※この記事で掲載しているのは本ブログを立ち上げる前(2015.11.03)のライドですが、個人的な記録として残していたものを再編集しています。
目次
地獄の大垂水峠ヒルクライム①きっかけ
在住の日野市を起点に、ママチャリで、新宿は幾度となく往復して走っていた。
南は先週、買いたてのクロスバイクで平塚へ行った。
北も、ママチャリで多摩湖までは訪れた。
西については、高尾山口までママチャリで来たことはあったものの、その先は未開拓。
何があるんだろう?そう思ったのが、ライドのきっかけだった。調べてみると、「相模湖」という湖があることが分かったため、行ってみることとした。
一応航空写真で調べると、高尾山口より西側が全面的に緑色。コレは大丈夫か…?と思い調べると、高尾山口から西には「大垂水峠」なる峠があるらしい。
峠か…と思い、評判を調べると、なんでも初心者向けの峠だとか。初心者の自分には丁度いい。そう思い、それほど深く考えることもなく訪れることを決めました。
丁度よくなかったことは、訪れてから知ることになります。
地獄の大垂水峠ヒルクライム②終わらない、峠
高尾山口を過ぎ、徐々に登りはじめます。
買ったその日にガシャガシャいじってみて、こんなめちゃくちゃ軽いギアいつ使うんだ…と疑問符がつきまくった一番軽いギアは早々に出番を迎えることとなりました。
行き交うトラック、先の長い坂道、終わらない坂道…
どこが初心者向けなんだ…!と内心悪態をつきながら登るも、腰が終わってしまい停車。
何度停車し、何分かかったか知れません。
ようやく登り切りました。
地獄の大垂水峠ヒルクライム③相模湖
神奈川県に入り、いっきに下ってゆきます。景色がとても綺麗で、何度も止まりながら撮影タイム。
どんどん標高をさげてゆきますが、そのうちに、コレ登り返すんだよなあ…と不安になってきます。
かなり下って、ようやく相模湖に到着。披露困憊で座り込んでしまいました。
相模湖はもう暮れが近づいていました。11月、日も短くなってきています。
暮れまでには帰りたい。そう思い、ガタガタの腰に鞭打って自転車にまたがり、下ってきた大垂水峠を登り返しました。何度も休み休み登りきり、高尾山口側へくだって甲州街道から帰宅。
たった60km。新宿への往復でママチャリでも走り慣れた距離ですが、新宿への往復とは比べ物にならない疲労感でした。身体がバキバキに痛む、かなり壮絶なサイクリングとなりました。
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…後日譚をすると、筆者はヒルクライムを楽しむようになり、散々な思いをした大垂水峠も8分そこらで登れてしまう峠になりました。
今の筆者からすると確かに大垂水峠は登るだけであればイージーな峠で、多摩丘陵の小さな坂を登れる程度のレベルに至った方がチャレンジするのには丁度いい「初心者向けの峠」だと思えます。
しかし、誰しも最初はこんな具合なのだろうと、自分の過去ログを見返しながらこの記事を書いていて、思います。
ヒルクライムは基本的に有酸素スポーツであり、才能に大きく依存する無酸素スポーツとは違い、誰でもその人なりにある程度のところまではレベルアップできます。
登れなくても、練習を正しく重ねれば必ずある程度は登れるようになるはずです。
大垂水峠で、もしくはその他の山道で、この時の筆者と同じ思いをした方も多いかもしれませんが、腐らず登り続けていただければと思います。
いつかは花が開く日が、来るかも知れません。