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【新型コロナ】検査件数と感染者数の相関(東京)

猛威を振るう新型コロナウイルス。
連日、東京都の新規感染者数が発表されています。

しかし、みなさん気づいていると思います。

「新規感染者が〇人が出たというけど、検査件数はどうなのか…?」

検査件数自体が多くなかったり、検査件数が日によって大きくバラついているとすれば、新規感染者数という数値は感染の広がりを示す指標として、不適当です。

例えば、「10万件検査を実施して1000人の新規感染者」の次の日が「1万件検査を実施して100人の新規感染者」であれば、減っているとは言えませんよね。
どちらも検査実施中の1%です。

陽性患者数・検査件数の日毎の数値は、以下(東京都HP)よりご覧いただけます。


stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp


で、検査件数と新規感染者数の相関は?

以下の2グラフは、上記サイトより引用させていただきました。
(4月15日 確認)
検査人数の累計と、陽性患者数の累計です。


f:id:GOTTANI:20200416053019j:plainf:id:GOTTANI:20200416053031j:plain


累計なので、隣り合う棒グラフを比較して、前の日の棒グラフとの段差が大きいほど新規陽性患者数・新規検査人数が多いことを示します。

これを見ると、新規の検査人数が少なかった日(or次の日)は、新規の陽性患者数が減っているように思えます

※「必ずしも」ではない。緩い相関として、そう見えるというもの。

例えば、直近だと11日と12日の検査人数の棒グラフには大きな段差が無い事から12日に新たな検査を行った人数は少ないと読み取れます。

一方で、12日と13日の陽性患者数の棒グラフには大きな段差がないことから、13日はあまり新規の陽性患者数がカウントされなかったと読み取れます。

これは、感染者総数が減ったのではなく、12日の検査人数が少なかったため、新たに判明した陽性患者数も少なかった、と見るのが自然でしょう。

結論

結論として、マスコミ発表の「新規感染者が〇人」という報道は、感染拡大の度合いを示すものとして、必ずしも適当でないといえます。


みんな分かりやすい数字に食いつきますし、報道機関もそれを理解した上で、分かりやすい数字を提供してきます。
これはこの1件に限ったことではないです。

報道機関も株式会社であり、営利追求を是とする法人です。
あえて「視聴者が欲しい結論」に反することや「分かりにくいこと」を報道しても、報道機関にとっては利潤が減る結果を生むのみで、あまり好ましいことではありません。

そのため、よく調べてみると多少不誠実に思えるような報道というのが、行われることはままあります。

今回のように、ある結論を視聴者が求めていることを想定して、「わかりやすい」「間違っていない」「だが、そのデータ単体では、本来は必ずしもその結論を導けない」ようなデータを単体で提供するような報道のやり方は、結構よく見かけるものです。

「マスコミは絶対的に正しい」ではなく、報道機関のこうした面をよく理解した上で、報道によって与えられたデータを自ら判断する事が必要です。

"盲信するような人は、マスメディアの対象年齢外"そんな言葉を、覚えておいていただければと思います。