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【2020年版:重量・価格まとめ】リムブレーキのヒルクライム向けロードバイクをまとめてみるvol.3(伊以外欧州メーカー編)

 

台湾・北米メーカー編はこちらです。

 イタリアメーカー編はこちらです。

目次

フランスメーカー(ルック・タイム・ラピエール)

スイスメーカー(BMC・スコット)

ドイツメーカー(フェルト・フォーカス・キャニオン・コラテック・キューブ)

ベルギーメーカー(リドレー・エディメルクス)

スペインメーカー(BH・オルベア)

 

フランスメーカー

LOOK

1980年代からカーボンフレームをリリースしている、最古参。

ビンディングペダルの発明者としても有名ですね。

 

最早珍しくなってきてしまった、リムブレーキ主体のヒルクライムバイクを出している数少ないメーカーです。

 

785ヒュエズRSはフレームセット38万円

未塗装でフレーム780g、フォーク280gです。

"ヒュエズ"は言うまでもなく、超級山岳ラルプデュエズから。

 

www.eurosports.co.jp

 

 使用するカーボンを変更した無印ヒュエズは、105完成車で34万円。フレーム重量990gと、十分に軽量です。

 

www.eurosports.co.jp

 

TlME

LOOK と並ぶフランスメーカー。

「いつかは〇〇(メーカー名)」という言葉で、よく表されるメーカーの一角です。

 

なんと、ほぼ同時のタイミングで、ルック社と名前が丸かぶりなアルプデュエズというバイクをリリースしています。

どちらかが真似たわけではなく、偶然の一致とか。

名前のとおりヒルクライムに向いたフレームです。

 

01、21の2モデルがあり、前者が上位モデルとなります。

前者がSサイズ840g、後者が同930g。

お値段は前者がフレームセット55-61万円(フロントフォークにより変動)、

後者が29-34万円(同じく)です。

 

www.podium.co.jp

 

www.podium.co.jp

 

※重量記載は産経サイクリストより。

 

Lapierre

 

ティポー・ピノ選手のイメージが個人的には強いメーカーです。

こちらのヒルクライム向けバイクはゼリウスシリーズです。

トップモデルのSLアルティメイトはフレーム販売で、フレームセット36万円です。

 

重量は公式記載がありませんが、先代のフレームで850g(ysロードさん記事より)、Funrideに「900gを下回る」旨の記載はあります。

www.eastwood.co.jp

 

2ndモデルの SL600アルテグラ完成車で38万円です。

重量はインターネットで4ページ程度検索した限り、見当たりませんでした…。

www.eastwood.co.jp

 

末弟モデルが SL600105仕様完成車で32万円也

こちらもインターネットで4ページ程度検索した限りでは、重量記載が見当たりませんでした。

www.eastwood.co.jp

 

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スイスメーカー

BMC

比較的新しいスイスのメーカー、BMC。

今年はNTTプロサイクリングが使用しています。

 

そんなBMCのオールラウンダーは「チームマシン」シリーズですが、残念ながらトップモデルの「01」はディスクオンリーになりました。

 

2ndモデルの「02」については、リムブレーキが残っています。

「02」はフレームセット1015g、フォーク375gです。

アルテグラ完成車38万円。

e-ftb.co.jp

105完成車では29万円です。

e-ftb.co.jp

 

Scott

 

軽量化戦争の発端を作った名作「CR1」をリリースしたメーカーです。

残念ながら、トップモデルの「アディクトRC」はリムブレーキモデルが無くなりました

ディスク仕様でも6.8kgを達成出来るから、というのがその理由だそうです。

 

RCがつかないアディクトは、軽量オールラウンダーというよりはエンデュランスレーサーに近い位置付けです。

しかし、27万円弱の105完成車で7.96kgと相応に軽量です。

 

www.scott-japan.com

 

30万円強のアルテグラ完成車両で7.74kg

 

www.scott-japan.com

 

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ドイツメーカー

FELT

ものづくりの国、ドイツのメーカー。

弱虫ペダルサイクリングチームが使用しているため、国内でも見かけます。

軽量オールラウンダーの枠に入るのはFRシリーズです。

 

トップモデルのFR FRDフレーム635g(430mm:塗装・小物抜)・730g(510mm:同込)フォーク280gと超軽量です。

お値段はフレームセット59.8万円也

 

www.riteway-jp.com

 

現在、レンジの2番手に位置するモデルはFR5です。105完成車24万円台。

フレームは塗装小物込みで実測940g(シクロワイアード)と結構軽量です。

 

www.riteway-jp.com

 

