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キャットアイ・AMPP1100(アンプ1100) 手頃かつ大光量のフロントライト

目次

キャットアイ・AMPP1100(アンプ1100)①はじめに・キャットアイとは?

キャットアイ・AMPP1100(アンプ1100)②カタログスペック(輝度以外)

キャットアイ・AMPP1100(アンプ1100)③輝度のカタログスペックと使用感

キャットアイ・AMPP1100(アンプ1100)④輝度以外の使用感

キャットアイ・AMPP1100(アンプ1100)⑤さいごに

 

キャットアイ・AMPP1100(アンプ1100)①はじめに・キャットアイとは?

自転車歴が長い方には説明不要かと思いますが、先ずは今回ご紹介するライトのメーカー「キャットアイ」についてです。

通称猫目とも呼ばれるキャットアイは、日本の自転車用品メーカーです。本拠は、大阪。

主にライトサイコン(サイクルコンピュータ、多機能速度計)を展開しており、比較的廉価で高品質な上、取り扱い店舗が多いことから初心者からベテランまで幅広く支持を受けています。

キャットアイのフロントライトは、充電式モデルについて言えば「ボルト」「アンプ」シリーズがラインナップの殆どを占めます。

両者の違いは、ボルト(の大半のモデル)がカートリッジ式のバッテリーなのに対して、アンプは本体と一体になったバッテリーである点です。

この違いから前者は照射可能時間を超えるようなロングライドでも対応出来る一方で、後者は多少お値段が抑え目になっています。

筆者は夜通し走るようなロングライドをしないため、今回はAMPPを選びました。

大概の方はAMPPシリーズで問題ないかと思いますが、ブルベのようなロングライドをこなされる方であればVOLTシリーズをチョイスされるとよいかと思います。

 

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キャットアイ・AMPP1100(アンプ1100)②カタログスペック(輝度以外)

キャットアイ・AMPP1100のお値段

お値段は定価¥12,100(税込)。記事執筆時点では実店舗限定販売です。

VOLT系列と比較すると、MAX400lmのVOLT400で¥9,900、MAX800lmのVOLT800は18,700円となっています。

最大ルーメンのみで比べるとAMPP1100がお値段に対してはパフォーマンスが良いように感じられます(ミドルモードなどで比較すると、一概にそうとはいえないのですが…)。

キャットアイ・AMPP1100の重量

重量は、200g。手に持つとかなりずっしりきます。

ライトは一般的に輝度が上がり、バッテリーが大容量化するほど大型化しがちなので同条件の比較にはならずあくまで参考ですが、ボルト800で140g。

最初に購入する方が多いかと思われる乾電池式の「アーバン」が78gです。

高い輝度の見返りに、重量はそれなりにかさみます。

キャットアイ・AMPP1100の大きさ

大きさは、105mm×48mm×34mm。参考に、ボルト800が116×31.2×43.2mmです。重量の項で挙げたアーバンは89×36×26mm。

大きさについても、高輝度の見返りにそれなりの大きさを誇ります

見た目にかなり主張するので、美観的に気になる方は気になるかと思います。

筆者も写真を撮るときは外して撮ることが多いです…。

キャットアイ・AMPP1100の防水性

防水防塵性は、他のキャットアイの多くのライト同様「IPX4」です。防塵については考慮外、防水については防沫性レベルです。

多少の雨程度なら大丈夫なレベルですが、土砂降り等のレベルになると水没して破損してしまいます。

多少の雨ならばともかく本降りの雨だと怪しくなってくるレベルの防水であることを忘れず、天気予報をよく見て使うようにしましょう。

 

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キャットアイ・AMPP1100(アンプ1100)③輝度のカタログスペックと使用感

キャットアイ・AMPP1100の使用感①ハイパーモード

1100lmの高輝度を誇るハイパーモード。しかし外で使用した経験はありません。バッテリー持続時間1.5hという制約が辛いです。

デイライトとして使うならば別にデイタイムハイパーフラッシュが用意されているため、このモードの出番はありません。

筆者は今ではほぼナイトライドをしなくなりましたが、夜通しで走るような方であれば街頭のない道では心強い武器になるかと思います。

ただ、バッテリー持続時間の問題で、他のライトとの併用は必須でしょう。

 

