ロードバイクの醍醐味といえばやはりヒルクライムでしょう(個人的見解)。
筆者も好きです。というよりほぼヒルクライムしかやらない人であったりします。
しかし、このたびのコロナショックで約半年間、ヒルクライムを自粛していました。
ローラーは持っていますが本当に好きではないため、事実上半年間練習をサボっていたかたちです。
そんな筆者、先週から久しぶりにヒルクライムを再開しています。
半年のブランクを経た筆者は、どうなってしまったのでしょうか。
ぜひご覧ください。
この記事は、久しぶりにロードバイクに乗って、ヒルクライムに挑むような方の参考になるかなとの思いで書いています。
目次
体重が増えた際のヒルクライム①はじめに:筆者ビフォーアフター
体重が増えた際のヒルクライム③気をつけたこと1:前日&当日の食事
体重が増えた際のヒルクライム④気をつけたこと2:前日に多少走りました
体重が増えた際のヒルクライム⑤気をつけたこと3:ダンシングの使いどころを気をつけました
体重が増えた際のヒルクライム①はじめに:筆者ビフォーアフター
体重
63kg→67kg
半年で4kg増えました。ランニング等行っていましたが、ヒルクライム程のカロリー消費ではありませんでした。
しかし、食習慣を変えるのは難しいです。
つい食べてしまい、気がついたら太っていました。
心肺機能
直接の指標にはなりませんが、安静時心拍は
40台前半→60程度
スポーツ心臓から、ほぼ普通の人に戻ったようです。
機材
アルミロード(8速/10kg)→カーボンロード(11速105/8kg弱)
機材のみ劇的に進化しました。
体重が増えた際のヒルクライム②測定コース
石巻随一のヒルクライムスポット・上品山(じょうぼんさん)です。
ストラバのセグメントだと4.5km/422mで平均斜度9%です。
関東圏の方にわかりやすく説明すると、ちょっと休み区間が入って長くなった和田峠といった印象です。
この上品山、筆者ベストはストラバ記録だと18'26"です。一応17'58"も出したことはあります。
体重が増えた際のヒルクライム③気をつけたこと1:前日&当日の食事
とりあえず炭水化物をたっぷり摂取すれば走れると、経験則で分かっています。
そのため、昨晩はライスつきラーメンを食べました。
また、今朝は大盛りパスタです。
人によると思いますが、多少の重量増を甘受しても、自分は食べないとまったく走れません。
短距離のヒルクライムでもそれは変わらないため、お腹いっぱい食べました。
(前日当日の食事をどうすべきかという話は、また別の項に譲ります)
体重が増えた際のヒルクライム④気をつけたこと2:前日に多少走りました
昨日に、陸上競技の中長距離業界でいうところの「刺激を入れる」というものをやりました。
大体50kmくらいだらだらと走って、その中で時々パッと加速してみるような走り方です。全体で疲れない程度に終わらせています。
生理的な理由づけはわからないですが、まったくの久々に乗るより、前日過度に疲れない程度に身体を自転車で使っておくと次の日は上手く乗れることが多いです。
社会人で、土曜日に本番だと難しいでしょうが…。
体重が増えた際のヒルクライム⑤気をつけたこと3:ダンシングの使いどころを気をつけました
ある速度で登る場合に、いったん停止してしまうと再度加速するのには大きなパワーを使うことになります。
ヒルクライムは道の緩急が絶えず失速を誘い続けてくるもので、いかに失速させないように走るかが楽に速く走るためのポイントです。
失速させないためには、速度が落ちはじめるところで適切なパワーを出力する必要があります。
手っ取り早く大パワーを出力できるのがダンシングです。
しかし、ダンシングはサドルという支点を失うことから、一般にロスも大きくなります。
ロスの発生は体重とある程度相関があり、一般に体重が重い人の場合はシッティングで走ったほうが速いと言われます。
また、ダンシングは心肺機能への負担が大きいです。
ブランクで重量増して心肺機能が低下している以上、使いどころは吟味する必要がありました。
今回は、昨年であればパッと踏んでいった場所も、かなりの部分をシッティングで走りました。
ダンシングは距離と傾斜を見て、立って踏んでも大丈夫かなというところや、ちょっと休む用途でのみ使った形です。
幸い11速化したことで28Tという激軽ギアがあります。
ダンシングで加速できない分は意識的にシフトダウンして、極力慣性を失わないよう走りました。
体重が増えた際のヒルクライム⑥結果
結果は以下のとおりです。
18分26秒→20分45秒
パワーウエイトレシオにすると、だいたい平均5倍程度から、4.2倍くらいまで落ちたかたちです。
正直もう少し遅いかなと思っていたため、自分としては比較的健闘したと思っています。
上記3点をとりあえず心がければ、一応人並みには走れるようです。
結論:脚力は正義
廉価とは言え一応プロチームが使った実績もあるようなカーボンフレームを使って、ホイールはレーゼロコンペです。
大抵の人にとって、不満のある機材ではないと思います。
しかし、完成車10万円の10kg8速エントリーアルミロードバイクで昨年に出したタイムには全く歯が立ちませんでした。
昨年の自分自身に、500m程度の大差をつけられて完敗したかたちです。
昨年エスケープR3で登ったタイムにすら、1分以上負けています。
この記事の論旨と外れますが、機材の差というのは脚で埋められる事を、自分のレベルが低下することで身をもって証明できました。
お金の余裕が少ない学生ライダー諸氏などには、希望を持っていただける結果と言えるでしょう。(笑)
▼今回検証を行った上品山については、以下記事でコーナーぜんぶ撮りの徹底解説を行っています。ぜひご覧くださいませ。