FOCUS

 

イザルコマックスが、軽量オールラウンダーにあたります。

日本専用としてリムブレーキモデルを残している模様。

 

フレームセット35.8万円、アルテdi2完成車56.8万円、デュラdi2完成車77.8万円です。

※フレームセットもdi2専用。

 

おそらく2019モデルの引き継ぎですが、2019モデルはフレーム735gです。

www.focus-bikes.jp

 

CANYOU

通販の雄、キャニオン。

中間マージンが入らないため、スペックに対する価格は非常に安いです。

モビスターチームに機材供給しており、個人的にはキンタナバルベルデのイメージが強いです。

 

そんなキャニオンのオールラウンダーは"アルティメット"シリーズ。

CF EVO 10.0 SLは完成車5.67kgという数字を叩き出します。

お値段86.9万円

www.canyon.com

 

普通にプロ選手が使っているCF SLX のアルテdi2完成車で46.9万円

押しも押されもせぬ6.8kgです。

www.canyon.com

なお、フレームセットだと27.9万円です。

エアロハンドルとシートポストが付いて、1.78kg

www.canyon.com

 

アルティメットシリーズの末弟、CF SLは、アルテ完成車が25.9万円、なんとこのお値段で7.0kg

www.canyon.com

 

105仕様も18.9万円に対して7.5kgと超軽量です。

www.canyon.com

 

 

CORRATEC

 

ドロミテ(ヨーロッパの山岳に由来)は稀に見かけるようなイメージですが、このコラテックもドイツメーカーです。

 

日本展開で、オールラウンダーにあたるようなモデルはRTカーボン でしょうか。

RTカーボンの説明を見ると、"トップモデルCCT EVOを受け継ぐ…"と記載がありますが、CCT EVOなるモデルは日本サイトに掲載がありません。

 

RTカーボンは、105、アルテ、アルテdi2の展開。

値段はそれぞれ23.8万円、28.8万円、39.8万円で、重量は8.2kg、8.0kg、7.9kgとのこと。

 

www.corratec-bikes.jp

 

CUBE

新興ドイツブランド。

トップレンジはエアロモデルの"ライトニング"と、エンデューロモデルの"アグリー"の2本立てです。

 

軽量ヒルクライムバイクという位置付けではありませんが、アグリーについてはc62sl (アルテdi2)が完成車46.8万円で7.6kgと、結構軽量です。

cubebikes.jp

 

c62pro (アルテ)が完成車32.6万円で8kg。

 

cubebikes.jp

 

 

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ベルギーメーカー

リドレー

べルギーのメーカーです。

ヒルクライムに向くオールラウンダーは、ヘリウムシリーズ。

 

トップモデルはヘリウムSLXです。

フレームセット36.5万円、フレーム750g(Mサイズ)、フォーク300gです。

www.jpsg.co.jp

 

2ndモデルはヘリウムX

フレームセット24.3万円、フレーム900g、フォーク310gです

十分以上に軽量と言えるでしょう。

www.jpsg.co.jp

 

エディメルクス

70年代最強の同名レーサーが立ち上げたブランドです。

現在では同じくベルギーメーカーのリドレー傘下。

 

トップモデルは「525」です。

フレームセット46.6万円、フレーム898g、フォーク387g。

www.fukaya-nagoya.co.jp

 

2ndモデルの「サンレモ76」は、フレーム1000g、フォーク360g、専用シートポスト220gです。

アルテ完成車41万円

www.fukaya-nagoya.co.jp

 

3rdモデルの「ラパレド」で、フレーム1050g、フォーク390g

フレームセット22万円台、アルテ完成車35万円台です。

www.fukaya-nagoya.co.jp

 

 

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スペインメーカー

BH

かのアルベルト・コンタドールがキャリア初期に駆っていたのが、ウルトラライトです。

現在のウルトラライトはフレームセット34.8万円、アルテ完成車54.8万円、アルテdi2完成車64.8万円

 

重量は公式に記載されていませんが、エボがつくまえの2014年モデルでSサイズフレーム790g、フォーク305g。

2015年のエボの記事(サイスポ)に前作比-100g、完成車6.42kg(XS、ペダルレス)とあります。

 

フレームサイズにもよるでしょうが、重くとも700g台前半、フォーク300g程度のフレームだと思われます。

corridore.co.jp

 

オルベア

オルカOMR がヒルクライムモデルです。

パワメ込みアルテ完成車で40.9万円と、非常にリーズナブルです。

なお、フレームセット30.9万円。

www.orbea.com

 

 

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