おむにバス

自転車をはじめ、様々なお役立ち情報等を発信するページです。

「いずい」って何だ?宮城方言・仙台弁「いずい」の謎に迫る!

宮城県の人とお話しをしていると、時々口から漏れる言葉

「いずい」

この「いずい」はどのような意味の言葉なのでしょうか?

目次

1.「いずい」の意味

2.番外編「いずい」なのか?「いづい」なのか?

1.「いずい」の意味

「いずい」とは、端的に言えば「しっくりこないこと」です。

www.weblio.jp

統一感がなくて、ムカムカざわざわする感じ。

ハマるべきものがハマらない時のモヤモヤ感。

そんな心情を表す時に使います。

用例:「このボタンはまらなくていずいわぁ…」

2.番外編「いずい」なのか?「いづい」なのか?

〇「ず」と「づ」の使い分けについて

「ず」はアルファベット表記すると「zu」

「づ」は「du」となります。

この「ず」と「づ」の使い分けについては、平成22年11月30日付け内閣告示第四号に、「現代仮名遣い」の指針が示されています。

(以下リンクは文化庁HP)

https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kijun/naikaku/gendaikana/honbun_dai1.html

これによれば、「づ」は、「第2の場合のみ用いる」とされています。 その「第2」は以下。

https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kijun/naikaku/gendaikana/honbun_dai2.html

(以下、一部引用)

5 次のような語は,「ぢ」「づ」を用いて書く。 (1) 同音の連呼によって生じた「ぢ」「づ」→あたらない。 (2) 二語の連合によって生じた「ぢ」「づ」→あたらない。

 なお,次のような語については,現代語の意識では一般に二語に分解しにくいもの等として,それぞれ「じ」「ず」を用いて書くことを本則とし,「せかいぢゅう」「いなづま」のように「ぢ」「づ」を用いて書くこともできるものとする。→あたらない。

よって、現代仮名遣いの意識で表記した場合は「いずい」が正しいと言えます。

しかし、この告示には、方言をこの告示の対象としない旨、記載されています。

https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kijun/naikaku/gendaikana/maegaki.html

したがって、必ずしも「いずい」が正解とはいえません。

そもそも、方言の表記に「正しい」表記は存在するのでしょうか? 標準語であれば、この内閣告示のように国が指針を定めるため、それが「正しい」と言えます。

ですが、方言はあくまで慣習によるものです。 学者さん等により整理されている言語もありますが、体系的な整理が公的なバックグラウンドの元に正しいとされているものではありません。

そのため、個人的には「どっちでもいい」が答えとして適切ではないかなと思います。 「いずい」が「いづい」人は「いづい」を、「いづい」が「いずい」人は「いずい」を使えばOKでしょう。