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ロードバイクは気軽に乗れない、という意見について、思うこと。

目次

ロードバイクは気軽に乗れない?①はじめに

ロードバイクは気軽に乗れない?②専用ウェアを着ないといけない…?

ロードバイクは気軽に乗れない?③車道が怖い…?

ロードバイクは気軽に乗れない?④盗難が怖い…?

ロードバイクは気軽に乗れない?⑤速く走らないといけない…?

ロードバイクは気軽に乗れない?⑥前傾姿勢が辛い…?

さいごに

 

ロードバイクは気軽に乗れない?①はじめに

ロードバイクは舗装路をオールラウンドに速く走ることができる、爽快感のある乗り物です。しかし、様々な理由で気軽に乗れないとお考えの方もいるようです。

この記事では、ロードバイクが気軽に乗れないと言われる理由を紹介した上で、どうすればストレスフリーに乗れるようになるのか考えてゆきたいと思います。

 

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ロードバイクは気軽に乗れない?②専用ウェアを着なければならない…?

インターネットで検索すると、ロードバイクは専用のサイクルウェアを着なければサマにならないから気軽に乗れない、という御意見が散見されます。

そのような御意見を持たれる方々がいるところの環境などにもよるかと思うのですが、筆者としてはあまり実感がないなというところです。というのは、筆者自身割と私服で乗ることも多いからです。

専用ウェアが快適でパフォーマンスを下支えしてくれるのは事実で、週末にそれなりの距離のライドを行う場合は筆者もほぼ必ず専用ウェアを着ます。

しかし、通勤でロードバイクに乗るときはスーツですし、平日の練習などではウェアの洗濯が間に合わなかったりした場合や、単に時間がないときなど、私服のまま練習することも多々あります。

また、週末でもポタリングするときなどは、私服で乗ることのほうが多いです。

専用ウェアを着なければかっこ悪い、とお考えの方もいるとは思いますが、筆者としてはそこまで気張らなくてもいいのではないかなあと思っており、気兼ねない服装で気兼ねなく楽しんでも別段格好つかないことはないのではないかと思います。

また、もう少し広く視点を持ってみると、少なくとも世間一般で大多数であろう自転車を特段趣味にしていない方からすれば、専用ウェアを着ていないロードバイク乗りがかっこ悪いと思われているかといえば恐らくそんなことはないと思われます。

そのような点からも、あまり周りの目を気にしなくても良いのではないか…と思っています。

 

ただ、私服で乗る場合、ポジションが起き気味の場合などは特にサドルのチョイスは重要になってくると思います。筆者は私服でもよく乗るロードバイクには、「SP-01 BOOST」を使っています。

開口部が非常に大きく、かつサドルが全体的にしなってくれるので、私服で乗っても股間やお尻がいたくなることは少ないです。

 

また、ビンディングペダルの場合、SPDなら早々問題になることはないかと思いますが、SPD-SLのようなクリートが出っ張ったタイプのシューズだと気軽に楽しむ際の障壁になるのは事実です。

クリートカバーを持ち歩くか、もしくはペダル側にフラット化するカバーを装着するか、どちらかの手段をおすすめします。

 

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ロードバイクは気軽に乗れない③車道が怖い…?

ロードバイクが気軽に乗れないと言われる理由として、車道走行が怖い、というのも挙げられます。

筆者としても車道走行の怖さは日々感じるところで、この趣味を8年続けていても車道走行は怖いものだと思っています。

ただ、そもそも「ロードバイクとそれ以外の自転車」で、ロードバイクだと歩道を走行してはいけず、他の自転車であれば歩道を走行して良い、といったような違いはありませんロードバイクもそれ以外も普通自転車というくくりに入る限り、どちらにせよ一定の条件を満たせば歩道走行は可能です。

1 車道が原則、左側を通行 歩道は例外、歩行者を優先 警視庁

交通量があまりにも多く危険を感じるときなど、歩道走行することは筆者も皆無ではありません。

ロードバイクで歩道を走ると段差などが多くストレスフルだと言われることもありますが、ママチャリにも乗る筆者からすれば、どちらにせよ大差はないのではないかと思います。

車体を労れば結局ロードバイクでもママチャリでも段差などがあれば抜重しますし、ママチャリなら滑らずに済んだはずがロードバイクの比較的細いタイヤだから滑った…ようなシチュエーションもあまり多くはないと思います。

以上から、ロードバイクに限り車道しか走っていけないような決まりがあるわけではなく、歩道を例外的に走る際にロードバイクが特段走りにくいということも筆者の経験からはあまり考えられないです。

このため、車道が怖い…というのはロードバイクに限ってなにか特殊な事情がある話でもないものと思います。



 

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ロードバイクは気軽に乗れない?④盗難が怖い…?