キャットアイ・AMPP1100の使用感②ミドルモード

800lmのミドルモード。しかし、ハイパーモード同様、バッテリー持続時間が2hと短いため、外で使用する機会は少ないです。

通勤路にごく僅かながら街頭がまったくない区間がありますが、対向車がいない時は一時的に使うことがあります。

800lmもあるとかなり先まで見えるため、安心して走ることが可能です。

キャットアイ・AMPP1100の使用感③ローモード

メインで使うのはこのローモードです。ローモードとはいえ400lmという一昔前のライトの最高輝度クラスの輝度を持っています。

街中はもちろん、とぎれとぎれに街頭がある程度の道までであれば、ローモードでも十分です。

公称の持続時間は4時間。使用感としても(ミドルモードをほんの数分使うことがありますが)そのくらいかなという具合です。

通勤や通学で使われる方でも、片道40〜50分程度であれば何とか1週間持つか持たないか…というくらいです。それなりの頻度で充電は要します。

キャットアイ・AMPP1100の使用感④点滅系

1100lmと400lmのライトの点滅によるデイタイムハイパーコンスタントと、200lmの点滅があります。

後者の点滅は使うことがありません。

前者については、使っていない時よりヒヤリハットが減るかといえば、そもそも見落とされることによるヒヤリハットをあまり経験したことがないため、なんとも言えません。つけている方がつけていないより安心なのは事実でしょう。

 

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キャットアイ・AMPP1100(アンプ1100)④輝度以外の使用感

キャットアイ・AMPP1100の使用感⑤走行時

200gもあると、流石にハンドル側に重さを感じます。静止時にフロントを持ち上げるとわかるレベルで重さが変わります。

200gといえば一般的なカーボンフロントフォークの半分程度、軽量なカーボンハンドル1本分、ステム2本分程度です。それなりの重さと言えます。

走行時にそれを直接感じるかといえばそんなことはありませんが、取り付け位置がハンドルのセンターから離れていたりすると、ハンドリングに影響が出るかもしれません

可能な限り、ステムに寄せて取り付けることをおすすめします。

 

ライトが大きいため、ダンシングをすると膝蹴りにしてしまうことが多々あります。

このライトに、というよりかはキャットアイのライト全般に対してですが、もう少し取付部を後ろに寄せて作れなかったのかなとは思うところです。

キャットアイ・AMPP1100の使用感⑥充電

充電はUSB給電です。USBの挿入口は本体裏面にあります。

充電は公称3〜5時間程度とされており、少なくとも就寝前に充電を開始して翌朝には終わっています。実用上問題のない充電時間だと思います。

 

少し気になるのは、充電口を塞ぐゴムパッキンのつくり。割と薄く、劣化するとしっかりはまらなくなってしまうのではないか、という心配が多少ながらあります。

 

キャットアイの充電式ライトではボルト200も使っていますが、ボルト200は充電口が本体の奥まったところにあり、その表側をかなり厚みのあるしっかりしたゴムパッキンで塞ぐ形式のため、それと比べると大丈夫かなという感がないわけではありません。

 

また、過去にラピッドX3を2つ使っていたのですが、このAMPP1100同様に充電口を塞ぐのは浅めのゴムパッキンでした。

使用していたうち1つのゴムパッキンが勝手に浮き上がってくるような状態だったため、同様の症状が出ないかという心配があります。

 

おそらく杞憂に終わる心配かとは思いますが、長らく使用してみてどのように劣化していくか、確かめてゆきたいと思います。

(公開時追記)

本記事は2022年に本文を作成し、長らく下書きに入れていたものを2025年になって公開したものですが、結論としてこの懸念は杞憂でした。今でもしっかりとゴムキャップがはまります。

 

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キャットアイ・AMPP1100(アンプ1100)⑤さいごに

いかがでしたでしょうか。

モードとその充電持続時間、大きさなど、少し気になる点がないわけではないですが、高輝度による安心感は非常に高いです。

片道50分に満たない程度の通勤通学でのみ、ローモードで間に合う道を走るような方であれば特におすすめできるかと思います。

御自身の用途から、合うと感じられた場合はぜひ、ご購入を検討していただければと思います。

 

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