目次
ヘルメットが努力義務化したので、オススメを紹介!①努力義務化について
ヘルメットが努力義務化したので、オススメを紹介!②他人と同じのがイイ貴方に
ヘルメットが努力義務化したので、オススメを紹介!③KASK WASABI
ヘルメットが努力義務化したので、オススメを紹介!④ABUS AIRBREAKER
ヘルメットが努力義務化したので、オススメを紹介!⑤LAZER GENESIS
ヘルメットが努力義務化したので、オススメを紹介!⑥GIRO CADEN MIPS2
ヘルメットが努力義務化したので、オススメを紹介!①努力義務化について
道路交通法が改正され、4月1日から自転車乗車時のヘルメット着用が努力義務化されました。
努力義務は、言葉を噛み砕けば「努力することが義務とされている」となります。より柔らかく言えば、マストすなわち必須ではないものの、努めなければならない、となります。
筆者が思いつく、直近の努力義務の例としては新型コロナワクチンが挙げられます。新型コロナワクチンも「義務」ではないものでしたが、「受けるよう努めなければならない」とされていました。
以上より、結局のところ現実的には、今まで通り任意であるということになります。
筆者の私見としては、着用したくない気持ちは分からないわけではないものの、着用して悪いことはないと思っています。
ヘルメットに抵抗感がある方のご意見として、ニュース記事などを見ると「かっこ悪い、流線型でママチャリには合わない」というのがあるように思います。
実際はママチャリでも帽子感覚で被れるような、流線型ではないヘルメットもOGKなど各メーカーから発売されています。目立つのが好きではないような方でヘルメットを着用したい場合はそのようなヘルメットを選べばよいと思います。
しかし、ちょっと変わった、他人とは違うヘルメットを選びたい方もおられることと思います。この記事では、そんな方に向けて筆者がおすすめするヘルメットを列記していきます。
※「流線型過ぎなくて、私服に普通の自転車でもそれほど浮かなそう」なヘルメットを筆者の主観100%で挙げていく記事になりますので、異論は大いに認めます。
また、左記条件を満たすヘルメットは結構沢山ありますが、紹介し切れないので筆者の好みでピックアップした幾つかを紹介するような記事となります。予めご承知おきください…。
ヘルメットが努力義務化したので、おすすめのヘルメットを紹介!②他人と同じのがイイ貴方に
本題に入る前に、大概の人が求めるのはこちらだと思いますので、過去記事のリンクを貼っておきます。
ヘルメットが努力義務化したので、オススメを紹介!③KASK WASABI
まずはKASK WASABIです。KASKはイタリアのメーカーで、ロードバイク向けのヘルメットを製造しています。ツール・ド・フランスを始めとするトップクラスのレースに出てくるようなチームにもヘルメットを供給しているメーカーです。
欧州の会社ながら特に「MOJITO」等は日本人の頭にも合うと評判で、日本でもロードバイクに乗る層には高い人気を誇ります。
そんなKASKのヘルメット「WASABI」は日本語の「わさび」から名付けられたヘルメットです。
エアロダイナミクスに優れたオールラウンドに使えるヘルメットという位置づけですが、ご覧の通り流線型ではなく、ベンチレーション(開口部)も少ないため過度にスポーティな見た目ではありません。
下のイネオスが使用しているのはチームカラーですが、ラインナップには落ち着いたつや消しカラーが揃っています。
性能についても一線級で、同社のヘルメットではUTOPIAに次ぐ高いエアロ性能を持ちます。また、頭部の冷却性にも優れている(外気温21℃、頭部実温度37℃、40km/hでの走行で、頭部の温度が最大1.5℃低下)旨、KASK社のHPを見ると記載があります。
筆者はWASABIではないもののKASKのヘルメットを使用していますが、通気の良さは実感できるところです。冬などは頭が寒いくらいです。
主張しすぎない見た目ではあってもそのじつ高い性能を持ち、さらには我が国のわさびをネームの由来に持つイタリアンなヘルメット。ひととは異なるものを探す貴方にぴったりではないでしょうか。
For every ride, no matter the conditions ☀️🌧️🌬️
— INEOS Grenadiers (@INEOSGrenadiers) 2021年9月29日
The @Kask_cycling Wasabi gives you year-round performance, on-road or off it.
