg規制のあるレースに臨む際は、前述のアイオロスXXXではなくこちらを使用することもあります。

タイヤ

チューブラーのアイオロスXXXの方は23cのコルサを使用しています。

23c→25cの過渡期に自転車をはじめて、ロードを手にした頃にはスタンダードが既に25cだったため、23cを使ったのは地味にこのコルサが初めてでした。

転がり抵抗は太いタイヤのほうが低い…などといわれますが、低速からの加速のシルキーさは25cのタイヤでは感じたことのないもので、細いタイヤには細いタイヤの良さがあるよな…と感じます

チューブラーも23cタイヤもどんどん無くなっていきますが、細々とでもいいので作り続けてほしいものだなと思います。

キシリウムのほうは、26cのコルサ・ネクスト

こちらは練習輪という性質上、ウェット路面などでも走ることがあるので、スタンダードなタイヤを選択しています。

26Cで200gと軽量であり、他社ハイエンドと比較しても遜色ない走りをしてくれます。

ナイロンケーシングのタイヤとしては「やわらかさ」がいい意味で確保されており、変にカチカチしておらず、路面をしっかりとグリップしてくれるように感じられるのも良い点です。

また、手で容易にはめられる整備性のよさも、このタイヤの美点だといえます。

さいごに

この記事では、筆者の愛車「CANNONDALE SUPERSIXEVO HI-MOD」をご紹介させていただきました。

ヒルクライム用のバイクとしては割とオーソドックスな組み方だと思われ、特筆すべき何かはないかもしれませんが、カスタムの参考などになれば幸いです。

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