奥松島の海岸は、静かな場所で自然を楽しみたいような人にはぴったりだと思っています。
しかし、景勝地としての奥松島は、知名度が高いとは言いがたいように思います。
県内ではそれなりに知られていても、県外の方には知名度が低い、くらいでしょうか。
今回は、そんな奥松島について知っていただくため、筆者目線で紹介したいと思います。
目次
はじめに:奥松島ってどこ?
地図
拙い手書きの地図ですが、以下をご覧ください。
奥松島は、名前のとおり(仙台方面から見た場合)松島の「奥」にあります。
地理的には、松島湾と石巻湾を分かつ位置です。
行政区分としては東松島市、むかしの鳴瀬町です。
アクセス
アクセス①クルマ
仙台方面から、高速道路に乗ってきた場合は「鳴瀬奥松島」で降りて、あとは右折してひたすら直進です。
45号線で来た場合は、鳴瀬大橋の交差点(「鳴瀬町浅井」)で左折せず直進すると奥松島に行けます。
アクセス②電車
奥松島を秘境たらしめている理由が、車以外でのアクセスの難しさでしょう。
最寄りの電車駅は野蒜(のびる)となりますが、野蒜駅から奥松島までは5km以上あります。
余程健脚でなければ歩いて行きたい距離ではないでしょう。
では、クルマ以外の方は断念せざるを得ないのでしょうか?
諦めるのはまだ早いです。野蒜駅となりでレンタサイクルの貸出を行っています。
自転車で5kmなんて遠すぎる!と思われる方もおられるかもしれません。
しかし、ここで貸出を行っているのはクロスバイクです。
ママチャリと段違いな走行性能を持ったクロスバイクがあれば、片道5kmや10kmはすぐそこです。
車以外で訪れるかたは、野蒜まで仙石線で来て、レンタサイクルで向かいましょう!
奥松島は、ただただ静か
「あおみな」という施設があります。
正式名称は「宮戸地区復興再生多目的施設」といいます。
正式名称が示すとおりさまざまな施設が一緒になっており、この場所は観光客で結構賑わいます。
(といっても、松島のような「観光客でごった返す」状態までいくことは少ないですが。)
しかし、この「あおみな」を過ぎてさらに奥へと進んでゆくと、そこは閑静な山と海です。
奥松島にはたくさんの浜がありますが、行きやすい浜は「大浜」でしょう。
島外から来る道をひたすら道なりに突き進むと突き当たります。
ここは人の存在が絶無ではないですが、それでもかなり静かな浜です。
ゆっくりと海を見て、佇むのであれば十分な静けさである時が多いです。
こんな方にオススメ
まずは家族旅行でしょう。
他の海水浴場と違い、他のひとの目線がありません。
子供が迷子になる心配もないです。
場所を気にせず、思うさま駆け回っても大丈夫です。
また、カップルで行くのも、よいのではないでしょうか。
他人を気にせず2人だけの時間を楽しめると思います。
ひとりでゆくのもオススメです。
「海を見たい時」って、ありますよね。
ひたすら海を眺めて、波のさざめきを聴いていると、嫌なことも忘れられるものです。
人生に悩んだり、疲れ切ったり。
そんな時に、頭をリセットしたくなったら、奥松島の浜はオススメ出来ます。
雑味のはいらない場所で、納得ゆくまで景色を眺めてください。
ポジティブ方向でも、例えば一人カラオケ等にはオススメできます。
周辺に民家など皆無な浜が多く、そのような浜であればいくら歌っても叫んでも大丈夫です。
緊急事態宣言も開けて、6月19日からは移動が全面解禁との見通しです。
時勢が落ち着いたら、是非ともお越しください。
おわりに:「裏」奥松島
奥松島には、知名度が比較的高い月浜等の他にも、数多くの浜があります。
こちらは、そんな浜のひとつです。
場所は…秘密とさせていただきます(笑)
行き方を探すのも、奥松島の楽しみのひとつと考えています。
景色がヒントになると思いますので、気になったら探してみてください。
個人的には奥松島で最も景色のよい浜だなと思います。