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【ロードバイク初心者】センサー無しでケイデンスを知る方法【必見】

ロードバイクに乗りはじめると、「ケイデンス」という言葉を聞くことがあるでしょう。

「ケイデンス」とはロードバイクを漕ぐときの毎分のペダル回転数のことです。

rpm(roll per minute) と 記載されることもあります。

このケイデンス、ケイデンス計測機能付きのサイクルコンピュータで計測するのが一般的です。

しかし、ロードバイク初心者が最初に手にする安価なサイコンでは、ケイデンス計測機能が付いていない場合があります。

そんなサイコンを使っている方に、計測機能が無くともケイデンスを把握できることを知っていただきたく、この記事を書きます。

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目次

ケイデンスをセンサー無しで測る①ケイデンスの重要性

ケイデンスをセンサー無しで測る②ケイデンスを知る方法

    

ケイデンスをセンサー無しで測る①ケイデンスの重要性

ロードバイク初心者だと、ペダル回転数=ケイデンスがなぜ重要なのかよく分からないかもしれません。

そんな方は、河川敷などを走っている時に、試しに3速くらい重い方向に変速してみるといいです。

一気にペダルが重くなり、ペダルの回転数が下がると思います。

さらに何度か、元に戻す→重くする→元に戻す→重くする、を繰り返すと段々疲れてくると思います。

ここからご理解いただきたいことは、基本的に一定の回転数、かつある程度の回転数でペダルを淡々と回すのが一番楽だということです。

一度や二度ペダルの回転リズムを乱す変速を行ってもさほど疲れないかもしれませんが、距離が積み重なるほど差は顕著に現れてきます。

そのため、ケイデンスを把握して走行する必要が生じます。

 

ケイデンス計測機能が無くとも慣れてくると感覚でよく使う回転数は分かってくるものですが、慣れないうちはそれが分かりません。

特に初心者の方は、逐一ケイデンスを把握して走行するのとそうでないのとでは、長距離を走った時の疲労がかなり違う場合があります。

 

また、競技レベルでやるような人の場合、高いペダル回転数で回すような練習をすることがあります。

そんな時にも、ケイデンス計測機能が必要となります。

 

なお、最適なケイデンスはよく90といわれますが、実際はまちまちでしょう。

90あたりが走りやすいのは事実と思いますが、例えば筆者の場合、登りでは90も回せません。80前後に落ち着きます。

プロ選手を見てもある程度幅があって、少し前の選手ですがヤン=ウルリッヒなどは90も回しているようには見えません。

しかし、彼のライバルとして挙げられていたランスなどは逆に、3桁回転は回していそうです。

ただ、概ね90あたりが多いのは事実でしょう。

とりあえず最初のうちは、ケイデンス90を指標とすれば大きな間違いはないとは思います。

 

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ケイデンスをセンサー無しで測る②ケイデンスを知る方法

種明かしをすると簡単で、速度から逆算すればいいだけです。

 

まずは使っているギア比を把握しましょう。

ギア比というのは、前(ペダル側)の歯の歯数を後輪側の歯の歯数で割ったものです。

自転車はペダル側の歯車でチェーンを引っ張り、後輪側の歯車を回しています。後輪側の歯車が後輪を回すことで動力を得ています。

 

変速で行っているのは、横に並んだ歯数の違う歯車間でのチェーンの掛け変えです。

前後の歯数の組み合わせを変えることでペダル一回転ごとの後輪の回転数を変更して、ペダルの重さを調節しています。

 

現代のロードバイクで、完成車を購入した時についてくるのは、前は50-34か52-36が多いでしょう。

2枚ある歯車のうち、外側の大きい歯車が50枚歯で内側の小さい歯車が34枚歯の組み合わせのもの、もしくは52枚歯と36枚歯の組み合わせのものです。

 

歯数について、シマノ製品であれば正面に書いてあります(多分全部)。

他の製品でもどこかには書いてあると思います。

最悪分からなければ自分で数えればOKです。

 

後ろは各社まちまちなギアをセットしていますので、歯数は直視で確認するしかありません。

シマノのスプロケット(後輪側歯車)であれば、歯車をぐるっと一周回してみれば歯のどこかには刻まれているはずです。

 

歯数を把握したところで、よく使う組み合わせを把握しましょう。

例えば、登りに主眼を置いている人であれば前小さい方34、後ろ21-23-25を多用する等あると思います。

自分の重視するシチュエーションで、多用する組み合わせを洗い出しましょう。

 

※本当は全組み合わせ覚えればベストですが、2×8〜11=16〜22通り全部覚えるのはかなりきついでしょう。

できる人はそれでも良いですが、自分には無理でした。

 

 

よく使う組み合わせを把握したら、ギア比とケイデンスから速度を計算できるようなページを使わせていただいて、計算しましょう。

筆者の場合、よく使用させていただくのは以下のページです。

twelve.rgr.jp

 

例えば、走っている時に前50/後17の組み合わせを使っていて、メーターが34km/hを表示していれば、だいたいケイデンス90で走れているのだなと判断できるというわけです。

 

このようにして、速度計さえあればギア比からおおよそのケイデンスを割り出すことができます。

高性能なサイコンを購入する資金がない場合は、この方法をご活用いただければと思います。

 

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