Find out more: https://t.co/z3UZjNxN13 pic.twitter.com/n67929VCd6
ヘルメットが努力義務化したので、おすすめを紹介④ABUS AIRBREAKER
一般の自転車に乗っている方にはあまり馴染みがないであろうものの、スポーツ自転車に乗ったことのある方なら一度はその製品(鍵…)を手に取ったことも多いであろうABUSのヘルメット「AIRBREAKER」も、美しいヘルメットだと思います。
ヘルメットがスポーティな印象を与える理由は流線型な尖ったシルエットであったり、ベンチレーションが尖った形になっていることが大きいものと思いますが、この「AIRBREAKER」はシルエットが丸っこく、ベンチレーションが尖った形をしていません。
プロチームが採用するヘルメットであるため当然性能第一に作られていますが、けしてロードバイク以外で使ったからと言って似合わないヘルメットではないと思います。
ポニーテール対応を謳っているヘルメットのため、髪の長い女性の方でも問題なく着用できるヘルメットになります。
Con nuevo uniforme #Gobik y nuevos retos, esta temporada competiré en gravel junto a #MovistarTeamGravelSquad.
— alejandro valverde (@alejanvalverde) 2023年4月4日
🔜 Ganas de vernos en La Indomable 😜
📝 https://t.co/Z0IJHxot1o pic.twitter.com/Qs0Wq9mVcK
ヘルメットが努力義務化したので、オススメを紹介⑤LAZER GENESIS
続けて、ベルギーのLAZERのヘルメットです。GENESISは200gを切る超軽量なヘルメットで、長時間の自転車通勤でも首が痛くなることは少ないでしょう。ヘルメットの重さは案外馬鹿にならないもので、1時間位乗っていると何十gかの違いでも疲れが変わってくることがあります。
軽量なヘルメットというと不安に感じる方もおられるかもしれませんが、JCF(日本自転車競技連盟)認定のヘルメットになります。必要十分な強度は確保されていると言って間違いないでしょう。
色のラインナップが多いのも魅力で、「ディープグリーン」等はカタログで見るだけでも美しいなと感じます。
ヘルメットが努力義務化したので、オススメを紹介!⑥GIRO CADEN MIPS2
街乗り向けのヘルメットではOGKの製品を見かけることが圧倒的に多いのが実情です。安心安全の日本製、どこの自転車屋さんでも大概扱っている入手性の良さなどがその理由かと思います。筆者もOGKのヘルメットは過去に愛用していました。
しかし、それ故に他の方とものすごく、被ります。ヘルメットだけに同じものを被ります。
他の方と被るヘルメットが被るのが嫌な貴方には、同じアーバンヘルメットでも「GIRO」のCADEN MIPS2がおすすめできます。
攻めていない、街の景観と調和しそうなデザインですが、他の方と被ることは少ないでしょう。パッと見は他の方が被っているアーバン向けヘルメットに近い見た目ながらそのじつ違うという、違いの分かる人にしか違いのわからないヘルメットと言えます。
注意点としては、それなりに重さがあることと、アジアンフィット(日本人の多くがかぶりやすい形状)とは異なると公式に記載されている点です。
重さは上のLAZERのGENESISについての項で挙げたように結構馬鹿になりません。340gという値はヘルメットにしてはかなり重量級で、長時間着用すると首などが疲れてしまうかもしれません。
また、これはこのヘルメットに限りませんが、ヘルメットは頭の形に合う合わないがありますので、可能な限り店舗などで試着してから購入できると良いかと思います。
ヘルメットが嫌なら、自転車を変えればいいじゃない…
某アント○ネット妃の言葉のようなタイトルですが、ヘルメットが浮く原因は「普通の自転車」に「普通の服装」で乗っているのも大きいのではないかと思います。
服装は仕方ないにせよ、「普通の自転車」を「スポーティな自転車」に変えれば、ヘルメットも違和感なく馴染んでゆくのではないでしょうか。
乗ってみればそれほど難しい乗り物ではありません。
初期投資はそれなりにかかりますが、社会人ならボーナスを使うか外食や遠出を数回我慢すれば、学生でもアルバイトでお金を1〜2ヶ月分貯めれば、無理なく用意できる程度の額になります。
自動車や二輪と違って税金はかからず、固定費は年数千円の自転車保険料とタイヤなどの消耗品費が高く見ても1〜2万円程度で、(趣味として泥沼にはまらなければ)お財布には比較的優しいです。
また、行動範囲がママチャリとは段違いに広くなるため、それまでバスや電車、車を使わざるを得なかった通勤や通学が自転車で済むことで、お金や、場合によっては時間を節減できる場合もあります。
ヘルメットの用意と併せて、スポーツ自転車に手を出してみるのも良いかもしれません。ぜひご検討ください。