※この記事で掲載しているのは本ブログを立ち上げる前(2016.2.3)のライドですが、個人的な記録として残していたものを再編集しています。
目次
初・200kmチャレンジ①きっかけ
終わってみれば200km超えとなりましたが、最初からロングライドをするつもりでスタートしたわけではありませんでした。
サイクリングのきっかけは、居住地の多摩から、横浜へ行ってみよう、というものです。想定距離は70km程度。
真冬のとても寒い朝ではありますが、ジャージを着込んで手袋をつけて、走り出しました。
初・200kmチャレンジ②聖蹟桜ヶ丘「天国への階段」
閑静な聖蹟桜ヶ丘の街なかを抜けて川崎街道を東へ進み、坂を登りきったところで右折。そのまま道なりにすすんでゆくと、とても景色の良いところに出てきました。
家を出発してそれほどの距離を走っていませんが、景色に見惚れ、暫し休憩。
朝陽に照らされて浮かび上がる奥多摩の山並みが、幻想的な美しさを醸し出します。
この場所は、後で調べると、通称「天国への階段」として親しまれているスポットだそうです。
※エンドバーの取り付けが今からするととても謎ですが、試行錯誤していた時期だったということでご理解ください…。
初・200kmチャレンジ③横須賀・戦艦三笠
横浜の市街には午前8時ごろ、あっという間に到着してしまいました。
割とあっけなく到着してしまった感が強く、同じ道を引き返して帰るのもなあ…と思われたため、南下して横須賀を目指すことにしました。目的は、かねてから見たかった「記念艦三笠」です。
すらすらと走ってあっという間に到着。自転車は侵入禁止なので、外から撮影です。
ここで簡潔に、「戦艦三笠」について。
1904年〜5年にかけて勃発した日露戦争で、日本海軍の連合艦隊の旗艦を務めたのが「戦艦三笠」です。
この「記念艦三笠」は、ワシントン軍縮条約を受けて廃艦となった戦艦三笠を、永久工事し記念鑑としたものとなります。
戦後の混乱期に現役時代の部材はその多くが盗難等により失われているため、現在の姿は再建による部分も大きいですが、往時の姿をいまに伝えています。
三笠の横には、三笠に座乗し指揮をとった東郷平八郎 連合艦隊司令長官の銅像もあります。
筆者は小学生の頃から日本史がとても好きで、結局は別の道を選択したものの、高校2年生までは文学部で史学を専攻したいと考えていたくらいでした。
そんな筆者は司馬遼太郎氏の「坂の上の雲」が幾度となく読み返したくらい好きで、「坂の上の雲」の舞台となった日露戦争のなかで大きな役割を果たした「戦艦三笠」はいちど見てみたいと思っていたため、念願叶いました。
初・200kmチャレンジ④湘南の海へ
横須賀まで来て、来た道を60kmも戻る気には尚更なれなかったため、そのまま134号線を南へ。三浦半島を南下してゆきます。
山育ちで、景色が狭いところでずっと生きてきたため、水平線という開けた景色を目にすると胸がすくような気分になります。
引橋交差点で進路を相模湾方向にとって、引き続き134号線を進みます。
遠く箱根、伊豆半島まで見通せます。風光明媚という言葉がこれほどぴったり来る景色も少ないような、そんな景色です。
稲村ヶ崎。後ろ2枚の画質が一気に低下しているのは、iPhoneの充電が切れてしまい、別の端末で撮影したため。先に見える島は、江ノ島です。
天気もよく、古瀬陽子さんの「You & I R134」をエンドレスに歌いながら走り続けました。
「You & I R134」はウォークマンのプレインストールに入っていた曲で、お気に入りでよく聞いていました。歌詞に出てくる地名を走り抜けるのが何とも楽しかったです。
初・200kmチャレンジ⑤200km達成
平塚まで達し、そこから北上して多摩に戻りました。日野市の家付近まで戻って170kmほど。
折角ここまで走ったのだし200kmに載せたい、と思い、疲れきった身体に鞭打って調布まで甲州街道をひと走り。戻ってきて、ついに200kmを超えました。
自転車を始めた時の目標のひとつが「東京から仙台まで自転車で帰る」でした。
これまでは遠い目標でしたが、概ね半分以上の距離を1日で走れたことから、実現可能性が大きく高まったように感じられました。
次は何処を目指すか。筆者の旅は、続きます。