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自転車(ロードバイク)にチューブレスタイヤってどうなの?メリット、デメリットは?全てお答えします。

ロードバイクの世界で、ディスクブレーキ等と並んで、 近年トレンドとなっているのが「チューブレスタイヤ」。

今回は、この「チューブレスタイヤ」について解説します。

☆この記事を読むと分かること(クリックで各見出しに移動します)

そもそも、チューブレスタイヤとは?(チューブレス基礎知識)

初期投資は?

使ってみた!


チューブレスタイヤとは?

チューブレスタイヤとは、その響きのとおりチューブがレスなタイヤです。 自転車のタイヤとしては、他に一般的なクリンチャーと、 競技でよく使われるチューブラーがありますが、これらはどちらもチューブド(チューブが入っている)タイヤです。

チューブが入っておらず、タイヤだけで空気を保持しているのは、チューブレスタイヤだけです。

・チューブレスとチューブレスレディ

チューブレスタイヤは、タイヤだけで空気を保持しています。 タイヤとリムの隙間から空気が抜けてゆくことを防ぐ目的などから、シーラントと呼ばれる白濁液が使われる事があります。

この「シーラント」が必須なのが「チューブレスレディ」 シーラントを使わなくてもよいのが「チューブレス」です。

メーカーHPを見ればチューブレスかチューブレスレディかは一目でわかると思うので、間違えるということはないと思いますが、チューブレスレディと書いてあるタイヤを使いたいならシーラントが必須で、数十g実質的に増えるのだな、ということだけ覚えておけばOKです。

・チューブレスタイヤのメリット、デメリット

チューブレスタイヤのメリットは、転がりの軽さと振動吸収性です。 実証実験までやっていないので、感覚レベルのお話になってしまいますが、チューブレス(レーゼロコンペ×irc formula pro rbcc 7bar) を履かせた後で、クリンチャー(シロッコ×コンチ4000s2 7bar )に交換すると、一気にロードバイクが暴力的な乗り物に感じられます。 ガツガツ振動を拾う上に、地面にへばりついている感が強いというか。 ※乗り手は185cm/63kg、調子良くて20分5倍くらいの登る人。

デメリットは、今のところは空気抜けが早いことくらいでしょうか。 4000s2は1週間放置しても大丈夫ですが、チューブレスはフニャフニャになります。

ちなみに、よく重量がデメリットとしてあげられますが、クリンチャーにチューブを足した重量と、チューブレスタイヤ単体の重量だと、ほぼ同等か、むしろ後者の方が軽い場合もあります。

1gでも軽くしたいのならばチューブレスは選外かもしれませんが、例えばクルマで、サスペンションが適切にセットされたクルマと、適当なセットのクルマを走らせたとき、出力重量比が良いからといって後者が速いとは限らないでしょう。

日本の峠道は荒れている事も多く、トータルで見ると何十gか犠牲にしても振動吸収と転がり抵抗の軽さを取ったほうが速くつくシチュエーションというのは結構あるのではないかと思います。

実際、ヒルクライムでクリンチャー比で重ったるさは感じません。 自分のホームコースが結構ガタガタしている道で、クリンチャーの時はサドルから腰が浮くために一瞬ペダリングが緩んで失速に繋がることも多かったのですが、チューブレス導入で如実に軽減されました。

(奥多摩周遊とか、せいぜい和田峠くらいの、関東圏の整備された峠道であれば振動吸収性の重要さにはあまり気づかないのかなと思います。 自分も向こうに住んでいた頃は、振動吸収性は基本的に配慮不要と思っていました。)

…チューブラータイヤ使えば全解決? まあホイール幾つも持てるお大尽ばかりじゃありませんし、、、。

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初期投資は?必要なもの一覧!

最低限必要なものを項目表示すると、以下のとおりです。

・チューブレス対応ホイール

・チューブレス(レディ)タイヤ

・(チューブレスレディの場合)シーラント

・(ホイールの説明書にチューブレスリムテープが必要と記載されている場合) チューブレスリムテープ

・チューブレス用タイヤレバー

・石鹸水(台所用中性洗剤で構いません)

それぞれについて説明すると、以下のとおりです。

・対応ホイール

普通のクリンチャー用ホイールでは、リムのビードが掛かる部分がチューブレスタイヤのそれに適合しないため、使えません。

そのため、専用ホイールを用意する必要があります。 カンパ・フルクラムの「2way-fit」や、マビックの「ust」など。

・対応タイヤ

言うにおよばず、ですね。

・シーラント、チューブレスリムテープ

シーラントが必須の「チューブレスレディタイヤ」については、前述しているので、そちらをご覧ください。

ホイールについて、チューブレスタイヤを使う場合に専用のリムテープを使うように指定されている場合があります。詳しくは、各ホイールの取説をご覧ください。

・チューブレスタイヤレバー

必須です。オススメはIRC。

www.amazon.co.jp

使い方は、クリンチャーのそれと同じです。

・石鹸水

タイヤをはめる際にリムに塗ったくって、タイヤをスムーズにはまるようにします。 専用品(そもそも、あるのか分からないが)などは不要で、その辺の家庭用で大丈夫です。

〇必要経費一覧 ・ホイール:ピンキリなので、考えません。 ・タイヤ:IRC Formula Pro RBCCで7600円×2 ・チューブレスタイヤレバー:1000円 →ホイールさえあれば、アンダー2万円で導入可能‼

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使ってみた!

まず、はめ込み。 チューブレスはタイヤをリムにはめ込むまでがまず一苦労と言われますが、IRCのチューブレスタイヤは簡単にビードがあがります。 (ホイールはレーゼロコンペ)

石鹸水をリムに塗って、クリンチャーみたいに片側をはめて、もう片側をバルブの反対側からはめていく。 最後入らなくなったら、片端によっているタイヤを按摩するように手のひらで内側に押してゆく。 それだけで入ります。 手で入らなくてもタイヤレバーを使えば余裕。 GP4000S2や、パナレーサーのクリンチャータイヤ(パナについては、リムの片側すらビードがなかなか上がらず苦労することさえある)に比べれば、セッティングは断然楽です。

ホイールにタイヤをセットしたら、実走行。 上記のメリットの項目にも記載した事ですが、クリンチャーとの違いは、チューブレスを使っているその時よりむしろ、チューブレスを使ったあとにクリンチャーを使ったような時に強く感じられると思います。 振動吸収性の高さでは、チューブレスは素晴らしいものがあります。 日本の舗装は綺麗だと言われますが、地方の峠道などではまだまだ荒れた道も多いです。荒れた道では、ギャップを踏むと腰が落ち着かず、ペダリングが乱れてしまうことがあります。 しかし、チューブレスではギャップを踏んだときのゴツっとした感覚や、跳ね上がる感じが如実に軽減されます。荒れた道のヒルクライムなどでは、振動吸収性の優秀さにより、同じ重量でもクリンチャーより速くなる要素があると思います。

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まだまだ新規参入の域を出ず、メジャー化したとは言いがたいチューブレスタイヤですが、個人的にはクリンチャー比較でデメリットがほぼ見当たらない、素晴らしいものだと感じています。 2way - fitなどのホイールさえあれば初期投資も2万円程度で済むので、興味があるかたはぜひ一度使ってみることをお勧めします。