聖蹟桜ヶ丘。
府中から川挟んで向かいに位置する、京王線の特急停車駅です。
耳をすませば の聖地としても有名ですね。
さて、ロードバイク乗り的には、聖蹟桜ヶ丘といえば
「いろは坂」でしょう。
本家・日光のいろは坂をギュッと短くしたような、かわいい坂です。
よく、初心者ロード乗りの方のヒルクライム入門として選ばれますね。
ここが余裕で行ければ、次は高尾の大垂水。
このいろは坂ですが、レベルアップしてからも私は変わらず愛していました。
今は東京を離れましたが、住んでいた頃は夜な夜な10本登っていたものです。
一本2分強のインターバル練習の舞台として、いろは坂は最適でした。
自分の全力で、信号から看板まで1分48秒でした。
勿論もっと速い方は沢山おられるでしょうが、全体から見れば結構速い方に入るのではないでしょうか?
今回は、そんな自分が、聖蹟いろは坂を2分切って登る方法について書きたいと思います。
①最初の横断歩道までは全開でOK
信号超えて登りはじめ、右カーブを曲って聖蹟の街並みを右手に眺めおろしながら、駆け上がってゆきます。
ここはダンシングで、95%以上で走ってOK。
自分でだいたい27-8km/hあたりで登っていました。
ここで得た慣性スピードを②のワインディングで維持するのが、タイムアタックではベストだと思います。
②そこから先の2つのワインディングは緩い
公園の横断歩道を過ぎて、左コーナー→横断歩道を超えて右コーナーとなります。
ここ2つは、自分は休み区間におくことが多かったです。
シッティングでも、緩いので慣性を殺しません。
③ここから先が難しい
地味にここからが長いのですよね。
勾配は然程でもないが、ちょっと長めなストレート×2。
自分は、だいたい②のワインディングで保った慣性スピードのまま、横断歩道過ぎたあたりからダンシングすることが多かったです。
ワインディング手前で座って曲がりはシッティングでクリアして再びダンシングに移行し、あとは気力。
④杉村玉砕神社以降
ここまで来ると看板見えるから終わった感が出るのですが、地味に杉村玉砕神社から看板まで100mあります。
すなわち、15秒-20秒はかかります。
杉村玉砕神社時点で好タイムを確信するのは少し早すぎます。
最後の最後まで踏み切ることが大切です。
一応、言うまでもないと思いますが
いろは坂は生活道路です。
生活される方々の往来の邪魔にならないよう気をつけましょう。
例えば、後ろからクルマが来たら、場合によっては足をついて進路を譲ること。
横断歩道では歩行者が飛び出して来ないか気をつけること。
とくに桜のシーズンは要注意です。
あとは、ダウンヒルを飛ばさないこと。
当たり前のことを当然に出来る、良識的に健全なヒルクライマーでありたいものです。
聖蹟いろは坂は、成長が見えやすい
ここばかり走っていても、例えば50分かかる民森なんかは走れるようにならないと思うのですけど(自分がそうでした)。
ですが、アクセスが楽・重過ぎない・量の調整がしやすい等考えれば、〜20分程度までの峠を想定した練習場所としては絶好の場所だと思います。
また、毎日全力で走っても身体が傷つかない程度の負荷であるというのも、この坂のよいところでしょう。
毎日全開1本を日課にすると、成長が見えやすいです。
成長の実感はモチベーションに繋がるもので、聖蹟いろは坂はそういう意味でも良い練習場所だと思います。