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クロスバイクがパンクしやすいって本当?徹底解説します!

目次

クロスバイクがパンクしやすいって本当?①一般的なイメージ

クロスバイクがパンクしやすいって本当?②タイヤそのものの違い

クロスバイクがパンクしやすいって本当?③突き刺しパンクの場合

クロスバイクがパンクしやすいって本当?④リム打ちパンクの場合

クロスバイクがパンクしやすいって本当?⑤クロスバイクはパンクしても直しやすい

クロスバイクがパンクしやすいって本当?⑥まとめ

 

クロスバイクがパンクしやすいって本当?①一般的なイメージ

クロスバイクのような自転車を購入したいという方が、購入を躊躇する理由のひとつとして「パンクしやすい」というイメージがある事が挙げられるのではないでしょうか。

ママチャリのような幅35mm程度の太さがあるタイヤからすると、28mm幅~30mm幅程度のクロスバイクのタイヤはどうしても華奢に見えます。

その視覚的なイメージが、壊れやすいのではないかというイメージに繋がっているのではないかと思います。実際のところはどうなのでしょうか。以下で解説します。

 

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クロスバイクがパンクしやすいって本当?②タイヤそのものの違い

まず、比較対象となるママチャリと、タイヤそのものの違いを比較します。

タイヤの違い①太さ、円周の違い

前段でも記載したとおり、タイヤの太さはママチャリが35mm程度の一方で、クロスバイクは28~30mm程度の事が多いです。

クロスバイクの方が細いタイヤとなり、タイヤの中のエアボリュームはママチャリより少なくなります。

また、これはパンクにはあまり関係がありませんが、26インチ、27インチのママチャリに対して、クロスバイクは700cという規格です。

タイヤの違い②空気圧とバルブの違い

ママチャリのタイヤは3気圧程度が指定の空気圧です。一方で、クロスバイクのタイヤは、細い分高圧です。概ね6-7気圧になるよう、タイヤに空気を入れます。

ママチャリのタイヤが英式バルブという空気バルブを使用する一方で、高圧な空気を保持する必要のあるクロスバイクは、仏式(フレンチ)バルブという規格の空気バルブを使用します。

 

タイヤの違いについては、このくらいです。

以下では、クロスバイクがパンクするパターンを説明します。

 

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クロスバイクがパンクしやすいって本当?③突き刺しパンクの場合

突き刺しパンクは、路面に落ちている異物がタイヤに刺さって穴が空くことで、タイヤがパンクすることです。

勘違いされやすいように思いますが、小石などを踏んだ程度でパンクすることは相当稀です。

前述の通りタイヤがかなり高圧なため、小石程度だと踏んでも弾いてしまうことが大概です。

また、ロードバイクの決戦用タイヤならともかく、クロスバイクで使うようなタイヤであればそれなりにゴムの厚みがあるため、小石などはめり込んでも貫通するには至らないことが多いです。

鋭利な金属やガラス片を踏んでしまったら流石にパンクしますが、それはママチャリも同じことです。

当然のこととしてタイヤが劣化すると防げる異物も防げなくはなりますが、タイヤの劣化についてはママチャリとクロスバイクではそうそう変わらないと感じています。

大概ママチャリのほうが距離を走らないために時間的には長持ちですが、両者長くとも5,000kmくらいが変えどきです。

結論として、突き刺しパンクに対する耐性については、クロスバイクとママチャリでほぼ差はないと考えてよいでしょう。

 

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クロスバイクがパンクしやすいって本当?④リム打ちパンクの場合

リム打ちパンクとは、段差などを乗り越える際に、その衝撃でタイヤ・チューブが変形できる限界を越えて、パンクしてしまうことです。

これについては、クロスバイクのほうが前述の通りタイヤのエアボリュームが少なく、空気が抜けるのが早いために起こりやすいです。

逆に言えば、空気を定期的にしっかり充填していれば、ママチャリと同程度の発生率です。

筆者も何度かこのタイプのパンクに見舞われたことがありますが、大概は1週間以上タイヤの空気充填を横着していたとき(よろしくないのですが、つい横着しがちな方です…)で、そろそろ入れるかと思っていた矢先でした。

なお、段差を超えるときは「抜重」といって、サドルから腰を上げて脚をサスペンションのように使うことで衝撃をいなすようにすると、多少はこのリム打ちパンクを減らせるものと思います。

リム打ちパンクの観点のみならず、機材全体へのダメージも軽減できるので、是非実践してみてください。

 

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クロスバイクがパンクしやすいって本当?⑤クロスバイクはパンクしても直しやすい

ママチャリの場合、パンクするというのはそれなりに大ごとだと思います。

夕暮れの通学路を、重い自転車を押して帰った経験がある方も多いことでしょう。

筆者は大学入試のセンター試験3日前にパンクに見舞われ、2日前に修理に行って当日風邪っぽい状態で受験した悲しい思い出があります。余談が過ぎましたが、ママチャリがパンクした場合、大概は自転車屋さんに修理をお願いするものと思います。

しかし、クロスバイクの場合は、万が一パンクしても簡単に直せてしまいます

ママチャリと違い、(基本は)工具不要で車輪を何十秒もあれば外せてしまうためです。

車輪を外してしまったら、あとはタイヤを一旦剥いで、チューブを修理するか新しいものに入れ替えるかして、再度タイヤをはめ直すだけです。

筆者は正直修理が上手いほうだとは思わないのですが、そんな筆者でもパンクしてから15分あれば再出発できるほど、修理は簡単です。

 

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クロスバイクがパンクしやすいって本当?⑥まとめ

いかかでしたでしょうか。

クロスバイクは、空気が抜けるのが早いために適切に空気を充填していない場合はリム打ちパンクに見舞われやすいですが、逆に言えば空気を適切に充填していればそうそう見舞われるものでもありません。

突き刺しパンクについては、特段発生率が高いということもありません。

さらに、万が一パンクしても、構造上ママチャリより簡単に修理が可能です。

まとめていえば、「ママチャリよりパンクしやすいことはなく、整備性はママチャリより遥かに良いため、万が一パンクしても修理は簡単」となります。

 

パンクに限らず、「購入前に思っていたより華奢ではない」というのが筆者のクロスバイクというものに対するイメージです。

この記事が、「クロスバイクを買ってもすぐ壊れそうで、修理が大変そう…」などというイメージで購入するのをためらっておられるような方が、一歩を踏み出す助けになればと思います。

 

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