「整備の部屋」では、ロードバイクやクロスバイクの整備に関わる情報を発信します。
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目次
はじめに:ビンディングペダルの固定強度変更とは
ペダルにシューズを固定するビンディングペダルは、ロードバイクやクロスバイクに乗る上で必要に有用なものです。
ダンシング(立ち漕ぎ)の際にペダルから足が滑らないようにする、いわゆる「引き足を使える」等、ビンディングペダルは安全かつ効率的な走行に資するものです。
しかし、デメリットがあるのも事実です。
使い始めて間もない方は、ペダルから足が咄嗟に外れないことに恐怖を覚えることも多いでしょう。
また、不意に足が斜めになった時にペダルの固定が外れてしまい、ペダルを踏み外す事も皆無ではありません。
前者の場合はペダルの固定を緩く、後者の場合はペダルの固定を強くしたいと考えることと思います。
シマノのSPDペダル、及びSPD-SLペダルについては、ペダル固定の強弱をネジで調整出来るようになっています。
ビンディングペダルの固定強度変更:必要な工具
ビンディングペダルの固定強度変更の際は、六角ネジを回します。
そのため、必要なのは六角ネジを回せる「アーレンキー」(六角レンチ)となります。
ビンディングペダルの固定強度変更②実作業
SPDペダルの場合、ペダルの後部に裏表とも六角ネジが着いています。
SPD-SLペダルの場合は、ペダル後方の盛り上がったところに六角ネジが着いています。
作業はこのネジを回すだけです。
この六角ネジを締める(時計回りに回す)と、ペダルの固定力がアップします。
逆に六角ネジを緩める(反時計回りに回す)と、ペダルの固定力が緩みます。
六角レンチは無段階に回るのではなく段が刻まれています。
左右(及びSPDペダルの場合は裏表も)の固定力を合わせるために、デフォルトの位置から何段回したか忘れないように気をつけつつ作業すると良いです。
ペダルに限った話ではないですが、作業のコツは「一気に大きく強弱を変更しないこと」です。
1段分回しては乗って、もっと強く/弱くしたい場合はさらにもう1段強く/弱くする方に回して…を繰り返すのが、迂遠なようではありますがベストな結果を得るためのコツです。