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ママチャリ、寿命はどれくらい?シティサイクルの寿命について。

自転車の9割5分以上を占めるであろうママチャリですが、寿命はどのくらいなのでしょうか。この記事では、ママチャリをはじめとしたシティサイクルの寿命について、解説します。

目次

鉄フレームのママチャリの寿命

アルミフレームのママチャリの寿命

最後に

鉄フレームのママチャリの寿命

大半を占めるであろう鉄フレームのママチャリの場合、サビにさえ気をつければフレーム自体は長年の使用が可能な事が多いです。

ママチャリといえど千差万別で、低価格な製品には粗悪品と言わざるを得ない製品もあります。

「可能なことが多い」の例外はこういった粗悪品で、実店舗の自転車屋さんで販売しているようなメーカーのしっかりした製品であればほぼ可能だと考えます。

 

ロードバイクの例ですが、クロモリと言われる種類の鉄を用いたフレームは、3、40年ものでも平気で走ります。

同じく素材が鉄のママチャリも、まともな製品でさえあれば、保守管理に気をつけて使っている限りは寿命を気にすることはないかと思います。

ただ、裏返していえばサビが生じてしまうとそこから破断するリスクは生じてきます。外面が無事でも、パイプの内側を見ると真っ赤に錆びてしまっていることも多々あります。

大概は室外保管になるであろうママチャリなので、完全に錆びさせないということは実際問題難しいと思います。

また、フレーム以外の部品も経年で傷んでゆきますが、これらを交換していくと新車を買った方が安い、ということも起こりがちです。

余程思い入れがあるなら別ですが、実際のところは学校の卒業や、引越し等の節目に合わせて何年かに一度買い換えるのが安全面、経済面の双方から望ましいものとは思います。

 

※ちなみに筆者は、同じママチャリを7年以上使っています。7年のあいだに東京から仙台への引越しも経験していますが、国道4号を自走して輸送しました(別記事をご参照ください)。

パーツはほぼ総とっかえで、購入価格より遥かにお金がかかってしまっていますが、愛着があればこういう付き合い方もあり…だと思います。

 

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アルミフレームのママチャリの寿命

多少注意を要するのが、アルミフレームの場合です。

鉄より軽量であることから比較的高価なママチャリに採用されているアルミフレームですが、鉄フレームと違って一生モノと言えるほどの長寿はありません。

金属素材には疲労限度といって、一定以上を超える力がかからない限り、一定のライン以上に疲労が進まない特性を持つものがあります。

鉄にも疲労限度が存在し、これがためにロードバイクの世界では、クロモリフレームを指して一生モノと呼んだりします。

しかし、アルミにはこの疲労限度がありません。つまり、破断するまで疲労が蓄積し続けます。言い換えれば、使い続ければ最後には折れます

どのくらいで折れるか、は様々な意見を見ますが、少なくとも筆者が自転車をはじめて7年、筆者自身が最初に購入し2万km以上乗っているアルミフレームのクロスバイクは折れていません。

また、周囲でアルミフレームが突然折れたような話を聞いた事もありません。

10年を超えてくると危ないかもしれませんが、1桁年程度であればフレームの寿命はそこまで深刻に考えずともよいかもしれません

※勿論、体重や使い方(積載量等…)にもよるかとは思います。

 

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最後に

大概は自転車そのものであるフレームより先にホイールやドライブトレイン(チェーンや変速機等)の寿命が先に来ると思われます。

完成車価格が高くとも5万円ほどのママチャリの場合、経済面だけを考えれば不具合を起こした部品を全て直すより、一定を超えたら買い替えてしまった方が低コストではあり、実際問題として多くの方がそのような付き合い方をしているものと思います。

数年使ったら買い替え…のスタイルでいる以上は、サビが寿命を決める鉄フレームのママチャリにせよ、疲労限度が寿命を決めるアルミフレームのママチャリにせよ、寿命をそれほど考えることはないものと考えます。

 

 

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