目次
ドイツメーカー(フェルト・フォーカス・キャニオン・コラテック・キューブ)
フランスメーカー
LOOK
1980年代からカーボンフレームをリリースしている、最古参。
ビンディングペダルの発明者としても有名ですね。
最早珍しくなってきてしまった、リムブレーキ主体のヒルクライムバイクを出している数少ないメーカーです。
785ヒュエズRSはフレームセット38万円。
未塗装でフレーム780g、フォーク280gです。
"ヒュエズ"は言うまでもなく、超級山岳ラルプデュエズから。
使用するカーボンを変更した無印ヒュエズは、105完成車で34万円。フレーム重量990gと、十分に軽量です。
TlME
LOOK と並ぶフランスメーカー。
「いつかは〇〇(メーカー名)」という言葉で、よく表されるメーカーの一角です。
なんと、ほぼ同時のタイミングで、ルック社と名前が丸かぶりなアルプデュエズというバイクをリリースしています。
どちらかが真似たわけではなく、偶然の一致とか。
名前のとおりヒルクライムに向いたフレームです。
01、21の2モデルがあり、前者が上位モデルとなります。
前者がSサイズ840g、後者が同930g。
お値段は前者がフレームセット55-61万円(フロントフォークにより変動)、
後者が29-34万円(同じく)です。
※重量記載は産経サイクリストより。
Lapierre
ティポー・ピノ選手のイメージが個人的には強いメーカーです。
こちらのヒルクライム向けバイクはゼリウスシリーズです。
トップモデルのSLアルティメイトはフレーム販売で、フレームセット36万円です。
重量は公式記載がありませんが、先代のフレームで850g(ysロードさん記事より)、Funrideに「900gを下回る」旨の記載はあります。
2ndモデルの SL600。アルテグラ完成車で38万円です。
重量はインターネットで4ページ程度検索した限り、見当たりませんでした…。
末弟モデルが SL600。105仕様完成車で32万円也。
こちらもインターネットで4ページ程度検索した限りでは、重量記載が見当たりませんでした。
スイスメーカー
BMC
比較的新しいスイスのメーカー、BMC。
今年はNTTプロサイクリングが使用しています。
そんなBMCのオールラウンダーは「チームマシン」シリーズですが、残念ながらトップモデルの「01」はディスクオンリーになりました。
2ndモデルの「02」については、リムブレーキが残っています。
「02」はフレームセット1015g、フォーク375gです。
アルテグラ完成車38万円。
105完成車では29万円です。
Scott
軽量化戦争の発端を作った名作「CR1」をリリースしたメーカーです。
残念ながら、トップモデルの「アディクトRC」はリムブレーキモデルが無くなりました。
ディスク仕様でも6.8kgを達成出来るから、というのがその理由だそうです。
RCがつかないアディクトは、軽量オールラウンダーというよりはエンデュランスレーサーに近い位置付けです。
しかし、27万円弱の105完成車で7.96kgと相応に軽量です。
30万円強のアルテグラ完成車両で7.74kg。
ドイツメーカー
FELT
ものづくりの国、ドイツのメーカー。
弱虫ペダルサイクリングチームが使用しているため、国内でも見かけます。
軽量オールラウンダーの枠に入るのはFRシリーズです。
トップモデルのFR FRDはフレーム635g(430mm:塗装・小物抜)・730g(510mm:同込)フォーク280gと超軽量です。
お値段はフレームセット59.8万円也。
現在、レンジの2番手に位置するモデルはFR5です。105完成車24万円台。
フレームは塗装小物込みで実測940g(シクロワイアード)と結構軽量です。
FOCUS
イザルコマックスが、軽量オールラウンダーにあたります。
日本専用としてリムブレーキモデルを残している模様。
フレームセット35.8万円、アルテdi2完成車56.8万円、デュラdi2完成車77.8万円です。
※フレームセットもdi2専用。
おそらく2019モデルの引き継ぎですが、2019モデルはフレーム735gです。
CANYOU
通販の雄、キャニオン。
中間マージンが入らないため、スペックに対する価格は非常に安いです。
モビスターチームに機材供給しており、個人的にはキンタナやバルベルデのイメージが強いです。
そんなキャニオンのオールラウンダーは"アルティメット"シリーズ。
CF EVO 10.0 SLは完成車5.67kgという数字を叩き出します。
お値段86.9万円。
普通にプロ選手が使っているCF SLX のアルテdi2完成車で46.9万円。
押しも押されもせぬ6.8kgです。
なお、フレームセットだと27.9万円です。
エアロハンドルとシートポストが付いて、1.78kg。
アルティメットシリーズの末弟、CF SLは、アルテ完成車が25.9万円、なんとこのお値段で7.0kg。
105仕様も18.9万円に対して7.5kgと超軽量です。
CORRATEC
ドロミテ(ヨーロッパの山岳に由来)は稀に見かけるようなイメージですが、このコラテックもドイツメーカーです。
日本展開で、オールラウンダーにあたるようなモデルはRTカーボン でしょうか。
RTカーボンの説明を見ると、"トップモデルCCT EVOを受け継ぐ…"と記載がありますが、CCT EVOなるモデルは日本サイトに掲載がありません。
RTカーボンは、105、アルテ、アルテdi2の展開。
値段はそれぞれ23.8万円、28.8万円、39.8万円で、重量は8.2kg、8.0kg、7.9kgとのこと。
CUBE
新興ドイツブランド。
トップレンジはエアロモデルの"ライトニング"と、エンデューロモデルの"アグリー"の2本立てです。
軽量ヒルクライムバイクという位置付けではありませんが、アグリーについてはc62sl (アルテdi2)が完成車46.8万円で7.6kgと、結構軽量です。
c62pro (アルテ)が完成車32.6万円で8kg。
ベルギーメーカー
リドレー
べルギーのメーカーです。
ヒルクライムに向くオールラウンダーは、ヘリウムシリーズ。
トップモデルはヘリウムSLXです。
フレームセット36.5万円、フレーム750g(Mサイズ)、フォーク300gです。
2ndモデルはヘリウムX。
フレームセット24.3万円、フレーム900g、フォーク310gです。
十分以上に軽量と言えるでしょう。
エディメルクス
70年代最強の同名レーサーが立ち上げたブランドです。
現在では同じくベルギーメーカーのリドレー傘下。
トップモデルは「525」です。
フレームセット46.6万円、フレーム898g、フォーク387g。
2ndモデルの「サンレモ76」は、フレーム1000g、フォーク360g、専用シートポスト220gです。
アルテ完成車41万円。
3rdモデルの「ラパレド」で、フレーム1050g、フォーク390g。
フレームセット22万円台、アルテ完成車35万円台です。
スペインメーカー
BH
かのアルベルト・コンタドールがキャリア初期に駆っていたのが、ウルトラライトです。
現在のウルトラライトはフレームセット34.8万円、アルテ完成車54.8万円、アルテdi2完成車64.8万円。
重量は公式に記載されていませんが、エボがつくまえの2014年モデルでSサイズフレーム790g、フォーク305g。
2015年のエボの記事(サイスポ)に前作比-100g、完成車6.42kg(XS、ペダルレス)とあります。
フレームサイズにもよるでしょうが、重くとも700g台前半、フォーク300g程度のフレームだと思われます。
オルベア
オルカOMR がヒルクライムモデルです。
パワメ込みアルテ完成車で40.9万円と、非常にリーズナブルです。
なお、フレームセット30.9万円。