盗難が怖いから気軽に乗れない」という御意見もよく見かけます。

これは筆者としても納得で、カーボンフレームのメインで使っているロードバイクをどこかの駐輪場に停めて何時間も放置しておいて精神衛生的に大丈夫かといえば大丈夫ではないです。

コンビニでさえ鍵をしていても、レジ待ちなどでも何度も車体の方を見ています。多かれ少なかれ皆、そんなものかと思います(笑)

対策としては「盗難されても最悪諦めのつく価格のロードバイクをメインのものとは別に用意し、考えられうる最強クラスのロックを施して盗難を予防する」という方法くらいしかありません。

そもそもエントリーモデルの10万円のロードバイクといっても、自転車に関して金銭感覚が狂ってしまった筆者のような人間からすると安く感じられてしまいますが、ママチャリが5台以上購入できるお値段であることは確かです。また、モノは値段だけではなく、愛着という面の問題もあるでしょう。

そんな高価で愛着のある自転車を「最悪盗まれても諦めがつく」と言い切れるかは閲覧いただいている方の資力や思い入れ如何ですが、「最悪盗まれても諦めがつく」ロードバイクがなければ確かに「気軽に乗る」ことは出来ないと思います。

筆者の場合、それなりの時間目を離す可能性がある場合はアルミフレームのロードバイクを使用し、ABUSのレベル15のU字ロックとチェーンロックの2重で地球ロックします。

お値段はともかく色々なところを訪れてきた愛着のあるロードバイクではあるのですが、最悪盗まれても諦められる…と思うようにしています。実際盗まれたら平静ではいられないとは思いますが…。

ともあれ、そんな前提のもとに「気軽に乗る」ことを実現しています。

 

 

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ロードバイクは気軽に乗れない?⑤速く走らないといけない…?

速く走らないとサマにならない…という御意見も散見されます。

確かに(交通ルールを破らずに)速く走っていればかっこいいでしょう。しかし、別にいつもいつも速く走る必要もないのでは…と思っています

ポタリングと割り切って走っているときは同好の方々にはもちろん、クロスバイクなどの別段自転車を趣味にしていない方に対しても、手でおさきにどうぞのジェスチャーをして先に行ってもらうこともあります。

それくらい肩の力を抜いて走っていてもいいのではないでしょうか



見られる自分が気になるのであれば、見る自分を考えてみればいいかと思います。

路上を走っていて、あのロードバイク遅いな…と思う機会、どれくらいあるでしょうか。

これはあくまで筆者の場合ですが、ゆっくり走っているロードバイクを見てもただちにその人が遅いと思うことはありません

もしかしたら強い方かもしれないけれど、今日はゆっくり自転車に乗るのを楽しんでいるのかもしれない。

よたよたした酷いペダリングで走っている人も、もしかしたら200kmくらい走ってきた後なのかもしれない。

そういう可能性も頭に入れて、抜く一瞬だけで遅い人だと決めつけることはありません。

これは他の方に意見を聞いたわけではないですが、ある程度歴の長い方で色々な経験をしてきたような方なら、大方このような視点で他のロードバイク乗りの方を見ているのではないか…と思います。

あまり見られる自分を気にしすぎない方が幸せにロードバイクを楽しめるのではないか…と筆者としては思うところです。

 

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ロードバイクは気軽に乗れない?⑥前傾姿勢が辛い…?

前傾姿勢が辛い、という御意見もあります。確かにロードバイクは一般に深い前傾姿勢を特徴とします。

しかし、辛いと感じる前傾姿勢を強いられるのであれば、大方ポジションが合っていないと思います。

長距離を乗っていて身体が疲れてくる、筋肉痛になるのはそれは仕方ないでしょうが、少し乗った程度で前傾姿勢を辛く感じるならばハンドルのセッティングを少し高めにしてみるなど、ポジションを見直したほうがよろしいのではないかと思います。

なお、ゆるく乗るときはフラット部分をメインに握りたいという方もおられるかと思います。そのような方には「サブブレーキレバー」をおすすめします。

サブブレーキレバーを装着すればフラット部からでもブレーキを引けるようになり、前傾姿勢を緩和しつつ安全に乗ることが可能です。

ec.cb-asahi.co.jp

なお、上記はリムブレーキ用の製品ですが、シマノからGRXグレードで油圧ディスクブレーキ対応のサブブレーキも販売されています。

 

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さいごに

心持ち次第で、ロードバイクを気軽に乗るハードルはかなり下がると言えます。問題は盗難対策で、悲しいことにその面だけは比較的安価なロードバイクを用意して強固なロックを使用するような方法しかとりえないのが現状ではありますが、その面さえクリアできればロードバイクといえどかなり気軽に使えるものと思います。

気兼ねなく気張らず、そんな楽しみ方で、ゆるく長くロードバイクを楽しんでいけば良いものと筆者としては思うところです。

 

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